双子妊娠で妊娠27wですが、まだまだ2人とも活発に動いております。
弟くんに至っては、一度も頭位(通常の向き)になったことがありません。
目次
逆子の種類
頭位以外は大きく分けて、骨盤位・横位の二種類あります。
そして骨盤位のなかで、臀位・膝位・足位と種類があって、さらに細分化されています。
逆子の種類① 骨盤位
単臀位の場合は、自然分娩も可能なようです。
ただし、身体がV字に折りたたまれているため産道を通りにくくなります。
胎児の頭が上、おしりが下、両足は上(V字姿勢)
全複臀位(ぜんふくでんい)
胎児のおしりと、膝を曲げた足の裏が下(体育座り)
不全臀位(ふぜんでんい)
胎児のおしりが下、片足だけ上(はんぶんずつ)
fa-arrow-circle-o-right全複臀位・不全臀位は、出産前に単殿位にならないと帝王切開になります。
胎児が足を折り曲げて、両膝が下(膝立ち)
不全膝位(ふぜんしつい)
胎児が片足だけ折り曲げて、その片膝と、もう一方の足の裏が下(片膝立ち)
足が下になっている状態では、分娩時に胎児の回旋が難しいため、帝王切開を行うことが多いようです。
胎児の両足の裏が下(起立)
不全足位(ふぜんそくい)
胎児の片足の裏が下、片足は曲げている(片足立ち)
逆子の種類② 横位
横位とは、子宮に対して胎児が横を向いている状態のことを指します。
頭が母体の左向き
2.第ニ横位
頭が母体の右向き
番外:斜位
子宮に対して胎児が斜めに交わるものを斜位というが、横位に含ませる場合が多い
正確にいえば、頭位に対して逆さまの状態の「骨盤位」のみが「逆子」にあたりますが、横位の場合も分娩時までに治らなかった場合、経膣分娩は不可能と判断されます。
妊婦健診の腹部エコーで、胎児の背骨が水平に近い状態であれば、横位と診断されます。
逆子になる割合
弟くんはずーっと横位でしたが、お兄ちゃんは妊娠初期は頭位で、妊娠23wの時に初めて骨盤位になり、妊娠26wで頭位に戻って、妊娠28w目前で横位になってしまいました。(どんだけー!)
まだまだ縦横無尽に動いている模様。。。(; ̄ェ ̄)
逆子になる時期
子宮内は羊水で満たされているため、胎児の身体が小さいうちは自由に動き回ります。
特に筋肉や脳の発達する妊娠中期~妊娠28w頃までは、赤ちゃんは活発に動き回り、そのとき居心地のいい体勢を取っています。
妊娠中期(〜27w)では、約50%が逆子なんだそう!(◎_◎;)
その後、ほとんどの赤ちゃんは妊娠30w頃までに自然に頭が下になるらしいです。
体に対して頭の比率が大きい為ですね^^
妊娠中期の胎児の成長についてはこちら。
妊娠後期~出産まで逆子でいる割合
逆子の出産
骨盤位になっている原因が明確な場合は、そのリスクを考えて、早くから帝王切開を宣告される場合も。
また、経膣分娩中に胎児の容態が変化したり、分娩の進行が止まってしまったときは、途中から帝王切開に切り替えることもあります。
逆子で経膣分娩のリスクとは
通常の頭位で経膣分娩する場合は、体の中でいちばん大きな頭から出るのでスムーズに分娩ができます。しかし逆子の場合は、いちばん大きな頭が最後に出るため、子宮口が十分に広がっていない状態になります。
お産のときに産道が十分に広がらないと頭が出にくくなるため、逆子で経膣分娩の場合は、なるべく最後までいきまないことも大切だそうです。
赤ちゃんが呼吸困難に!
破水をし出産が始まると、赤ちゃんは肺呼吸へと呼吸方法を切り替えます。
長い間、赤ちゃんの頭が子宮内に残った状態では、外の空気を吸うことが困難なため、酸欠状態になってしまいます。
頭位でないために、産道で頭や足がつっかえてしまったり、分娩に時間がかかってしまうと、新生児仮死や後遺症を引き起こすリスクが高まるのです。
そういったリスクを回避するために、逆子や横位の場合は、臨月になった時点で分娩法の相談があり、最終的に治らなかった時は、帝王切開でのお産が選択されるのです。
逆子と前期破水のリスク
陣痛の前に破水してしまうことを「前期破水」といいますが、逆子の場合頭位よりもその危険が高まります。
逆子の場合、子宮口が開いて早産しそうになったり、陣痛が開始して子宮口が開いてきた時に以下のリスクが考えられます。
- 卵膜が露出しやすい
- そのため、破水しやすい
- 同時に臍帯脱出の可能性がある(約5%)
頭位の場合は、頭が栓の様になるので臍帯脱出(へその緒が赤ちゃんよりも先に出て圧迫される)は起こりません。
しかし、臀位や足位の場合は、その隙間から臍帯の脱出が起こりやすくなります。
(特に足位は卵膜が破れやすいので危険大)
破水に伴って臍帯下垂や臍帯脱出が起こると、緊急帝王切開しても間に合わないことが多いそうです。
たとえ間に合っても、重症仮死状態になり、産後すぐに思い障害が起こることも考えられます。
後遺症のリスクについてはこちら。
横位のリスク
万が一、横位のままで分娩が進んでしまうと、産道における胎児の先進部が胎児の肩になる「肩甲位(けんこうい)」になります。
肩甲位になると、いきむことで胎児は強く屈曲され、体が子宮内で二つ折りになってしまいます。
遷延横位(せんえんおうい)の危険
そのままの状態が続くと、臍帯が圧迫されて胎児が酸素欠乏によって、最悪は胎児死亡となる可能性があります。
また、子宮の下部が押されて伸びて薄くなることで、子宮破裂をおこし、母体がショック状態となることも。
このような「遷延横位」になった場合は、経膣分娩であっても緊急帝王切開へ切り替わります。
逆子で妊娠後期を迎えた場合
逆子の場合、子宮口が開き始めたら、破水と臍帯脱出が起こりやすくなると考えておきましょう。
場合によっては、早めに管理入院をして、医師のもとで厳重に経過観察をする必要もあります。
そして、子宮口がさらに開いていくことが確認された場合、赤ちゃんの命を救うために早産の時期であったとしても帝王切開して娩出させるケースも。
特に、陣痛の前に破水する(前期破水)と帝王切開になる場合が多いので、心積もりをしておくと、いざというときにパニックを起こさなくて済むかもしれません。
病院や医師によって選択肢が違う場合も
病院によっては、こういったリスク回避のために、「頭位以外は問答無用ですべて帝王切開」という方針をとっているところもあります。
しかし希望をすれば経膣分娩にチャレンジしてくれる病院もあるので、自分の条件と照らし合わせて相談してみるのもいいと思います。
もちろん分娩中に何か異変があった場合は、速やかに帝王切開に切り替わりますが、逆子でも経膣分娩が可能かどうかは、医師の判断によるところになります。
主治医と十分に話し合い、納得したうえで出産を迎えられるといいですね^^
逆子の原因
考えられる要因を上げていきましょう。
逆子の原因① 自然に頭位になるための十分なスペースがない
- 狭骨盤
- 扁平骨盤
- 羊水過小
- 子宮筋腫(子宮の腫瘍)
- 双角子宮(子宮がハートのような形をしている)
- 前置胎盤
- 低置胎盤
- 過短臍帯(25cm以下のへその緒)
- 水頭症
- 巨大児
- 双子
- 三つ子
まさに私の場合はこれに当てはまりますね(^^;
逆子の原因② 自由に動き回るスペースがあるため
- 羊水過多の場合
胎児側
- 早産で胎児が小さい
- 子宮内胎児発育遅延
子宮のスペースが広すぎても狭すぎても駄目なんですね(;´Д`)
このような原因がはっきりしている場合は、要経過観察で医師が慎重に胎児の成長を見守ります。
私は臍帯付着異常もありました。
逆子は治るのか?
逆子の治療法① 外回転術
力を入れて赤ちゃんを物理的に回すので、胎児の心拍数低下、常位胎盤早期剥離、へその緒が赤ちゃんに巻き付いてしまうなどのリスクも考えられます。
逆子の治療法② 逆子体操
- 胸膝法
腹部をゆるめ、両ヒザをついてお尻をできるだけ高く持ち上げる。
頭を地面につけた土下座ポーズから、お尻だけ上げる感じ。
15〜20分続けたのち、頭を上げないように注意しながら、そのままコテンと横になって、横向きのまま寝る。
- ブリッジ法
仰向けに寝て、地面からお尻の位置が、30〜35cm浮かせるように、腰のあたりに枕や布団を入れる。
この姿勢を1回10分間、1日2回行う。
逆子の治療法③ 寝る向きを変える
胎向を知るには
胎向がわかったら
逆子の治療法④ 血流を改善させる
全身の血行を良くすることで子宮が弛緩し、胎動が活発になって、逆子が直るといわれています。
その流れで、身体を温めるツボやお灸も逆子に効果があると言われているようですね^^
①物理的にあたためる
半身浴や、靴下をはいて身体をあたためる。
骨盤ゆたんぽで子宮を温めて逆子を治す「よもみん」
私は以前からよもにん愛用していますが、体型維持、妊娠、冷え性改善、健康のため冬場よもにんがなくては過ごせません!
作業中や、寝る前に、座っている時はよもにん愛用しております。
大切な方へのプレゼントにもとてもいいと思います!
中の温度は熱湯ではなく自分好みの暖かさのお湯を入れれば熱過ぎる事もないと思います!
②ツボであたためる
- 至陰
足の小指のつめの生えぎわ部分。(自律神経を整える)
- 湧泉
足指に縮ませた時に出る足裏の「人」の形をした「シワ」が交わったところ。(血行をよくする)
- 三陰交
内側のくるぶしから指の幅3本をあてた上のところ。(生理痛・冷えなど)
30分履くだけで足裏ポカポカ!
足裏に当たる部分の突起は、硬すぎず柔らかすぎずの適度な硬さで気持ちイイです^^
4つのポイントがしっかり足を支えてくれるのと、
床と触れる底部分がしっかりしているのに柔軟性があるので大変歩きやすいです。
靴下の重ね履きをしているのですが、マジックテープで調整できるのもありがたい!
良い買い物をさせていただきました^^
③お灸であたためる
鍼灸治療院で、逆子を治すための鍼灸があるそうです。
お灸で上記のようなツボを刺激して、血行を改善・胎動を活発化させ、逆子を治すことが目的になるようです。
自宅でお気軽に自分でお灸ができちゃう!
このお灸かあれば、いつでも家で出来るの非常に重宝しています。
②~④は外回転術のようなリスクも少ないので、出来そうなものから始めてみるのが良さそうですね(*‘∀‘)
科学的な根拠は無いとはいえ、「直った!」という症例も多いそうなので、期待しすぎず無理をしない程度に試してみるといいかもしれません。
ただ切迫症状がすでに出ている場合は、動かすことで悪化する場合があるので主治医とよく相談をしてくださいね^^
血流をよくして子宮を元気にする方法はこちら。
まとめ
- 逆子は半数以上の人が妊娠中に一度は経験するもので、自然に治る場合が多い
- 逆子や横位での分娩は、リスクが伴うため帝王切開が選ばれる場合が多い
- 原因不明で確実な治療法もないが、統計的に頭位での分娩は95%なので心配しすぎなくてOK!
妊娠後期や出産直前に直った話も聞きますし、焦らず見守ることが大事ですね。