ポジティブに生きている女の子の写真です。
ネガティブ思考にとらわれて、生きるのが不自由! と感じる事はありませんか?

特に妊活・妊娠・産後に落ち込みやすいのは何故なのでしょうか。

そこで今回は、まず自分がネガティブ思考に陥っていないかのセルフチェック法、ネガティブ思考に陥る幼少時代のトラウマ(原因)、ネガティブ思考を克服する具体的な方法をまとめました。

実際に自己否定と自己嫌悪と劣等感が強い筆者が、超ネガティブ思考から「ゆるいポジティブ思考」へ移行できた成功例と共にお伝えします。

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ネガティブ思考とは

  1. 自己否定
  2. 過去否定
  3. 現在否定
  4. 未来否定


始まりは行き過ぎた自己否定から、「過去」「現在」の否定につながり、さらにネガティブなことを何度も考えてしまう癖により、将来を悲観し、「未来」まで否定してしまう。。。

ネガティブ思考とは、まさに「全否定」の思考のことで、ちょっとしたことですぐに落ち込んでしまい、抑うつが高くなってしまう傾向があります。


抑うつとは
  • 気分が落ちこむ
  • 意欲の低下
  • 憂鬱な気分 など

マイナスの心の状態が継続して強くなり、精神症状だけではなく、身体症状も伴うこと。
抑うつ状態が見られる疾患には、うつ病・躁うつ病・抑うつ神経症などがある。



妊活・妊娠・産後のうつ症状とストレスチェック法はこちら。


ネガティブ思考のセルフチェック方法

以下はネガティブ思考が持つ「思考の癖」になります。

いくつ当てはまるかチェックしてみましょう。



①全か無か
価値観はすべて白か黒、ゼロか100! ひとつでもミスをしたら色々と関連することすべてが台無しで、失敗したと考える。

少しでも否定的なことを言われると全否定された気持ちになる。


②〜すべきである・~しなければならない
「こうあるべき」という考えにとらわれて、自分だけでなく周囲にも求めがち。頑張りすぎて、窮屈でしんどくなるのにやめられない。


③行き過ぎた一般化
実際はなんの裏付けもないのに、自分の経験の「否定経験」から物事全てを否定的にとらえる。頑張ってもどうせ無理、と決めつけてしまう。

自分だけでなく周囲にも厳しく、ミスひとつで「何もできない無能人間」とレッテルを貼ったりする。


④悪い方にしか物事をとらえられない
人の心理傾向で、強く関心がある事柄によって受け取る情報を変えて認識する「選択的知覚」により、よい部分やポジティブな部分は受け取らず、悪い部分やネガティブな情報だけ溜め込んでしまう。

成功しても「まぐれ」、失敗したら「何をやっても自分はダメだ」と思い込む。


⑤推測だけで悪い方に結論をもっていく
根拠もないのに推論だけで、悪い結論に飛躍してしまう。人の行動や反応、表情などからネガティブなことを推測したり、自分の感情だけで物事をすべて悪い結果につなげて推測する。

LINEが既読にならないと「無視されている」と考えたり、緊張していたら「こんなに緊張してたら絶対に失敗するはずだ」と考えたりする。


⑥誇大視
自分の失敗や短所を過大にとらえてしまう。

些細なミスで「もう二度と評価されることはない」と考えてしまったり、少しの失言で「完全に嫌われた」と思ってしまう。


⑦過小評価
自分の成功や長所を過少にとらえてしまう。

仕事で褒められても「偶然だ」と考えたり、人から好意を伝えられても「本当の自分を知ったら嫌いになるはずだ」と思ったりする。


視野が狭く、自己関連づけが激しい
物事をすべてに自分が関係していて、悪い結果は全て自分のせいではないかと考えてしまう。

自分の所属しているチームが負けたら「自分の責任だ」と感じてしまったり、それによって自分の存在に罪悪感が生じたりする。



いくつ当てはまりましたか?

完璧主義者で「成功のハードル」は高く、「失敗のハードル」は限りなく低い。

思い込みが激しく、人の評価が気になる。

そんな「認知のゆがみ」からネガティブ思考の連鎖は始まっているようです。

 

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妊活・妊娠・産後に落ち込む理由

結婚も不妊治療も妊娠も出産も、勝ち負けはないのに、どうしたって人と比べがち。 

それで落ち込んだり、八つ当たりしたり、また自己嫌悪したり。。。

どうして隣の芝生は「いつも」青く見えてしまうのでしょうか?

妊活・妊娠・産後は一種独特の世界

ホルモンバランスの乱れで、妊活~産後まで、ストレスがたまりやすくなるのは以下の記事で紹介した通りです。



そして、妊活・妊娠・産後にわたって、「頑張ったから結果に繋がる」といったことが通じない世界であることは、ネガティブ思考に陥りやすい原因になっています。



妊活中の不妊治療は、ゴールも見えず、ただただつらい治療に耐える日々。

長く続けたからと言って、「確実に」子供が授かれる保証はありません。

苦労しても結果が伴わず、するっと妊娠しているかように見える「他人」ばかり目についてしまいがち。


妊娠や出産は、流産や早産も「運命」が握っている部分が大きいですよね。

何もトラブルがない妊婦さんとトラブルを抱えた妊婦さんとでは、その精神的・肉体的ストレスは天と地ほどの差が出ます。

自分一人の力では何もできず、「どうして自分ばかり…」「自分のせいで…」と落ち込むことも多い日々です。


産後は、赤ちゃんの個体差や子育ての環境で難易度は全然違います。

妊活~出産までの道のりによって、スタート時点でのママの体力が全く異なりますし、同じ「赤ちゃんのお世話」だとしても、そのレベルは個人差があるので一緒くたに語ることはできません。

生まれてきた我が子は「別の個」として受け止めて育てていく必要がありますが、どうしても他人の子どもや家庭環境と比べてしまい、悩んだりストレスを抱えてしまうのです。

思考の癖で「変えられないもの」まで比べてしまう

私の場合を例にとります。

私はもともと完璧主義の気があるので、どんだけ頑張っても「私よりもっと凄い人がいる」とか「結果が伴わなければだめだ」と思ってしまいます。

そして、「こんなの出来ても普通だ」「もっともっと頑張らなくては…」と勝手に自分を追い込むタイプ。



  • 結果を出すのは当たり前、それを常にキープすること、さらには超えることを自分に課す
  • 明らかに頑張っていない人・段取りが悪い人・努力もしないで甘えてる人などに苛々する
  • すごい才能がある人・生まれながらに恵まれている人などと比べて、自己嫌悪する
  • 自分の欠点や短所を数えて落ち込む など



このようなネガティブ思考は、ほとほと妊活・妊娠・産後に向いていません。

「完璧な妊娠」「完璧な子育て」「全力で頑張ること」を、自分だけでなく周囲にまで課すことは、かなりの爆弾をしょい込むことになります。

本来は味方であるはずの主人や両親にまでイライラすることに繋がって、何ひとつうまくいかなくなること請け合いです。

妊活・妊娠・産後にネガティブになる原因

妊活・妊娠・産後など「子どもを授かること」「子どもを育てること」に、本来は優劣などありません。

そして「母親」と「子ども」は別の個体なので、それぞれに評価されるべきです。

しかし、もともと持っている歪んだネガティブ思考の癖のせいで、「変えられないもの」「変える必要のないもの」ですら受け入れられなくなってしまっている可能性があります。
 

  • どんなに頑張っても思い通りにいかないことに腹を立てる
  • メディアで見かけるような「スーパーママ」と自分を比較してストレスをためる
  • 悪い結果は全て「自分のせいでダメなんだ」と落ち込んでしまう



こうして、ますますネガティブ思考の沼に落ちていってしまうのです(~_~;)

 

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ネガティブ思考の源「自己否定」とは

そもそもなぜ、自己否定をしてしまうのでしょう。

また、なぜ人と比較してしまうのでしょうか?

人と比べて落ち込む理由

様々な理由のひとつに、人と自分との違いを意識する「個別化」があるそうです。 

その違いを認識する方法が、自分は周りに比べて「劣っている」あるいは「優れている」という比較。

顔立ちも家柄も人間関係も、持っているものは全て比較の対象になります。


特に、思春期の頃は「完璧なもの」に憧れますよね。 

自分中心だった幼少期と比べて、「不完全さ」を感じ始める時期なので、余計に自意識が高くなり、他人と比べて卑下してしまうことが多くなります。

大人になるにつれて、違いを「個性」と受け止められるようになり、次第に比較から自由になって、自己表現が出来るようになってきます。


比較の罠にはまると…

  • 自分を認める為に、自分自身にかなり厳しい条件を課す
  • 周囲からの「客観的な評価の水準」も満たさなくてはいけない
  • 他人にも同じレベルを求める


全てにおいて100点満点にならなければダメな完璧主義者



  • 常に他人に威張りちらす
  • 優越感に浸って人を貶める
  • 自分の凄さをアピールして、自慢ばかりしてしまう


 虚勢を張って、必要以上に自分を大きく見せようとする


こんな方は周りにいませんか?

どちらの場合も裏返すと、そこには強い自己嫌悪と劣等感が眠っているらしいのです。

自己否定とは自己承認ができていない状態のこと

虚勢を張ってしまうのも、完璧主義になってしまうのも、全ては「自己承認」ができないのが原因。

比較の罠にはまってしまうのも、潜在的に「自分には認められる価値がない」と劣等感や自己嫌悪に陥ってしまっているから。。。

だから必要以上に頑張ってしまったり、必要以上に華美に振舞ったりして、「他者承認」でその穴を埋めようとすると言うのです。


他者承認欲求は他社から認められたい欲求
他社承認欲求とは他者から認められたいという欲求です。他人から認められたい、褒められたい、出世したい、愛されたいなどの欲求がこれにあたります。

承認を与えるのが他人である以上、他人の基準で物事を見てしまいます。

そのため、頑張りすぎてしまったり、自分を犠牲にしすぎてしまったり、自分の感情を出しづらかったりします。他者承認欲求が強すぎると、とても生きづらくなることがわかります。


自己承認欲求は自分で自分を認めたい欲求
自己承認欲求は自分で自分を認めたいという欲求です。今の自分で満足かどうか、自分の基準で自分自身を判断します。

他者からの承認を得られても、結局は自分で満足する自分を生きていなければ、心から満足することは難しいでしょう。



そうなってしまった理由は過去の記憶の中にあります。

ネガティブ思考になる学校の人間関係や教育の現場

ここ日本では「個性を褒める教育」より、横並び意識が強いですよね。

(ビリの子がかわいそうだから、運動会から駆けっこを無くした小学校があると聞いたときは、日本の行く末が心配になりました…)

人との「違い」を悪とし、出る杭は打たれる社会。

いじめや先生の不適切な指導で、本来の持ち味を長所として伸ばすのではなく、逆に短所として殺してしまうことも。


もし小さい頃から常に誰かに「褒められてきた、承認されてきた、自分に疑いもなく生きてこれた」という人はとても恵まれています。

その面だけでも、素晴らしい財産を親や周囲から受け取っていると思ってください!



幼少のころに自分を否定されることは、自信を失うだけでなく、大きな心の傷を残すことになります。


「自分はダメな子なんだ」と誤った認知を植えつけられ、強い「劣等感」や「自己嫌悪」をもってしまうと、それを大人になってから正すのは至難の業です。

ネガティブ思考になる家庭での親子関係

当然、一番身近で影響力のある両親との関係も大きく関わってきます。

最近の子育て本では「褒めて伸ばす」のが当たり前ですが、親世代では、まだまだそんな風潮ばかりではなかったので、厳しく(時に理不尽に)育てられた方も多いと思います。


特に「父親からきちんと承認されて育った人」は案外少ないのではないでしょうか?

私の父も、教育というか、子供の内面的な成長に全くノータッチでした。
褒められたことも怒られたこともなく、子どもの私の方が常に父親の顔色を窺っていた面があります。

 

親世代が受け取ってこなかったもの

心理学では「両親から与えてもらえなかったものは、両親もまた与えてもらえなかったもの」と言うのが定説だそうです。
 
昔は特に「男子たるもの…」と言う意識が強かった時代、軟弱に育てまいと厳しく躾けらてた家庭も多かったんだと思います。

つまり、私の父も両親からほとんど褒められたり、認められることなく育ったという事ですね。
そして父の父親(私の祖父)も、両親に褒められて来なかったのでしょう。



しかし子供時代にたくさん褒められることが、ポジティブ思考の土台になると考えられます。

テストの点数やスポーツなら、明確なルールと数値化が出来ているので、順位がついても納得できますよね。

絵や習字や作文や、皆勤賞でもいいと思います。

挨拶や掃除が丁寧とか、年下の子の面倒見がいいとか、子どもの数ほど「いいところ」があるはずです。


こうして子ども時代にたくさんの「他者承認」を受けることが、「自己承認」=自信へとつながり、以下のようなポジティブな物の考え方ができるようになるのです。

  1. 「自分の中」にしっかりと評価基準を持つ
  2. 自分で自分を評価し、認めることができる
  3. 失敗からも学んで、次につなげることができる



ネガティブ思考になった理由はこちら。


自分の中にある自己嫌悪や劣等感に気がつく

逆に子供時代に褒められた経験が少ないと、自己評価が低くなり、周囲がどんなに認めてくれても、自分を正当に承認できなくなってしまう傾向があるそうです。

ただでさえ大人になってからは理不尽の連続です。


妊活・妊娠・出産はその確固たるもの。

  • 不妊治療の結果
  • 妊娠中の経過
  • 出産時の状態
  • 子供の成長 など。。。



「こうしたから、こうなった」なんて、神さまでしかわかりません。

日々は選択の連続で、どんな人でも「その時の自分の出来ること」を選んで、きっと精一杯やったはず。

それを周りと比べても、唯一無二のものなのだから、本当は意味のないことです。
 

仕事でも対人関係でも、基準や正解のないところで比較の罠にはまってしまうと、どこと比べても出口がないので、かなり辛いと思います。

周りと比べた時点で、自分を認めるのは、どうしても難しくなってしまうものです。

比較して落ち込むのは、自分の中にある「自己嫌悪」や「劣等感」がさせている
自分の悪い所と相手の良い所(もしくはその逆)を比べる癖がある


「他人と比べて落ち込む」「強がってしまって疲れる」という時は、上記のような比較の罠にはまってることに、まず気づく事が大事です。

そして、そう考えてしまう背景には、小さな頃にもらえなかった「承認」があるということ。

「承認」されてこなかった過去を許す

両親や、学校の先生や、お友達など周囲の人間が、あなたの頑張りを認めずに、頭ごなしに否定した過去があるかもしれません。

しかし、それは正当な判断ではありません。

実は彼らも同じように「承認」されずに育って、彼らの中にも「自己嫌悪」「劣等感」「比較の罠」があって、あなたは運悪く「負の連鎖のはけ口」にされただけ。


そう考えて、過去を「許す」ことができると、他人との比較で落ち込む悪循環から抜け出せるキッカケになるそうです。

比較の罠から抜け出すと、自分自身や他人の「個性」や「才能」や「努力」を素直に感じられ、自己を認めることでポジティブ思考ができるようになります。

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ネガティブを克服してポジティブへ「思考の癖」を治す方法

ネガティブ思考の根源、「自己否定」の原因が分かったところで、ここからは具体的にポジティブ思考へ切り替えるための方法をまとめたいと思います。

「思考の癖」を意識して、治していくことが大事なようです。

ネガティブを克服法① 誰かに打ち明ける

ネガティブ思考になると、自分一人でぐるぐる考え込んでしまう傾向があります。

ネガティブな気持ちを自分の中に留めて混んでしまうと、悪化する一方です。

抱え込んで爆発してしまう前に、家族や友人に「今日は愚痴を言わせて!」と宣言をして吐き出しましょう。

もし対 人間だと、思いの丈をぶつけられないというときは、日記やブログやSNSでもいいと思います。

外に出していく作業を積極的に行うことが大切です。

ネガティブを克服法② 言葉を変える

ネガティブ思考の人は、すぐに自己否定の言葉を口にします。

悪いパターン
  1. 自分はダメな人間だ
  2. いつも失敗ばかり
  3. 何をやってもうまくいかない など


物事を始める時や終わった時などに、否定的な言葉を思い浮かべると、結果がどうであれ全て「否定的な記憶」として強く残ってしまいます。

自分を否定し、承認しないことで、過去のミスやマイナス体験を思い出して、ネガティブ思考を強化し、自己暗示をかけてしまうことも。

良いパターン
  1. 上手くできたところもあった
  2. 次はきっと成功する
  3. どんな人でもミスはする など

 

このように、マイナスの言葉をプラスの言葉に置き換える練習をしましょう。

ネガティブを克服法③ 解釈を変える

ネガティブ思考になると、物事を偏った視点でとらえがちです。例えば、

手を振ったけど無視された ➡ 私のことが嫌いなんだ


こう解釈しそうになった時、果たしてそれが「自分の決めつけや思い込みではないのか?」「他の人ならどう考えるか?」という視点をもって、意識して改変しましょう。

  • コンタクトを忘れて見えなかったのかも
  • 私と気がつかなかったのかも
  • 声が聞こえなかったのかも
  • 体調が悪くてそれどころじゃなかったのかも
  • 何か他の事情があるのかも…


特に対人関係は一方通行では成り立ちません。

もし自分が逆の立場になって可能性を考えた時、
「まぁ、そんな日もあるよね」と思えたら、そこまで自己否定をすることに繋がらずに、プラスの視点を持てるようになるでしょう。

ネガティブを克服法④ 客観的に考える

ネガティブ思考に陥ると、何をするにも悪いことが頭から離れずに、「ずっと最悪な状況から抜け出せなかったらどうしよう」と、負の感情に覆いつくされてしまう時があります。

心理療法のひとつである「認知療法」では、自分のネガティブな感情を客観的に見ていく手法があります。

  • 周りと比べて落ち込んでいるんだな
  • 上手くいかない原因が自分にあると思っているんだな
  • 弱っているからネガティブになっているんだな


このように、「今の状況で感じている自分の気持ち」をそのまま冷静に言葉にして表してみましょう。

そうすることで、新たな自覚、物事の本質へ気づきにつながることがあります。

まずはありのままの自分で「私は今○○と感じているんだな~」と、客観的に心の深淵をのぞき込む練習をすると、状況を冷静にジャッジできるようになるそうです。

ネガティブを克服法⑤ プラスの出来事を見つける癖をつける

ネガティブ思考だと、成功体験を過小評価して成功と思えないところがあります。

自分にとって少しでもプラスになったことを、きちんと認識する癖をつける必要があります。


  • うれしかったこと(ご飯がおいしかった!)
  • 楽しかったこと(友達とお話した!)
  • 笑ったこと(テレビがおもしろかった!)
  • 感動したこと(泣ける映画を見た!)
  • 成功したこと(定時で仕事を終わらせた!)
  • 達成したこと(掃除と洗濯をがんばった!)
  • 手助けができたこと(電車で席を譲った!) など


どんな些細なことでも自分をほめてあげましょう。

心の機微に敏感になって、「うれしい!」と思えることを増やしていくと、気持ちも前向きになれます。

ネガティブ思考の人は、自分の「失敗したこと、嫌なこと」、他人の「評価・言動」などで、マイナスイマージを蓄積していく癖があります。

まずは自分が頑張ったこと、楽しんだことにフォーカスを当てて、自己承認できるように練習が必要になります。

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ネガティブを克服法⑥ 考えすぎない

上記のことを意識して実践すると、失敗したり、落ち込んだ時に、「自己否定をしそうになっている自分」と冷静に向き合えるようになってくるはずです。

人と話して発散できたら一番ですが、ネガティブな気持ちはそうそう簡単には消えませんよね。


そんな時は、ネガティブな感情を引き起こした問題を、マイナスな感情と一緒にいったん横においてしまいましょう。

そうして「今」やるべきことに取り組むのです。

  • 宿題、勉強
  • 家事、育児
  • 仕事、買い物
  • 趣味 など


没頭できる何かがあれば一番いいですよね。

それでも時々ネガティブな感情が頭をもたげてくるかもしれませんが、「それはそれ」として受け止めて。

とりあえず「今すべき事」を行うことで、「急性期」の負の感情を上手に乗り越えて行けるようになるそうです。



つらい記憶の忘れ方についてはこちら。

 

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人はポジティブ思考に変われる?

私がネガティブ思考に陥った原因は、とくに珍しくもない「よくあること」からです。

  1. 家庭環境が最善でなかったり、
  2. 小学生時代に「目立つ」ことを理由にハブられ、
  3. 幼馴染で一番の親友からも裏切られ、
  4. その流れでいじめにあって、
  5. トラウマで人の顔色ばかりを窺うようになり、
  6. 理解者・助けてくれる人がおらず人間不信になり、
  7. 超ネガティブ思考でいっぱいいっぱい。


小学校や中学校でつまづくと地獄ですよね。。。

私の場合は小中一貫に近い環境だったので、同級生がみんな顔見知りという状態で、スクールカーストは幼少時代に決定され覆されることがほぼ無かったので悲惨でした。


高校に入ると環境も変わり、「自分がいかに狭い世界の価値観で生きていたのか」「私の価値も捨てたもんじゃない」という気づきから、長い時間をかけて回復していくわけですが。

渦中にいると、それどころはなくて「そんな達観できるか!」と思いますが、でも確かにベクトルを少し変えるだけで見えてくる世界は全然異なってくるなーと感じました。

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他人はそこまで厳しく評価していない

本来の自分を取り戻せたように見えて、根本的なネガティブ思考の癖はそう簡単には抜けてくれません。

でも社会人になって、人間関係の「枠」「深さ」「長さ」を自分で選べるようになって、他人を嫌な気持ちにさせないようにしつつ、笑顔で線引きできるようになりました。


大人になると誰しも、処世術で「どうでもいい人」「大切にしたい人」を分けますよね。

つまり結局みんな「自分の範囲を守ることに一生懸命で、他人のことはそれほど見ていない」もんだなーということに気がつきます。

もっと「ゆるく」生きて良い

ネガティブ思考の持ち主は、自分にも他人にも厳しい面があるのが特徴的です。

  • 自分に厳しいがゆえに、「他人も厳しく自分をジャッジしているはずだ」という思い込みがある
  • 物事が自分の思い通りにいかなかったら、「他人からの評価が下がる」と感じてしまう
  • 自分の小さなミスですら、周りに重大な影響を及ぼす可能性があると考える
  • 周りから「失敗するな」とプレッシャーをかけられていると思う



これ、ぜんぶ勘違いです。

仕事上のミスも、人間関係のミスも、普通に生きていたら誰でも起こりますし、周りも普通にフォローしてくれます。

そのことに気がついて、自分に起こった事件もワンクッションをおいて、「物事の全体」を見渡せる余裕を持てるといいですよね。

 

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ステージが変わると悩みも変わる

昔は本当に生きづらいと感じていましたが、そんなこんなで年を取るにつれて楽になっていきました。

大多数の意見はどうでもよくなってきて、身近にいる大切な人との関係を大切に思えるようになったからかなと思います。

それには数々の出会いと良い経験のおかげで、大人になってからも素晴らしい友人と出会える機会があったり、のほほん村にいる主人と結婚できたことも大きいですね(*^^*)


そうして時が流れていくと、人生のステージが変わると悩みの種も変わるということを実感します。

私も独り身だった時と、子どもができてからとでは、かなり考え方が変わりました。

今までは「自分が主人公」で「自分が悩みの種」でしたが、今は自分より子どもが中心になっています。

そのことに大きな幸せと、若干の悲しみと、そして未来の希望を感じている今日この頃。

人生は長い。故に人は変われる

自分に対してはまだまだ過小評価から完全には抜け出せませんが、子どもに対しては親バカも手伝って、前向き&ポジティブ思考です^^

日々大きくなるワンパク双子男子をみて「今まで生かしてこれただけでもすごい」と、こっそり自分をほめています(笑)

(ほんっとにそれくらい、ヒヤリハットが多いです、男子兄弟…)

けして完ぺきではありませんが、笑いの絶えない双子と一緒に少しずつ成長して、少しくらいのミスくらいなら「些細なことだった」と受け流せるようになってきたと思います。

妊活・妊娠・産後で前向きになりたい方へ

妊活や妊娠や産後で苦しんでいる女性にお伝えしたいのは、「ホルモンが落ち着くのを待て」ということ。

すごい特殊な時期なので、そこに耐えて立っているだけで表彰モノです。

素晴らしく頑張っています!
まずは自分を褒めて、労わってあげてくださいね(*‘∀‘)


私も妊活・妊娠・産後と続いたため、しばらくはひどい精神状態で、先の見えない濃い霧の中にいるようでした。

このつらい時間が永遠に続くのではないか」という不安から抜け出せずに苦しかった日々でしたが、問題から距離を置ける時が来れば、次第に視界がクリアに戻っていくはずです。


私の場合は、双子を保育園に行かせてからです。

双子から離れる時間を持つこと・ブログを始めたことで、「客観性」を持てるようになり、自分を取り戻せたと思います。

 

まずは気分転換と「思考の癖」から抜け出す努力

妊活でつらい時は、思い切って治療をお休みして旅行に行くとか。

妊娠中でつらい時は、「健康的ないい子ちゃん生活」をお休みして「好き勝手な自堕落的な一日」を過ごしてみるとか。

産後でつらい時は、赤ちゃんのお世話や家事をぜーんぶ丸投げして、家から離れて一日過ごすとか。


今苦しんでいる問題からいったん離れて、もともと持っている「思考の癖」を見直してみる時間を持ちましょう。

もしネガティブ思考の癖に気がついたら、もう大丈夫。

あとは時間をかけて、ゆっくり矯正していけばいいのです。身近な人にも「自分には悪い思考の癖がある」ことを宣言して、助けを求めることも大切です。


様々な原因から自己否定が染みついていた私でも、人との出会いや誕生で緩やかに改変されたいったネガティブ思考。

年を取ると図太くなるので、今つらい方もあきらめずに生きることが大切です(笑)

おばあちゃんになる頃には、年中穏やかに笑っていられるような超ポジティブ思考になっていたいなーと思います!


夫婦仲
についてはこちら。


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まとめ

  • ネガティブ思考には自己否定からくる過去・現在・未来否定があり、「視野の狭さ」と「認知のゆがみ」が影響している
  • 自己否定には「自己承認・他所承認」欲求があり、その陰には劣等感や自己嫌悪が隠れていることも
  • まずはネガティブ思考の癖に気がついて、日々の訓練で意識をして「矯正していく」ことが大事!


というおはなしでした。


これから親になると、褒めたり承認したりしてあげる側の立場になります。

でもまずは自分を認めてあげないと、答えのない不妊治療、その先の妊娠生活や子育てがしんどくなってしまいます。

つらいなーと思ったら、ツライ!って言って良いし、頑張ったなーと思ったら、思う存分まわりに労ってもらいましょう!

パートナーやご家族・友人に素直に甘えて、良くやってる! と褒められたら、言葉通りに喜んで受け取る。

そうして幸せの連鎖を未来の子供に繋げていけたら素敵ですよね ^^

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