入院して以来、午前と午後の2回体温を測ります。

そこで浮上したのは、何故かずっと微熱状態で平熱が続かない謎です。


不妊治療前に数か月間、基礎体温をつけていたのですが、その際の平均は35℃後半〜36℃残半くらい。

しかし入院して以来、現在では36℃後半〜37.5℃前後が大半で、高い時は37.7℃まで上がります。 


妊娠初期は高温期が続きますが、中期に入ると徐々に落ち着き、平熱に戻っていくのが通常のようです。


妊娠中期になっても熱が下がらない原因は何が考えられるのでしょうか。

また、熱があることで赤ちゃんへの影響はないのでしょうか?

熱で寒そうな犬が毛布にくるまっている写真です。

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妊娠中に熱が下がらない原因① 妊娠の生理的症状

妊娠すると通常では出ることのない、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が分泌され、これが妊娠黄体を刺激し、エストロゲン、プロゲステロンを作らせます。

これらの働きが、妊娠維持のために高温を保ちつづけるので、妊娠初期には常に微熱を感じて、だる〜くなるんですね(^_^;) 


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平熱に戻る理由

妊娠13w〜14wには徐々に下がり始め、妊娠6~7カ月頃には平常に戻り、これが分娩時まで続きます。

  • 胎盤が完成し、ホルモンの産生場所が母体から胎盤へ移行したこと
  • 妊娠維持のために産生されるホルモンの増加に、身体が慣れてくる
こういった理由で、自然と体温は平熱に戻っていきます。

それでは中期に入っても微熱が続く場合はあるのでしょうか?

初期を過ぎても熱っぽい理由

  • ホルモンの生産は分娩まで右肩上がりで増加する為、身体がついていけない事も
  • 妊娠中期以降になると、胎児も成長して大きくなり、胎児から発せられる熱量が増加するため
  • 子宮が大きくなるにつれ、身体への負担も大きくなり、些細なことでもママの熱があがる



通常の妊娠時の高温期は +0.2〜0.5℃と言われています。

それくらいの上昇であれば、特に問題はなさそうです。


しかし私の場合は元が低いので、高温期でも36.5℃前後の筈で、37℃超えるのは、やはり少しおかしい。。。?(^^;;

 

妊娠中に熱が下がらない原因② 体の炎症反応 

風邪やインフルエンザなどの感染症などが身近ですね。


ウィルス感染の発熱の場合 

まず風邪の定義ですが、咳症状・鼻症状・喉症状が【急性に・同時に・同程度】存在する場合は、ウイルス性上気道炎(風邪)であると言われています。

特に咳症状がひどい場合は注意が必要です。


風邪の発熱の場合

発熱の4日のルールというものがあるのをご存知ですか?


通常、大人の風邪などの熱は 3〜4日以内に下がります。

39℃を超える高熱であっても、翌日には37℃台に戻ったのであれば、身体の免疫機能が細菌に勝って、炎症を収めたという事です。


咳やクシャミも身体の外にウィルスを出す為の症状と言えます。


ただし、もし 4日めになっても37.5℃を超え38℃まで上がるような日が続いているのであれば、インフルエンザや細菌性の炎症以外の疾患が疑われます。


発熱の4日のルールに従って、迷わず病院を受診しましょう>_<


風邪以外の発熱が伴う疾患

  • 肺結核
  • バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
  • 関節リウマチ
  • 白血病
  • 感染性内膜炎
  • 急性肺炎
  • 肝炎
  • 慢性副鼻腔炎
  • 慢性扁桃腺炎
  • 胆嚢炎
  • 慢性膀胱炎
  • 慢性腎盂腎炎
  • 虫垂炎
  • 尿路結石  etc



聞いたこともない病名もありますが、このような疾患で炎症反応が起きていると発熱が続くことがあります。

他にも隠された病気(自己免疫疾患、悪性腫瘍など)の発見には、さらに検査が必要になります。


発熱4日め以降も高熱が続く場合には、血液検査やホルモン値検査、胸部レントゲン(場合によってCT)などを撮り、詳しい原因を特定します。


検査の結果、もし異常がなければ「器質的疾患はなし」、身体のどこかに悪い場所はありませんでした、という診断が出ることもありますが、長期間高熱が続くときは必ず病院に行きましょう!



妊娠中の風邪による胎児への影響

風邪の赤ちゃんへ及ぼす影響① 発熱

40℃を超える高熱が3日以上続かない限り、胎児への影響はほぼありません。


ただし38℃以上が続くと、羊水の温度も上がり、胎児の心拍数増加にもつながるので注意が必要です。

それだけ赤ちゃんの負担も大きくなるので、できるだけ早くの解熱を心がけましょう。


風邪の赤ちゃんへ及ぼす影響② 咳やクシャミ

こういった症状が原因で、すぐに流産や早産に繋がるという事はありません。

ただし激しい咳やクシャミが続くと、腹圧がかかり、それにより子宮収縮(張り)が誘発される場合があります。


症状がひどい場合は担当医に相談しましょう。





風邪の赤ちゃんへ及ぼす影響③ 下痢 

多少お腹が緩いくらいでは問題はありません。 

ただし1日中、何回も腹痛に襲われ、水のような下痢が続くと、腸の過剰な運動で子宮が刺激され、子宮収縮を促し、早産に繋がる場合もあります。


食中毒も考えられるので、まずは担当医に相談しましょう。





風邪かな? と思ったら

まずは発熱の4日めルールを参考に、自宅安静で経過を見る。 

4日めになっても37℃後半〜38℃前後の高熱が続くとようであれば、医者に相談。


発熱以外にも気になる症状があれば、安易に市販薬を飲む前に病院を受診しましょう。



その際はできれば、まず担当の産科医に相談し、指示を仰いで下さい。

理想的なのは、産科・内科・耳鼻科などが併設されている総合病院です。


かかりつけの産婦人科以外で受診する際は、必ず妊娠中である事は伝えてくださいね!


lunai
今の所、私は38℃を超える高熱でもなく、咳やクシャミ、寒気はありません。
少なくともウィルス性や器質的疾患ではなさそうです。
 

妊娠中に熱が下がらない原因③ ストレスによる自立神経の乱れ

精神的なストレス状況でも、ストレスに対処するために交感神経の働きが活発になり、体温が上がります。

ストレス性の場合、病院で血液検査をしても炎症反応はみられません。


つまり心因性の場合は、風邪の発熱のメカニズムと根本的に違うので、 炎症を抑える薬(風邪薬や解熱薬など )を飲んでも熱が下がることもないということです。

 

自立神経とは 

自立神経とは、以下の2つでで成り立っています。 

 
①交感神経

主に昼間の行動中。 
 
活動・緊張・ストレスを感じている時。


②副交感神経
主に夜間の睡眠中。
休息・修復・リラックスしている時。



正反対に機能を持つふたつがバランスよく作用する事で、身体中の健康を維持しています。


ストレスがたまると自律神経が乱れる

しかし 体と心のストレスの多い生活が交感神経ばかりを刺激してしまうと、体を回復する副交感神経が十分に働けなくなります。

結果として、「微熱が続く」といった様々な不調を感じるようになるのです。

 

lunai
。。。これか! ∑(゚Д゚)
まさかの精神的な起因?!




ストレスがたまる → 交感神経が優位になる → 筋肉が緊張する → 不調(発熱その他)


まさに魔の連鎖ですね〜 (^^;


発熱以外の自律神経の症状

自立神経が乱れると、他にはどのような症状が出るのでしょうか。


①身体的な症状

ほてる・多汗・倦怠感・疲労感・偏頭痛・不眠・めまい  etc


②精神的な症状

気分が落ち込む、イライラ、やる気が出ない、憂鬱   etc



ここに挙げた以外にも個人差があって、いろいろな不調が心身ともに出てくるそうです。

妊娠中のホルモンの変化で自立神経が乱れ、このような症状が出る事もあるので、鶏が先か卵が先か論になりそうですけど(^◇^;) 


まとめ

  • 妊娠中のホルモン増加による発熱
  • ストレスによる心因性発熱
  • ウテメリンの副作用による発熱 



上記のいずれかに当てはまりそうです!
あんまり絞れていないけど!


でもウィルスや器質的疾患による炎症が原因ではない事と、38℃以下の発熱で赤ちゃんに悪影響が行くことはない事がわかって安心しました。



自律神経の異常を治すには、まずはリラックス!

入院しているとこれが一番難しいのですが(´-∀-`;)


お家であれば、マッサージでうとうと…お風呂でのんびり…

などをするだけでも、副交感神経は働いてくれるそうなので、意識的に自分を労わる時間を取るといいのかもしれませんね^^
 

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