夜中にひどい寝汗で起きてしまった。寝汗がすごくて朝起きると、パジャマやシーツがびっちょり。上半身や下半身だけの寝汗がある…
この大量の寝汗ってもしかして病気?
実際、私が夜中に異常に汗をかいてしまうようになったので、今回は寝汗がひどくなる原因と簡単にできる寝汗対策を調べました。
また、寝汗で病院を受診した方がいい場合の「疾患別セルフチェック」もあります。
当てはまる症状はないかチェックしてみてください!
目次
寝汗がひどいのは何故?
起きている時はそこまで汗をかかないのに、妊娠後期に入ってからというものの寝ていると凄い汗をかきます。
着替えなければビショビショって程ではありませんが、パジャマや下着はもちろん、シーツや掛け布団までジットリ湿るくらい!
起きると冷たく感じるほどで、かなり不快です(>_<)
その度に着替えたいところですが、24時間ウテメリン点滴の管理入院中では、着替えることもままなりません。
なんとかしたいところですが、そもそも寝汗って何故かくのでしょうか?
なぜ寝汗をかくの?
睡眠の役割のひとつに、脳を冷やして休ませるというものがあり、睡眠時に自律神経の体温調節機能が働き、体温を1℃程度下げる仕組みになっています。
- 寝室の温度
- 寝ている時の服装
- 就寝環境 などで異なる
このように寝汗は誰でもかいているので、寝汗があること自体は問題ありません。
睡眠中の汗の役割
睡眠中の汗の重要な役割は「体温調節」です。
就寝時に汗をかき、体温を下げることで、良質な睡眠を取ることができます。
しかし朝起きた時や不快な寝汗で目が覚めた時に、パジャマやシーツがぐっしょりしていると「疲労が限界に近づいているサイン」ということが考えられます。
寝汗がひどくなる原因は?
一般的な寝汗の原因は大きく分けて「温熱性」と「精神性」があります。
もちろん原因がはっきりわからないこともあるので、まずは自己チェックから受診する科を決め、場合によっては複数の科を受診する必要があります。
温熱性の寝汗
身体は炎症があると熱を持ちます。汗以外の症状で、気になるものがないか確認してください。
- 食欲がない
- 熱がある
- せきが出る
- 脈拍が速い
➡ 感染症や内分泌疾患、その他の様々な病気
このような場合は、内科で問診や診察、血液検査などで総合的な診察を受けましょう。
また降圧剤、抗うつ薬、解熱鎮痛剤などを服薬をしていると寝汗の原因になることもあるそうなので、その場合は主治医に一度相談してみるといいと思います。
風邪の初期症状の場合も
ふだん寝汗をあまりかかない人が、ある日突然大量の寝汗をかいたら風邪の可能性があります。
風邪の熱が下がったときなどに汗が大量に出ることがありますが、これは一過性で、正常な生理現象なので特に心配はありません。
精神性の寝汗
寝汗の原因で最も多いのがストレスといわれていて、精神的な不調が寝汗につながります。
他に気になる病気の症状がない場合はストレスが原因かもしれません。
- 過度なストレス
- 疲労の蓄積
- こわい夢を見た
- 夜更かし
上記のようなことでも寝汗がひどくなります。
普段のストレスが強いと自律神経のバランスが乱れ、就寝中の体温調節がうまくできなくなるために起こると考えられているので、思い当たる節がないか振り返ってみましょう。
精神的な不調の場合は、心療内科や精神科の受診になります。
アルコールも寝汗の原因に
またストレス解消のため、就寝前などにアルコールをたくさん飲むのも寝汗の原因になります。
飲酒後2〜3時間すると、体内でアルコールを分解する際に発生したアセトアルデヒドを汗や尿として排出しようとする働きが起こるせいだと言われています。
過度のアルコールは内臓にもよくありません。
まずはストレスの原因を突き止め、自分に合ったストレス解消法を見つけることも大切です。
生活習慣の乱れも寝汗の原因になる
ストレス・疲労・お酒の飲み過ぎ以外にも、生活習慣の乱れでも寝汗が増えることがあります。
- ダイエットや偏食などで栄養不足
- カフェインなど刺激物の摂取
- 冷たい飲み物のとり過ぎ
- 薄着など体を冷やす生活習慣
➡ 胃腸機能の低下、ホルモンバランスが乱れる ➡ 寝汗が増える
身体の冷えはホルモンバランスにも悪影響を与えます。
飲み物は常温を心がけ、食事も体が温まるものを意識して摂るといいでしょう。
妊娠中に寝汗が大量に出る理由は?
妊娠後期に入り、眠りづわりがひどくて、今日も気がつくと夕方のシャワーの時間になっていました。
毎朝の健診がいつもより遅かったため、よけい良く寝てしまいました。
(ちなみに妊娠29wで子宮頸管長は、2.2cm ^^;;)
双子妊娠のため、すでにお腹が大きくてシャワーだけで一仕事。
疲れて横になっていると、いつの間にか夜ごはんの時間という。。。(´-∀-`;)
眠りづわりについてはこちら。
寝汗で全身じっとりする原因
切迫早産で管理入院中のため、本当に寝てるか食べてるか横になっているかという生活なのに、毎日だるくてツライ原因のひとつである寝汗。
寝汗の原因として、ホルモンバランスが考えられます。
生理中は基礎体温が0.5℃前後上昇するため、女性ホルモンの働きで体温が高くなり、寝汗を多くかくことがあります。
更年期のホルモンバランスの乱れで寝汗をかくことも。
妊娠中のマイナートラブルについてはこちら。
妊娠中はプロゲステロンの影響で寝汗が増える
妊娠初期にも同じように、妊娠を維持するために黄体ホルモン(プロゲステロン)が増加するため、体温が上昇します。
妊娠後期や臨月にも同様で、初期のみの寝汗・後期のみの寝汗・初期と後期に両方など、寝汗が増える時期も人それぞれで、突然寝汗をかきやすくなる方もいます。
ある程度であれば、妊娠中の正常な反応なので心配しすぎる必要はないようです。
妊娠の影響で体表面からの熱放散が多くなったり、ホルモンの影響によって新陳代謝が活発になったりします。
そのせいで汗の量が増え、寝汗をかきやすくなっているのでしょう。
とくに、乳房や乳腺の発達によって血流量が増える胸の周辺にたくさん汗をかくこともあります。
妊娠による体の変化や現れる症状は人それぞれですが、妊娠経過に問題がなければ、衣類や寝具、お部屋の温度などを工夫しながら少し様子を見ていきましょう。
妊娠中のマイナートラブルについてはこちら。
妊娠中の寝汗で受診する目安
寝汗の他に、吐き気や下腹部痛なども併発して辛い場合には、病院を受診した方がいいようです。
特に後期は、妊娠中毒症の症状(高血圧やむくみなど)で体温が上昇している可能性もあるので、そういった症状が見られた場合は担当医と相談する必要があります。
ちなみに産後の寝汗も、ホルモンが大きく関係しているそうです。
妊娠中・出産後の身体は代謝も良いので汗もかきやすく、産後はまだホルモンバランスが乱れがち。
徐々に沈静化していくはずなので、焦らず、心配しすぎてストレスをためないように気をつけましょう。
妊娠中の下腹部痛は便秘かも?
ホルモンバランスやストレスに関連する寝汗の原因とは
このように寝汗の原因に大きく関わっているのが、ストレスやホルモンバランスです。
場合によっては以下のような疾患が考えられます。
寝汗の原因にもなる自律神経失調症
自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、身心に不調が起きる病気が自律神経失調症です。
ストレスが溜まっていたり、生活サイクルにが乱れると、自律神経も乱れやすくなります。
就寝時に体温調節しているのは自律神経のため、自律神経が乱れると寝汗が酷くなる場合も。
- 起きた時に疲れている
- 微熱が出やすい
- 慢性的な疲労がある
- 肩こりや吐き気がある
- 動悸、めまい、片頭痛、耳鳴りなどの症状
- イライラ、情緒不安定 など
上記のような症状で、病院で検査をしても他の器官に異常がない場合は、自律神経失調症が考えられます。
自律神経失調症の対策とは?
交感神経と副交感神経のバランスを整えること。
自律神経の乱れの原因となるストレスを減らすのが一番です。 (それが一番難しいですが…)
規則正しい生活を心がけ、ストレスへの抵抗力を高め、リラックス出来る時間を意識的に持つようにしましょう。
症状が重い場合は、精神科や心療内科の受診が必要になります。
バセドウ病の甲状腺ホルモンが寝汗の原因かも?
バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、甲状腺機能が亢進する病気です。
バセドウ病では特殊な「抗体」が作られ、これが甲状腺を刺激して、過剰に甲状腺ホルモンを分泌させてしまいます。
バセドウ病は男性より女性に多く、200~500人に1人くらいがかかっています。
このようにバセドウ病は首にある甲状腺ホルモンがたくさん出てしまい、新陳代謝が活発になりすぎて体が消耗してしまう病気です。
それに伴い体温が上昇するため、汗もかきやすくなります。
男女の比率は男性1人に対して女性5~6人程度で、女性の方がなりやすい疾患になります。
- 首が腫れる
- 動悸・頻脈が起こる
- 手足が震える
- 暑がる、微熱がある
- 体重が減少する
- イライラや躁鬱の症状がある
- 疲れやすい
- 汗が異常に多い
- 眠れない など
バセドウ病が疑われる場合は、受診して治療を受ける必要があります。
血液検査や超音波検査、核医学検査などで診断を受けた後、薬や手術で治療できるので、早い段階で受診しましょう。
ホルモンバランスやストレスによる寝汗の改善法
妊娠や生理中によるホルモンバランスの乱れであれば一時的ですが、日頃のストレスは寝汗への影響だけでなく、妊娠中の胎児の成長や生理痛のひどさにも影響を与えます。
ストレス・ホルモンバランス・自律神経は密接なつながりがあり、ストレスが増えればホルモンバランスや自律神経が乱れます。
寝汗の改善として、生活習慣を整え、ストレスを溜めないように心がけることは、その他の不調の解消にも役立つでしょう。
ストレスを溜めないようにするは?
寝汗対策として一番重要なのは、ストレスを取り除くことです。
ストレスを取り除くには、英気を養うこと・ストレス耐性を付けることが必要です。
人間は身体が健康でいないことには英気を養えません。
基本的な「食事・運動・睡眠」が適切に取れていることが健康の源になり、ホルモンバランスを整えることにもつながります。
生活のリズムを整える
毎日の生活リズムが安定していないと、体内時計が狂ってしまい自律神経が安定しにくくなるそうです。
休日だからと言って、夜更かしする・朝寝坊するといったことは身体の健康にはよくありません。
毎日できる限り同じ時間に食事・睡眠をとることで、体内時計が正確になり、ストレスが溜まりにくくなるという効果もあります。
ストレス耐性のつけ方についてはこちら。
寝汗改善のストレス対策① 健康的な食事
健康的な食事とは、以下のような栄養のバランスが取れた食事になります。
- 糖質(炭水化物)
- 脂質
- タンパク質
- 食物繊維
- ビタミン
- ミネラル
現代の食事は糖質・脂質が多く、ビタミン・ミネラルが不足していると言われています。
3食の食事の中で、以下を意識するようにしましょう。
- 減塩を意識する
- 糖質を控えめに
- 食物繊維・ビタミン・ミネラルを摂る
- アルコールを摂りすぎない
- 朝はしっかり、夜は控えめに
食事制限をするダイエットはせず、栄養素をバランス良く摂る食事を心がけることで、ホルモンバランスも整えられると言われています。
妊娠中の食事についてはこちら。
寝汗改善のストレス対策② 適度な運動
適度な運動をすることで、セロトニンの分泌や冷えの解消、良質な睡眠に繋がります。
- ウォーキング
- ジョギング
- サイクリング
- 水泳 など
しかし本格的な運動をいきなり始めるのは難しいと思います。
その場合は、1回15分でもいいので歩く時間を確保するべく、通勤時の自宅までの道のりを遠回りする・散歩を日課にするなどから始めましょう。
また一定のリズムで行う呼吸法や、深呼吸でもいいそうです。
朝晩に5分程度のストレッチなど、日常に取り入れやすいことから運動の習慣を作ることが大切です。
妊娠中にも関わる子宮の冷えについてはこちら。
寝汗改善のストレス対策③ 良質な睡眠
良質な睡眠には、布団に入るまでの過ごし方にもポイントがあります。
就寝前のアルコールやカフェインは控えたり、就寝前は静かに過ごして、副交感神経を優位にするようにして、眠りの質を下げないようにすることも大切です。
また、寝るときのストレスを軽減するのに効果的なものに入浴があります。
シャワーばかりに依存せず、毎日お風呂にゆっくり浸かることで、自律神経が安定してリラックスできます。
入浴後すぐに寝ない
入浴は寝る2~3時間前にすませておくと、体温調節もスムーズに行えて、入眠時間も短くなります。
入浴してすぐに寝るつもりで布団に入ると、身体全体の温度がまだ高い状態なので、寝つくのに時間がかかるうえに、脳の温度を下げようと寝汗が増えることが考えられます。
入浴後は1時間ほど時間を置き、(エアコンに頼らず)自然に脳温を下げてから寝るといいそうです。
妊娠中の睡眠についてはこちら。
寝汗で考えられるその他の病気とは?
以下のセルフチェックを行って、気になる症状があった場合は病院で検査を受けてくださいね。
寝汗の症状もある病気① 結核
結核とは、結核菌が肺に感染して起こる病気で、肺以外にもリンパ節、腸、骨などにも感染するとされています。
人から空気感染、飛沫核感染などでうつり、ストレスや不規則な生活をしていると発病しやすいといわれています。
- タンが出る
- 咳が長引く
- 倦怠感
- 微熱が長引く など
風邪のような症状が長引き、動悸、胸の痛み、血痰、ひどい寝汗などが特徴的な症状です。
最初は風邪と診断され、症状が改善せずに判明することが多いようです。
診断は、X線撮影、菌の検査などで行われています。診断は、X線撮影・血液検査などで行われ、主に薬物治療になります。重症の場合は入院や稀に手術が行われることも。
寝汗の症状もある病気② 関節リウマチ
関節リウマチとは、関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されてしまう病気です。悪化すると、関節が変形してしまうことも。
- 朝起きると、関節がこわばっている
- 起きてから30~1時間で普段通りに戻る
- 左右両方の関節が同じように動かしにくい
- 特に手足の関節に症状が多い
- 痛む関節が腫れて、触ると熱っぽい
- 関節を動かさなくても痛い など
朝起きた時に関節がこわばるのは、寝ている間に炎症を引き起こす物質が関節にたまるのが原因で、リウマチの特徴になります。
ひどい寝汗や怠さ・疲れやすさ、抑鬱などといった全身症状も伴う場合は、必ず受診してください。
問診・触診、血液検査、X線検査、関節超音波検査などで診断を受けます。
特に早期のリウマチには関節超音波検査が有効なので、受けられる医療機関を探してから行くといいでしょう。
寝汗の症状もある病気③ 肝機能が低下
肝機能が低下すると自律神経の機能も低下するため、寝汗もかきやすくなります。肝臓は沈黙の臓器と言われ、自覚した時には慢性化して元に戻らなくなってしまうことも。
急性肝炎では、毒素が溜まり、汗がアンモニア臭くなったり疲れやすくなるので、汗臭さが気になったら検査を受けて肝機能をチェックしてください。
- 皮膚や目が黄色い(黄疸)
- 尿の色が濃い
- だるい
- 食欲がない
- 吐き気がする
- むくむ
- 腹が張る など
肝機能障害の原因には、アルコールや肥満のほかに、肝炎ウイルスが肝機能障害を起こしている可能性もあるので、専門機関での診察と検査が必要です。
肝炎の診断のためには、まずは血液検査、病状が進んでいた場合は超音波検査やCT/MRIも行われます。
場合によっては、直径2〜3ミリの針を直接肝臓に刺し、肝臓組織の一部を採って、顕微鏡で観察する肝生検(通常1泊入院)をするケースも。
ウテメリンの副作用で肝機能が低下することもあります。
寝汗の症状もある病気④ 白血病、がん
白血病は血液の癌です。血液を作る造血幹細胞が癌になってしまう病気になります。
- 体重減少
- 慢性疲労・倦怠感
- 貧血
- 皮膚に内出血がみられる
- 寝汗が1ヵ月以上続く
- 微熱
- 38℃以上の高熱が、2週間以上続く
- 首や脇の下にしこりがある
急性ではなく、慢性骨髄性白血病や慢性リンパ性白血病の場合は、寝汗がひどくなることがあります。
着替えが必要になるくらいの寝汗に、貧血・体重減少を伴う場合、白血病や他の癌が見つかることも多いそうです。
白血病の診断は、問診、血液検査、骨髄検査など。
骨髄検査では、骨髄液を吸引する「骨髄穿刺(マルク)」や、骨髄の組織を採取する「骨髄生検」などで、骨髄中の細胞の数や種類、染色体や遺伝子の状態を確認します。
寝汗の症状もある病気⑤ 糖尿病
糖尿病は、インスリンが十分に働かずに血液中を流れるブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気です。
糖尿病の中でも、夜間に起こる無自覚性低血糖は命にかかわるともいわれています。
- 鮮明な夢、悪夢
- 頭痛、
- 感覚低下
- なかなか入眠できない
- 慢性疲労
- 躁鬱などの気分変動
- 熟睡できない
- 寝汗、寝具の湿り など
夜間低血糖が重症化すると、昏睡、発作、骨折や脱臼などの損傷、不整脈、心筋虚血、心筋梗塞、心不全、脳卒中、脳出血の原因とる可能性があります。
しかし糖尿病の初期は自覚症状がほとんどありません。
定期的に、血糖値やヘモグロビンA1c(エーワンシー)を検査することが必要です。
妊娠中の血糖値についてはこちら。
寝汗で病院を受診する目安は?
上記のように、怖い病気の場合もあるので、たかが寝汗とバカにしてはいけませんね。
ただ多くは懸念する症状いくつかの内のひとつに、寝汗があると言った感じです。
自身のバックグラウンドをよく見て、それが本当に放置していいものなのか、治療が必要なものかということを見極めることが重要です。
健康的な生活(食事・運動・睡眠・ストレスレス)を心がけても、2週間~1カ月にわたって、普段と違う症状がある場合は病院を受診しましょう。
その他の寝汗の対策とは?
寝汗だけで他に気になる症状のない場合は、 疲労などのストレス(それによる自律神経失調症)と、月経や妊娠によるホルモンバランス(妊娠中〜産後まで) が主な原因のようです。
正直、妊娠中の不快症状は全て「ホルモンバランスとストレスからくる自律神経失調症」で集約されている気がしてなりません。。。
あとは少しでも緩和するために、自分なりのリラックス方法や環境を整えることが重要!! ということでしょうか。
寝汗の対策① 質の高い睡眠
- 出来るだけ同じ時間に寝るようにする
- 睡眠時間を90分の倍数になるように意識する(4.5時間、6時間、7.5時間…)
- 寝る2時間前には入浴を済ませ、スマートフォンやPCから離れる
- 部屋の明かりは暗くして、外の騒音を遮断する
- 自分に合う枕やベットなどの寝具を使う
- 適度な運動で身体の自然な疲れがあると良い
入眠儀式を決める
なかなか眠れないタイプには、寝る前に行う「儀式」を毎夜行うことで入眠しやすくなると言われています。
なんでもいいのですが、継続して行うためにも、どこでもできる簡単なものがいいでしょう。
- 寝る前にコップ1杯の水を飲む
- アロマスプレーをかぐ
- 必ずパジャマに着替える
- マッサージをする
- 腹式呼吸や瞑想をする
自律神経を整える効果も!好きな香りを見つけよう

普段寝つきが悪いのですが、この香りのおかげでいつの間にか寝てしまったようです。
とても気に入ったので、使い切ったらまたリピートします。
アロマテラピーでは、女性ホルモンと似た働きをする精油(ゼラニウム、イランイランなど)があり、ホルモンバランスを整えることもできます。
ハンカチなどに好きな香りの精油をたらして、枕元から少し離れたところに置いておくだけでも効果を発揮します。
安眠におすすめのアロマは、ラベンダー、スイートオレンジ、ベルガモット、プチグレンなどです。
寝汗の対策② 寝汗におすすめの布団
身体を冷やさないようにと、毛布や布団を何枚も重ね掛けしていることも寝汗の原因になります。
寝具のカバー素材には、吸水性・吸放湿性・通気性・耐久性を重視して選ぶといいそうです。
1. 麻(リネン・ラミー)
麻も吸水性、吸放湿性、通気性に優れているので、寝汗をかいてもベタベタしにくく気持ちよく眠れます。さらに、麻は天然繊維で最も強度が高く、頻繁な洗濯にも向いています。独特の肌触りは好みがわかれます。
2. テンセル
吸水性、吸放湿性に優れ、汗を良く吸い発散するので、さらっと快適です。さらに、肌触りがシルクのようになめらかで気持ち良く眠れる。毛羽立ちやすいですが、シルクのような扱いにくさはありません。
3. 綿(コットン)
麻ほどではありませんが、綿も吸水性、吸湿性、通気性に優れています。強度もあるので、頻繁な洗濯でも問題ありません。縮みやすくしわになりやすい嫌いがあります。
ベッドや枕の上にタオルを敷いたりするのも1つの方法ですね。
汗をゼロ秒吸収、即発散する快眠シーツ!

もっと早くにこちらのシーツに出会いたかったと思わせてくれるぐらい、良いです!!
いつも子どもが汗だくで寝ていたのですが、こちらは汗が出てもサラッと吸収してくれ、夜中に起きることも無く、助かっています。
快適な眠りのためには、かいた寝汗の蒸発を促すことです。
こちらは安心の日本製で、無添加ガーゼのシーツは、冬は暖かく夏はサラサラに保ってくれるので、一年中快適に眠ることが出来ますね^^
寝汗の対策③ 就寝時の服装
寝るときは汗を吸収しやすく、速乾性のある素材を選ぶことがおすすめです。
吸湿性の悪いパジャマだと、特に問題のない量の寝汗(コップ1杯程度)ですら吸収することができずに、夜中に目を覚ますこともあります。
- 汗の吸収性が高い素材(綿、シルク、タオル生地、ガーゼ生地など)
- 身体を締めつけずに、ゆったり着られるサイズ
スエットやジャージなどの部屋着のままでは、給水性も悪くリラックスできないのでおすすめしません。
またフリース生地はあたたかいですが、身体に熱をこもらせてしまうので就寝時には避けた方がよいそうです。
吸汗・速乾性に優れた機能素材を使用したパジャマは、汗に特化しているので暑い夜も快適に過ごせます。
汗をゼロ秒吸収、即発散する快眠パジャマ!

結果、大変満足しています。
私はかなり寝汗をかくのですが、このパジャマは熱や湿気がこもりにくく、洗ってもすぐ乾きますし、洗うほどに肌触りの良さが増します。
お風呂後にこれを着ると、何ともいえず優しく包まれて幸せな気持ちになります。大事に着たいです。
先ほどご紹介したシーツと同じブランドになります。
天然素材のガーゼで、蒸れずに体温調節ができるので寝汗がひどい方におすすめのパジャマです。
男女兼用デザインなので、カップルや家族で着用するのもいいですね^^
寝汗の対策④ 体温調節グッズを使用する
夏場で暑くて汗がべたべたする場合は、ジェルマットや氷枕で一時的に体温を下げたり、時間を決めて使用することもおすすめです。
人は眠る時に体温を下げようとするので、この体の働きを寝具などで補助してあげることで、寝汗の軽減が期待できます。
枕などの寝具をひんやり感のある素材のものにするのもいいですね。

洗えるまくらも一緒に購入。届いたその日から塩まくらと一緒に使いました。
朝までぐっすり。
塩まくらはひんやりして、気持ちよかったです。肩こり、偏頭痛もちなので、塩まくらに期待してます。
塩には保冷効果があり、その性質を利用したこちらの塩まくらは、塩が身体の熱を吸収し、頭部を穏やかに冷やす効果があります。
塩まくらを枕の上に置いて眠るだけで、ひんやりと心地よく、睡眠の質が上がるそうです。
通常の枕の上にのせて使うタイプになるので、試してみる価値はありますね^^
寝汗の対策⑤ 室内環境を整える
室内の温度や湿度を調整することで、寝汗をかきにくくすることもできます。
- 夏季は 室温26℃
- 冬季は 室温16~19℃
- 湿度は常に50~60%
このような環境で寝ることができれば、寝汗も必要以上にかくこともなくなるはずです。
冷風が直接当たると体調を崩しやすい
ただし、長時間エアコンをつけると身体の冷えや肌の乾燥につながるので注意が必要です。
エアコンをつけたまま寝ると、頭痛や身体のだるさなどが生じることも。
- 設定温度が低すぎる
- エアコンの冷風が直接当たっている
➡ 体温を奪われることで身体の不調につながる
最近のエアコンは、継続的に使用した方が電気料金がかからなかったり、睡眠中も快適な温度や風向を維持してくれる人工知能を搭載した高機能エアコンが主流になっています。
まだ動くからと古いエアコンを使っていると、電気代がかさんだり、体調不良になることも。
身体の負担にならないように適度に使用し、快適な睡眠を目指しましょう。
プロがおすすめする三菱のムーブアイはすごかった

中でもこの型ですと、お掃除するのも奥まで外せるし、冷風も「あたらない」設定ができ、とても快適です。
念願のエアコンついて熟睡できそうです。
「ムーブアイ mirA.I.」で使われている赤外線センサーは、人の手先や足先の温度が検知できるほど高精度で、360度回転するので、これまで検知できなかったエアコン設置面の壁や窓の温度変化までとらえることができます。
- 手先や足先の変化を細かく探知、人が寒いと感じているか、暑いと感じているかをとらえる
- 住宅性能の影響、朝昼夕夜などの日射熱の影響をデータを繰り返し取得し、人の体感温度を予測する
- 学習を繰り返すことで、少し先の未来の体感温度の変化まで予測できるので、先回りして温度・湿度・気流などを制御する
ここまで来たのね、日本のエアコン。。。
霧ヶ峰を寝室に選べば、快適な室内環境にならざるを得ませんね^^
寝汗の対策⑥ 水分補給を意識する
寝汗をかく人は、汗を抑えようとして寝る前の水分を控えたりします。
しかし寝る前にコップ1杯分の水を飲むだけで、汗がベタつかず蒸発も早くなるので、寝汗が気にならなくなることも。
特に妊娠中はお腹のなかの赤ちゃんのために普段よりも多くの水分が必要ですが、寝汗をたくさんかくと、体内の水分量が減ります。
定期的に水分補給を意識してとるようにして、脱水状態にならないように気をつけましょう。
一方、体内からは尿と便(平均1300mL)、皮膚からの蒸発(平均600mL)、呼吸(平均400mL)などで、知らず知らずのうちに一日に約2.3L以上の水を排出しています。
そのため、食事から補える平均水分量を差し引くと、一日に望ましい水の摂取量は約1.5L(300mLのペットボトルで5本分)
また寝汗で大量に発汗すると、水分と同時にミネラルも失われるため、起床後も水分とミネラルを補えるものを飲むようにしましょう。
ミネラルが不足すると、熱中症や足がつる原因にもなります。
特にアルギニンという成分が血管内の水分を増やしてくれるので、脱水対策にはおすすめです。
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安くて美味しいのでこれからも続けてみたいです。
まとめ
- 寝汗の原因①温熱性(一過性の風邪・寝汗以外の症状を伴うかくれた病気)
- 寝汗の原因①精神性(ストレス・ホルモンバランス・自律神経失調症)
- 一般的な寝汗を軽減させるには、規則正しい生活習慣(食事・運動・睡眠)によって、過度のストレスや疲労をなくす努力が必要
- 寝汗を防ぐ環境(服装・寝具・室内・水分)を整えることも大事
というおはなしでした。
寝汗の原因はストレスや疲労であることが多いようです。
管理入院してから途端にでき始めた吹き出物を数えて、日々落ち込んでいるというのに、ストレスをなくすなんて出来るのかな〜(;´・ω・)
私の場合は、入院中で食事バランスや生活サイクルなどは大丈夫だと思うので、自分がどうしたら病院内でもリラックスできるか頑張って考えたいと思います。。。
妊娠中の寝汗について
妊娠中の寝汗に関して言えば、ホルモンバランスの関係で妊娠初期・妊娠後期・臨月と寝汗が多くなるのは仕方がない事のようです。
身体には「半側発汗」という反射の一種で、身体の一部が圧迫されていると、圧迫側で発汗が抑制され、その反対側だけ汗をかくようになっています。
お腹が大きくなることで、背中が圧迫されて寝汗が多くなっていることも考えられますね(´-∀-`;)
ただ寝汗をかいてそのまま放っておくと、風邪を引いたり、身体が冷えてお腹の張りや足のむくみの原因になります。
お腹が大きくなると、夜中に着替えるのも一苦労だと思いますが、寝汗をかいたらタオルでこまめにふくだけでも違うそうです。
寝る前に、枕元にタオルや着替えを準備しておくといいかもしれませんね。
そして寝汗以外の症状もあって病気を心配する場合は、迷わず受診しましょう!