マタニティーブルーの愁いを感じさせる女性の写真です。
不妊治療に邁進していたときは、妊娠したら薔薇色の世界が待っているのかと思っていました。

でも素直に幸せを感じられたのは妊娠判定で陽性が出た日と、心拍が確認できた日くらいでしょうか。

その後に待ち受けていたのは、これ以上ないくらい不安に包まれた「妊娠うつ」「マタニティブルー」という名の暗黒期間の幕開けだったのです。

そこで今回のテーマは、妊娠・出産における妊婦のメンタルヘルスです。

「妊娠うつ」「マタニティブルー」になりやすいタイプや、その症状・原因・セルフチェック法・対処法など、実際に私が行って改善した方法も含めてまとめました。

鬱々したマタニティライフから抜け出せるヒントになればと思います。

目次

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マタニティブルーとは

  • 出産・妊娠に悲観的になる
  • 不安感が消えない
  • 急に涙が出たり、泣き出したりしてしまう
  • 何に対しても興味が持てず、憂うつ
  • 夜なかなか寝付けず、朝から疲労感が抜けない
  • 頭・首・肩が重くて、痛い

妊娠してから、このような症状で悩んでいる方は、もしかしたらマタニティーブルーになっているかもしれません。

マタニティーブルーになりやすいタイプ

①ホルモンバランスの影響を受けやすい人

  • 自律神経失調症
  • 月経前症候群(PMS)の症状がある
  • 生理が重い


気分の落ち込みにはホルモンバランスが大きく関わっています。

妊娠出産による揺らぎに影響を受けやすいタイプは、発症しやすいと言えます。


②ストレス耐性が弱い人

  • 若くして妊娠・出産した
  • 家族関係が気薄
  • 精神的な疾患を持っている


何かあった時に、話を聞いてくれる人や助けになってくれる人がいるだけでも、ストレスは軽減されます。

もともと精神的な病歴があると、妊娠出産のストレスに耐えきれずに、発症のリスクは上昇します。


③エネルギーの放出が多い人

  • 義務感が強い
  • 仕事熱心
  • ゼロか100かの思考(完璧主義)
  • 几帳面
  • 凝り性
  • 他人への配慮を重視
  • 常に良好な関係性を保とうとする


一生懸命な人が、その努力に見合うだけの結果が伴っているうちは回復もみられます。

しかし妊娠出産は努力だけではどうすることもできない面が大きく、思うように成果が出せない状況が生じると発症の危険が高まります。

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マタニティーブルー、妊娠うつの症状

以下は代表的な症状になります。

いくつ当てはまるかセルフチェックしてみて下さい。

 

妊娠うつセルフチェック① 憂うつ感

  • 気分が落ち込んでいる
  • 何事にも悲観的になる
  • 特に理由もなく気分が滅入る
  • 自己嫌悪に陥る
  • 気が沈んでしまう
  • 憂うつだ など

妊娠うつチェック② おっくう感

  • 気分転換する気にもならない
  • 好きだったこともしたくなくなる
  • 何事にも興味がもてない
  • 倦怠感がある
  • すぐに疲れてしまう
  • 何をするにもおっくうだ など


妊娠うつセルフチェック③ 焦り、不安感

  • イライラして落ち着きがない
  • 漠然とした不安感に見舞われる
  • 急に涙が出たり泣き出したりしてしまう
  • ささいなことで怒ったりしてしまう
  • 出産や育児に対する自信が持てず、不安でたまらない など

妊娠うつチェック④ 睡眠の変化

  • 朝早く目が覚めてしまう
  • 夜中に何度も目が覚めて眠れない
  • 寝つきが悪い など


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妊娠うつチェック⑤ 身体の不調

  • 頭痛
  • 肩・首が重い
  • めまい
  • 微熱
  • 吐き気
  • 下痢や便秘が続く など

妊娠うつセルフチェック⑥ 食欲・体重の変化

  • 食欲がない(拒食)
  • 食欲が急に増えた(過食)
  • 体重が減った
  • 体重が増えた

妊娠うつセルフチェック⑦ 疲労感

  • 疲労がとれない
  • 朝からぐったりと疲れきっている
  • 疲労感がぬけない など

妊娠うつセルフチェック⑧ 仕事や人付き合いの変化

  • 会社に行きたくない、遅刻や欠勤が増えた
  • 口数が減る、人との接触を避けるようになった
  • 否定的な考えや発言が増えた
  • 新聞やテレビ、お風呂など、日常的にしていたことが面倒に感じる
  • ミスや事故が増えた、効率や判断力の低下
  • 表情が暗い、元気がない、顔色が悪いと言われる など

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マタニティーブルーに気がつくことが大切

上記の「サイン」は、ひとつひとつ見れば誰しもが経験したことのあるものだと思います。

また妊娠初期はつわりもあるので、判断は難しいですが、マタニティーブルーや「うつ症状」の場合こうした症状が複数表れることが大半です。 

そして一時的な落ち込みだけでなく、一日中これらの症状に悩まされ、2週間以上「毎日」続く場合は、要注意。


「もしかしてマタニティーブルーかな?」

そう思った時は、まずその苦しい胸の内を誰か信頼のおける人に打ち明けましょう。

そしてもし聞く立場であるならば、このようなサインが出ている時に、むやみな励ましや非難は禁物です。

心配な気持ちを伝え、まずは「話を聴く」ことが大切です。

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マタニティーブルーになりやすい時期はいつ?

マタニティブルーは、妊娠中から出産後しばらくの間は、いつでも起こり得る可能性があります。

産前のマタニティブルーの時期

妊娠初期

妊娠が判明してから、妊娠継続に対する心配が大きい時期です。

胎盤が形成されることによるホルモンの変化によって、マタニティブルーが起こりやすいと言われています。

  • 切迫流産のリスクが高い
  • 早産の不安
  • つわり
  • 妊娠が予定外
  • 夫の無理解
  • 仕事や家事との両立

 

妊娠後期~臨月

妊婦健診が二週に一回になり、身体の変化が著しい期間で、急に産気づいたりしないかなど心配になる時期です。

  • お腹が大きくなることの物理的負荷
  • 赤ちゃんに圧迫されて胃や身体の不快感が続く
  • 心身の変化による寝不足
  • 後期つわり
  • 前期破水
  • 陣痛や出産への不安

 

産後のマタニティブルーの時期

出産後

妊娠中に増えていた女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)や副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が急に減少し、こうしたホルモン変化がマタニティブルーの原因の一つであるといわれています。

  • 育児の責任
  • 母親になることのプレッシャー
  • 体力が回復せずに病気になりやすい
  • 昼夜を問わない授乳などの赤ちゃんの世話
  • 赤ちゃんの世話をしながらの家事
  • 育ての良し悪しの不安感

 

マタニティーブルーと妊娠うつ・産後うつの違い

マタニティブルーは、一時的な心の揺らぎで自然に治ります。

しかし妊娠うつや産後うつは、放っておくと悪化の一途をたどる場合が多く、治療を要する病気であるため、専門家に相談することが必要になってきます。

症状の持続期間

目安になるのは、憂うつな気分や身体の不調が1カ月以上続いているかどうか。

マタニティブルーは、2~3週間、長くても1ヶ月以内に自然におさまります。

しかし妊娠うつや産後うつは、それ以上の長期にわたって症状の改善がない場合に診断されるのです。

また、産後うつの場合は、出産後すぐに起こるマタニティーブルーとは違い、出産後4週間以内~数か月経過後に生じやすく、症状も長引くといった特徴があります。

マタニティーブルーになると産後うつにもなりやすい

マタニティーブルーでエネルギーを消耗すると、「うつ」に陥りやすいと考えられています。

現在では、マタニティブルーは「産後うつの前段階」と捉えられているそうです。


生きていれば誰しも、心配事で寝付けなかったり、不快な出来事でやる気が出なかったり、ショックで食欲が落ちたりすることもあると思います。

例えそういったトラブルにあったとしても、人の持つ「自然治癒力」によって身体の傷が癒えていくのと同じように、ストレスは癒され、時間の経過と共に「記憶の更新機能」が働き、元気になっていくのが通常です。


しかし過度なストレスが加わることにより、脳に備わっているはずの回復機能システムに「不具合」が起きてしまうことがあります。

不具合が起きると、脳のエネルギーが足りなくなり、自然に回復することができなくなってしまうのです。

つまり「うつ」とは、脳のエネルギーが欠乏した状態といえますね。

妊娠うつ、産後うつにならないために

時間の経過とともに改善しない、あるいは悪化する場合には、自分一人で抱え込まないようにしましょう。

  • 気分の落ち込み(不安、イライラ、情緒不安定など)
  • 意欲の低下(食欲、睡眠欲、性欲など)
  • 身体的な異常


このような症状によって、仕事・家事・勉強など本来の社会的機能をうまくこなせなくなってきます。

そういった状態が長引いて、人との交際や趣味など日常生活全般への支障が大きくなると、「病気」としてとらえる事になるのです。

悪化すると児童虐待につながる可能性もはらんでいることから、早期での解決が望ましいと言えます。


ストレスは低体重児や早産の原因にもなります。


マタニティーブルーの原因

現在までの研究で分かっていることは「うつを引き起こす原因はひとつではない」ということです。

きっかけはあるにせよ、生活の中で起こるさまざまな要因が複雑に結びついて発症してしまうと考えられています。

マタニティブルーの原因は、主に次の4つが挙げられます。

妊娠・産後うつの原因① ホルモンバランスの乱れ

妊娠~臨月

  • エストロゲン…妊娠を維持する
  • プロゲステロン…妊娠を維持する
  • リラキシン…骨盤を緩める


産褥期(産後)

  • 上記のホルモンの分泌が急激に減る
  • プロラクチン…母乳を出す

このような急激なホルモンバランスの変化が精神状態にも影響し、マタニティブルーの原因となっていると考えられています。

妊娠・産後うつの原因② 体調不良・睡眠不足

妊娠~臨月

  • つわり(初期・後期)
  • マイナートラブル
  • 赤ちゃんが大きくなって内臓が圧迫される(胃腸の不調、便秘)
  • 腰痛・むくみ
  • お腹の重さ、体形の変化



産褥期(産後)

  • 出産のダメージで、体力が回復しない
  • 免疫が落ちて病気になりやすい
  • 虚弱状態
  • 後陣痛、悪露(おろ)
  • 定期的な授乳や慣れない育児


このように、妊娠出産で女性の身体は心身ともに、嵐のごとく変化します。

加えて、上記の体調不良からくる慢性的な睡眠不足など、不健康要因が重なることが影響していると考えられています。

妊娠・産後うつの原因③ 出産への不安・孤独

妊娠~臨月

  • 赤ちゃんが無事に育っているか
  • 陣痛や出産は大丈夫か
  • 妊婦健診の負担
  • 夫や周囲の無理解


産褥期(産後)

  • 育児の不安
  • 思うように外出できない
  • 社会(職場)からの孤立
  • 夫や周囲の協力不足



妊娠や出産は、個人差が大きく、一概にこうだとは言えません。

他人との比較や、周囲からの配慮のない物言いで、プレッシャーを感じたり、イライラしたり傷ついたり。。。

誰も理解してくれない! と言った孤独感や、将来の不安、変化することへの焦りなどがマタニティブルーの一因となると言われています。


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妊娠・産後うつの原因④ 性格傾向、遺伝的要因

マタニティブルーは、誰でもなり得るものです。

特に、生真面目・責任感が強い・心配性・完璧主義者といった人はマタニティブルーになりやすくいと言われています。

うつ病の発症に遺伝子が関わっているかどうかは、まだ明確にはなっていませんが、親やきょうだいにうつ病になった経歴がある人がいると発症率が高いことがわかっています。

そのため、複数の遺伝子が関与して「うつ病に対するかかりやすさ」(脆弱性)が遺伝する、うつ病になりやすい体質があると考えられています。

うつは脳の病気

うつは、脳内の神経細胞の情報伝達にトラブルが生じている結果といわれています。

前述のさまざまな要因によって、「神経伝達物質」の機能が低下し、情報の伝達がうまくいかなくなることで、うつの症状が起きると考えられています。

神経伝達物質とは
生物の脳を構成する神経細胞(ニューロン)で生産され、神経細胞の「興奮」や「抑制」を他の神経細胞に伝達する物質のこと。
アセチルコリン・ペプチド・エフェドリンなど。


神経伝達物質のなかでも「セロトニン」や「ノルアドレナリン」「ドーパミン」といわれるものは、人の感情に関する情報を伝達する物質であることが分かってきました。

これらの神経伝達物質がバランスよくはたらくことにより、脳の機能は健全に保たれるのですが、うつ病ではこれらの物質が減少し、喜怒哀楽といった心の機能(意思や感情)のコントロールができなくなってしまうのです。


つまり、「うつ」は神経伝達物質の不調が招く「脳の病気」でもあるということが言えます。

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「発酵大麦エキス」とは、麦焼酎の醸造過程で作られる「発酵産物」から有効成分を抽出したエキス。

神経伝達物質の機能改善に効果があるとされています。

大麦のたんぱく質が麹菌の酵素で分解されており、アミノ酸やペプチド、クエン酸、オリゴ糖、ポリフェノールといった成分を含む栄養価の高い天然食品素材なので、妊娠中も安心です。


セロトアルファはビジネス情報誌でも「メンタルヘルスケアにおすすめできるサプリ」として紹介もされています。


妊娠うつ・産後うつになってしまってからでは、気力や努力や気の持ちようで何とかなるものではありません。

このようなサプリで重症化する前に踏みとどまれるといいですね。

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マタニティブルーの予防・対処法

マタニティブルーは、病気ではなく「心」が不調な状態です。

そのため、無理に治そうとしてもどうにもならない場合が多く、それによってさらに落ち込んでしまうことも考えられます。

「うつ」になってしまう前に、マタニティーブルーの重症化を防ぐには、まず自分で「今は妊娠・出産で一番辛い時期だ」「少しぐらい泣き言いって甘えてもいいんだ」と考えられるようになることが第一です。


その渦中にいると暗いトンネルの中にいるようですが、影響が強い期間が過ぎ去るのを静かに待つだけでも、快方に向かうケースが大半です。

まずはマタニティブルーであることを自覚して、少しでも気持ちを楽にすること。

以下では、そのために有効な方法をまとめました。

妊婦メンタル改善法① 話す

女性は話すことで情報を整理し、ストレスを解消する生き物です。

情緒不安定な今の状況を率直に相談できれば、相手は誰でもいいし、方法も何でもOK!

妊娠や出産の不安や苦労は、経験者であれば共有できる面が必ずあります。

  • 家族や友人
  • 職場や近所の先輩ママ
  • 助産師・保育士さん
  • ママが集まる情報サイト
  • 市町村による電話相談
  • プレママが集まる催し


身近な人の方が話しやすい方もいれば、全く知らない人の方が相談しやすかったり、妊娠出産にかかわるプロに話しを聞いてもらう方が安心できる場合もあるでしょう。

まずは「不安」「つらい」という気持ちを吐き出すことが大切です。

パートナーの理解を得る

妊娠中や産後に、夫の無理解や無関心で、イライラしたり将来が不安になる方もいるかもしれません

そのような場合は、そこで諦めたり、ヒステリックに怒ったり泣くのではなく、理解を得られるように頑張ってみましょう。

  • 自分の気持ちを順序立てて話す
  • 感じた時にその場で「つらい、不安だ」と伝える
  • 妊婦健診に一緒に行く
  • 育児書や育児サイトを見てもらう
  • 胎動を感じてもらう


男性には怒ったり泣いたりしているだけでは「全く」伝わらないのです。

汲み取ってくれるのを期待するのではなく、どうしてほしいのかをきちんと伝えましょう。

妊娠中に「当事者意識」をしっかりと持てるように意識改革をさせることで、産後の協力も得やすくなる効果も期待できます。



男女の違いについてはこちら。


妊婦メンタル改善法② 我慢しない、休養を十分にとる

ママはいち早く「親の自覚」を持ちます。

妊娠中は自分一人の身体ではないと考え、必要以上に課題や制限をかけて、我慢を重ねている方も多いと思います。

 

  • 栄養管理
  • 体重管理
  • 胎教
  • 行動範囲の縮小
  • 休職
  • 自宅安静
  • ウテメリン服用(子宮収縮抑制剤)

 

本当に皆さん頑張っています。

しかし時には、我慢せずに気分を開放することもマタニティブルーの解消に効果的です。


ヒトは、傷ついた部分をあまり使わないようにすることで、自然と治癒していく力を持っています。

使いすぎてしまった脳や心をしっかり休ませるということが治療の基本といえます。

自宅療養をしていても、きょうだいがいて休めない、家族に申し訳ない気持ちが先に立って落ち着かない、というような場合には、軽症であっても一時的に入院する方がよいこともあります。

 

家事や仕事をしない

たまには何もしない日を作りましょう。

もし本当に消耗してるのならば、回復できるまで家事を休んでもいいのです。

そんな時は、少し奮発をして宅配サービスや掃除サービスなどの利用を検討してもいいでしょう。

ママのメンタルはお金では買えませんし、妊娠・出産の先には、ノンストップの乳児育児が待っています。

改善できる時にしっかりと改善して、ママが笑顔でいることが、結局は赤ちゃんや家族の幸せにつながるのです。



家事代行サービスについてはこちらに詳しく載せています。


ふだんは禁止していることを解禁!

妊娠してからは、生クリームやチョコなどの高カロリーなスイーツなど大好きだったものを我慢している方も多いのではないでしょうか。

妊娠高血圧症候群のリスクには注意しなければいけませんが
、たまに「好きなものを好きな時に食べる」だけでも気分転換になります。

  • ちょっとお高いレストランで食事
  • デザートビュッフェで糖分補給
  • ノンアルコールカクテルで夜遊び
  • 美容院に行ってイメチェン
  • エステやスパでリフレッシュ
  • コンサートに行く
  • 映画を見て思い切り泣く


日本では我慢は美徳とされますが、ホルモンの波にもまれる妊婦には、いかにメンタルを保つかの方がずっと大事!

時には息抜きも必要です。

パートナーやお友達と思いっきりはしゃいだり、一人になって
感情を発散させることもおすすめです。


妊娠中のおやつについてはこちら。


気分転換に軽い運動をする

妊娠中でも、切迫症状がなければ、身体に負担のかからない軽い運動もいいですね。

  • マタニティヨガ
  • マタニティスイミング
  • 軽いウォーキング
  • ストレッチ
  • 妊婦体操


運動をすることで全身の血流が上がり、脳内のホルモンも活発化する効果が期待できます。

自宅安静や管理入院中であれば、朝一番に朝日を浴びながらの深呼吸だけでも、気分がすっきりすると思います。


血流改善の効果についてはこちら。


妊婦メンタル改善法③ うつに効くサプリを試す

妊娠中は赤ちゃんへの影響を考えて、うつの投薬治療は避けることが多いです。

そのため、妊娠中に安心な天然サプリでの改善がおすすめです。



このサプリの主な原材料の「低分子水溶性キチンキトサン」は精神科領域にも効果があるとされている成分です。

低分子水溶性キチンキトサンとは、カニやえびなどの甲殻類の殻に含まれるキチンという物質を精製処理したもの。

水溶性のため、体内への吸収率が良く、臭いも無いのが特徴です。

低分子水溶性キチンキトサンの薬理作用

水溶性低分子キトサンが自律神経系に働きかけ、副交感神経を優位にすることで、精神的によい効果が得られるといわれています。

その他にも様々な作用があると考えられています。

 

  1. 血圧降下
  2. 代謝促進
  3. 細胞の活性化
  4. 免疫力を高める
  5. 糖上昇を抑える
  6. 抗癌・癌転移の阻止
  7. 体全体の機能を高める
  8. コレステロール吸収抑制と調整
  9. 発癌物質・放射性物質・貴金属類の排出
  10. 精神科領域への改善効果


特許取得のメンタルケアサプリ【ヌーススピリッツ】 は、「キレる・イライラする」など衝動性疾患の改善剤として日本国内や米国でも用途特許を取得しています。

キトサンの持つ心とメンタル面の不調改善に最適な機能性を発見した精神科医との共同開発によって誕生したサプリメントが【ヌーススピリッツ】なのです。


妊娠中のイライラにも効果的で、続けることで穏やかになれるとの声も。

驚くほど効きました
フルタイム勤務と育児に追われ、毎日イライラが最高潮でした。

ジュースをこぼされたり、粗相をされたりすると、叫ぶほどキレたりして、もう自分でもどうしていいかわからないくらいの状態でした。

そんな時にこのサプリメントを見つけ、評判もよさそうなので、試してみたところ、驚くほど効果がありました。

即効性もあり、今では、理想の母親でいれています。感謝しかありません。
女性購入者
  • 妊娠、授乳中でも安心して飲める天然の原材料(幼児も服用可)
  • 重金属や有害物質などを体外へ排出する作用があるので、妊娠中は特におすすめ
  • 飲み過ぎの影響もなく、効果や疲れの度合いによって増量してOK


早い方は1日4~6カプセルの服用を1~4週間くらいで変化を感じるようです。

ストレスの感じ方には個人差があるため、効果の体感まで3ヶ月ほどの継続が推奨されています。

マタニティーブルーがつらい場合は、ぜひ試してみてください!

妊婦メンタル改善法④ プロに相談する

マタニティブルーは一時的とはいえ、うつ状態にまで発展すると心身に影響を及ぼすので、心配な場合は医師に相談しましょう。

特に妊娠中や授乳中は、市販の薬などは飲めません。

投薬が必要な場合も、まずは産婦人科のプロである医師の診断を受けましょう。

市の助産師や看護師に相談する

ほとんどの都道府県や市町村には、妊婦さんのための相談窓口「妊婦ホットライン」を設置しています。(各自治体で受付日や受付時間などは異なる)

お住まいの地域の妊婦ホットラインは、厚生労働省の全国の女性健康支援センターの一覧で確認できます。

 

  • 基本的に無料
  • 看護師、助産師、医師などの専門家が答える
  • 電話、メール、面接など手段は様々


妊娠・出産に関しての相談であれば、メンタル面でのサポートもしてくれるので、気軽に利用しましょう。

    カウンセリングを受ける

    妊娠・出産をどうにか乗り越えても、子育て中にママが心身ともに追い詰められる時期は必ずあります。

    同じような状況の中で、「うつ」が再燃・再発しないように、自分の思考パターン・行動パターンを見直すということとも必要になってきます。

    • 「全か無か」でしか考えられない
    • 物事のマイナス面ばかりを見る
    • 劣等感が強い
    • 自責的
    • 悲観的

     

    こういった傾向が強いと、うつ病になりやすいといえます。

    ストレスにさらされた時に、簡単にポキッと折れてしまわない「しなやかに生きる力」を得るために、プロのアドバイスをもらいながら自分の問題点を見つめなおすことが重要です。

    相談する際は、その内容を整理する必要はありません。

    混乱しているならば、思いつく端から上げていけばいいので、ありのままの現状を知ってもらうことが大切です。



    助産師外来もオススメです。

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    双子妊婦の不安の対処法

    ここからは私のケースを振り返って、実践した方法を紹介します。

    妊婦は孤独でつらい

    そもそも妊娠したら毎日が幸せで、赤ちゃんの為に健康的な食事や生活をして、マタニティヨガやマッサージで運動もして、楽しいマタニティライフの末に「赤ちゃんが無事に生まれてくる」ことは当たり前だと思っていました。

    だって外に歩いている妊婦さんたちは、みんな幸せそうに見えていたから。


    でも実際に妊娠してみたら、全然そんなことありませんでした。


    どんなに周囲が協力的でも、ママの代わりに出産はできませんし、そのつらさを完全には理解できません。

    赤ちゃんの命を育てるという重大な責務に押しつぶされそうになりながら、ひとり戦うしかないのです。


    妊娠した当時の様子はこちら。


    妊娠初期、つわりを感じるよりも早く情緒不安定に

    半年間の不妊治療の末、無事に妊娠して、34歳で双子を授かりました。

    予定日には35歳を迎えるため、初産・高齢・双子というハイリスク要因のスリーコンボ達成。

    その現実を知ってからはネットでネガサーチを繰り返し、「流産」「早産」のリスクにおびえる日々でした。


    万が一のことを考え、妊娠12wを迎えるまでは、お互いの両親や友人にも話さないと決めていたので、仕事も変わらずこなしながら、感情の起伏にただ耐えるしかありません。

    突然、涙があふれだすこともしばしば。

    妊娠8wになると、つわりも本格化してきて、なおいっそう心身ともに苦しくなっていったのでした。


    マイナートラブルについてはこちら。


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    話しを聞いてもらうこと、家事はできる範囲で

    妊娠初期はそんな感じでひどい精神状態だったこと、重い眠りづわりがあったこと、仕事をしていたことなどもあって、私の処理能力はそこで限界

    朝のうちに夕飯や掃除などのひと通りの家事をして、仕事から帰宅後は主人を待たずに爆睡していました(^^;

    平日は主人の方が帰りが遅いので、私を起こさないようにそぉーっと帰宅して、一人で食事を済ませて後片付けまで毎日してくれていました。

    たまに目が覚めることもありましたが、眠気まなこで、まともな会話は朝と休日だけという有様(;´∀`)

    しかし主人は嫌な顔一つせず粛々と家事をこなし、私の愚痴や心配事や泣き言を相づちを打ちながら聞いてくれていたので、豆腐メンタルの私でも何とか乗り越えていけていました。


    主人の神対応っぷりはこちら。


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    切迫流産で管理入院のいう大ダメージ

    ようやく両親や友達、職場にも打ち明けて、心が軽くなった安定期。(話すって大事だと思いました)

    そこで言い渡されたのは子宮頸管無力症で切迫流産という、新たな火種。。。

    突然の退職と共に、24時間ウテメリン点滴でベットから動けない管理入院生活の始まりでした。

    入院自体がストレスなうえ、双子の安否も不安しかありません。

    ウテメリンの副作用も相まって、心身ともにズタボロな状態。

    そんな時始めたのが「ブログ」でした。


    管理入院の宣告を受けるまではこちら。


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    つらい気持ちをアウトプットする

    ストレスが高まってきたり、心配や不安な気持ちが蓄積してくると、さまざまな変化が現れます。

    身体面

    • 倦怠感が続く
    • 疲れがとれない
    • 首や肩が凝る
    • 胃腸の調子が悪い
    • よく眠れない

    心理・感情面

    • 気分が晴れない
    • イライラする
    • 落ち着きがなくなる
    • 考えが悲観的になる
    • 被害的になる
    • 攻撃的になる

     

    行動面

    • 引きこもりがちになる
    • 食生活が乱れる
    • 約束を守れなくなる
    • 身だしなみがだらしなくなる


    また、妊娠中の変化も日々感じられます。

    • 子宮頸管長
    • 妊婦健診の結果
    • 便秘、頻尿
    • 張り
    • 腰痛
    • 頭痛、微熱
    • 浮腫み など


    こうした心身の変化の、「なぜ」を調べて情報を得たことをまとめて「発信」=アウトプットすることで、自分に起こっている事象に対して客観的になれます。


    何かを表現する・口にする・文章にする、といった行為は、頭の中にある情報や考えをいったん整理する必要があり、そうすることで確かな知識となります。

    すると自分が不快な状況に陥った時も、「これは○○だからだ」とひと先ずの結論を出せるので、(根本的な解決にならなくても)とりあえず納得できるようになりました。



    妊娠中のトラブルについてはこちら。


    妊娠中はみんな大変!

    そうして調べまくっていると、妊娠中の体験談をたくさん読むことになります。

    そこで分かったことは以下の通り。

    • みんな大なり小なり、大変な思いをして出産に挑んでいる
    • そして悩みながら乗り越えて、少しずつ成長している
    • さまざまなケースと対処法があって、どれも正解であり、同時に「絶対」でもない
    • あくまで「可能性」で「診断」ではないことを心得て、その中から自分に合ったものを選んで試してみる


    プラスの情報を積み重ねて前向きになるマイナス要因をまとめて心の整理をする、といったことが私には合っていたようです。

    またブログを公開して主人もそれを読んでいたので、情報共有できたことも大きかったです。


    このように、私の場合は自らの症状をアウトプットすることで、長くて辛い「絶対安静の綱渡りマタニティライフ」を乗り越えることができました。

    ブログでなくても日記や、ネットのSNSやコミュニティ上でもいいと思います。

    つらい体験を吐露することで気持ちが軽くなることもあるので、ぜひお試しください!


    イライラが止まらない!そんな時は自律神経を整えよう

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    まとめ

    • マタニティーブルーは一過性で自然と治るが、うつに移行しやすいので注意が必要
    • 重症化を防ぐには「周囲に話す」「休養・気分転換」「サプリ」「プロに相談」が効果的
    • 身体が「赤ちゃんの未来のために無理せずに休んで!」とサインを出している時期だと考えよう

     

    というおはなしでした。

    「妊娠中だし出来ないこともある」と割り切って、「まぁいいか!」と軽く受け流せるような性格であれば良かったのですが、完璧主義の気があると、自分で自分を追い詰めがち。(私です^^;)

    でも妊娠中の「イライラ」や「不安感」は、ホルモンの影響による当たり前の症状で、決してママのせいではありません。


    もし既に八方ふさがりで、何をどうしてもうまくいかない!と感じている場合は、専門家に相談してみてください。

    どんな傷も軽症のうちに手当てできれば、より早く回復に向かえるはずです^_^


    周りの人たちの協力を得ながら、無理せず、自分の心身を休めることを優先させましょう。

    1人でも多くのママの不安が小さくなりますように!


    あなたは大丈夫?ストレス度チェックはこちら

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