不妊検査が一通り終わると、次は治療法の決定になります。
私たちは一般不妊治療をスルーして、いきなり体外受精を受けることに決定!
そこで今回は、体外受精をする場合の排卵誘発法の選び方、低刺激法や高刺激法(ロング法・ショート法・アンタゴニスト法)のメリットとデメリットをまとめました。
そして私がロング法(アゴニスト法)を選んだ理由と、実際の採卵までの具体的なスケジュールも共有します。
また記事の最後に、自身の不妊レベルを知るための6つの判断基準を載せてあります。
これから体外受精にステップアップを考えている方の参考になればと思います。
目次
体外受精に進む決断後は誘発法を決めます
不妊治療を始めると、まずは不妊症のスクリーニング検査を行い、不妊因子を特定してから原因に合わせた不妊治療を行っていくことになります。
もしはっきりとした要因が分からなかった場合は、夫婦の検査結果の数値と相談しながら、最適な治療法を決めていきます。
どの方法が一番いいかは、夫婦の年齢や卵子の状態(卵巣予備能など)によって異なります。
排卵誘発の目的とは、本来消失される主席卵胞以外も「排卵を誘発」するために刺激を加えて発育させることです。
そうすれば、良質な卵子を数多く採取することができ、治療の成功率は大きく上昇します。
つまり、排卵誘発とは、治療の成功率を大きく左右する要因の一つといえます。
卵管因子疑いのまま、体外受精に進むことに
総合病院でのMRI検査でも、卵管因子が治療が必要なレベルかはっきりしませんでした。
主人と相談した結果、卵管手術を受けても確実に妊娠できる訳ではないのなら体外受精に進もう、ということになった旨を不妊先生に伝えます。
すると前回のフーナー検査の問題がなかったので、そのままアッサリと体外受精についての説明が始まりました。
ひと通り排卵誘発法について説明されたものの、特にこだわりもなかったので、先生の意見を聞いてみたところ。。。
管理しやすいのはロング法だけど。
と判断し、あまり深く悩まずにロング法に決定。
それぞれにメリット・デメリットはある様だったので、より確実で管理が楽ならそれが良いかなぁという単純な理由でした。
こうして割とあっさり、治療の方向性が決まったのでした(^^;
ヒューナー検査についてはこちら。
不妊治療8回めの診察の費用
4月の2回め。全体で8回めになります。
この日はお話だけだったので、保険診療で590円でした。
卵管因子の検査と診断の様子についてはこちら。
体外受精のインフォームドコンセントを受ける
方向性が決まったので、資料を使っての詳しい説明(IC)とスケジュールの確認を行います。
できるなら夫婦で治療の説明を聞く方が良いそうでしたが、主人はお休みできなかったので、一人で聞きに行きました。
何から決めていくの?
今までの不妊検査の結果をもとに、主治医と相談しながら以下のような内容を決めていきます。
- 卵巣に対する薬剤での刺激をどこまでするか
- 採卵数をどこまで期待するか
- 現状の自分の年齢や卵子の状態は?
私は「自然に近い方がいい」といったこだわりもなかったので、できるだけ多くの採卵が可能な高刺激誘発法のロング法で進めることを確認。
体外受精の自分に合った排卵誘発法を選ぼう
自分はどのタイプに当てはまるか、検査結果をもとに判断しましょう。
低刺激向きタイプ
年齢因子が無く、純粋に卵管因子や男性因子が原因の場合。
ただし、選別した精巣精子を使用する必要がある程の強い男性因子や、受精障害などがあるケースは、「卵」の質が良くても、「胚」の質が低下することがあります。
その場合は、高刺激にステップアップする必要も。
男性不妊についてほこちら。
高刺激向きタイプ
年齢因子(卵子の質の低下)や、確実に採卵数を確保したい場合。
たくさん採卵できるということは、その分選別できるので、良質な胚を得る可能性が広がります。
ただし、卵巣予備能( 卵巣の中に残っている卵子の目安) が高刺激に反応してくれるかどうかにもよるので、卵巣予備能が低いと、低刺激と採卵数が同程度になる可能性も。
卵巣や子宮についてはこちら。
いつからスタートするか時期も決められる
自然に任せるものではなく、排卵誘発剤を使用して月経を強制的に起こして排卵させるため、スケジュール管理が容易にできます。
仕事や旅行など予定がある場合には、スタート時期を選べるのは利点ですね^^
私たち夫婦は、ちょうどその頃に新婚旅行へ行く予定だったので、不妊治療は翌月までお休みすることにしました。
MRI撮影にかかった期間と、今回の新婚旅行でお休みした期間を合わせると、1カ月ちょっと不妊治療から離れることになります。
新婚旅行についてはこちら。
不妊治療9回目の診察
この日は不妊治療全体で9回め。
保険診察で 570円、自費で 3,240円。合計で3,810円です。
実際に不妊治療を始めるにあたって、ICの他に子宮の状態を超音波検査で調べました。
体外受精の誘発法の種類
排卵誘発剤は卵巣を刺激して、より多くの排卵を起こし、卵巣機能を高める薬剤になります。
排卵誘発剤の種類や、排卵を誘発させる方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
低刺激誘発法とは
- クロミフェン(クロミッド錠)などの内服のみで行うもの
- もしくは、クロミフェンにプラスして少量のhMG注射で排卵誘発するもの
- 発育卵胞個数は多くて4〜5個(卵巣予備能がいい場合)
- 一般的には1個~4個の採卵数
低刺激誘発法のメリット
- 副作用(OHSS)の発症率が低い
- 通院回数が少ない
- 薬剤使用が少ない
- 費用も一般的に安価
- 連続の採卵も可能
排卵誘発の結果、過剰に刺激された卵巣内の卵胞が多嚢胞性に腫大し、随伴する様々な症状を引き起こす疾患。
通常3〜4cmほどの卵巣が膨れ上がり、腹水や胸水などの症状が出る。
経口剤のクロミフェン療法で発症することは稀で、hMG-hCG療法(ゴナドトロピン)で発生しやすい。
低刺激誘発法のデメリット
- 卵子が育たなかったり、排卵してしまう可能性がある
- 一般的に高刺激法と比べ、採卵数が少ないため、妊娠率が劣るとされている
- 採卵のスケジュールを組みづらい
クロミッド錠についてはこちら。
低刺激誘発法のほうが自然排卵に近い?
- その周期に育つ卵胞は「身体が選択」してくれたもので、自然淘汰の摂理が働いている
- 自然に育った卵胞内の卵子が、その周期で最も質の良いものである
以上のような考えから、「過剰に採卵数を増やすより、質の良い卵子のみを採取出来れば良い」という意見もあるそうです。
「自然に近い」「体に優しい」と言われ、選ぶ方も多いようですね。
高刺激誘発法とは
- アゴニスト(主に点鼻薬)で排卵抑制をしてから、hMG注射で排卵誘発するもの
- 卵巣予備能に見合った卵胞発育、採卵数となる
- 卵巣予備能が良ければ、15〜20個以上採れることもある
- 卵巣予備能が低いと、採卵数は低刺激法とほとんど変わらない
AMH( 発育過程にある卵胞から分泌されるホルモン )を測る検査でわかるもので、血中のAMH値が原始卵胞から発育する「前胞状卵胞数」を反映すると考えられている。
AMHについて詳しくはこちら。
高刺激誘発法のメリット
- 一般的に低刺激法に比べ採卵数が多いので、その中から良い受精卵を選び出せる
- 妊娠率が高いとする報告が多い
高刺激誘発法のデメリット
- 副作用(OHSS)の発生の可能性がある
- 連日の注射のため通院回数が多く、薬剤費・手技料などが高価
- 翌周期は採卵をお休みする必要がある
高刺激誘発法のほうが長い目で見て有利?
- 高刺激法だと採卵個数が多いので、余剰卵凍結が多くできる
- 高刺激法は連続周期採卵ができない分、身体の負担が少ない
- 採卵回数が少なくて済むので、長期的な視野で見ると、結果的に金銭的負担が軽くなるケースが多い
低刺激誘発方法と比べた時、第2子の可能性を考えている場合は、一回の採卵で余剰胚まで凍結できたほうが有利である、と考える人も多いようです。
凍結胚についてはこちら。
体外受精の高刺激法の種類
私の場合は、卵管因子疑いや月経不順もあったので、低刺激法では心もとない感じがしました^^;
高刺激の誘発法には、さらに何種類かあり、投薬期間などでわかれます。
良いクリニックであれば、個人の症状に合わせてカスタマイズしてくれるので、同じように見えても使用する薬剤や量が若干違うこともあります。
ロング法(アゴニスト法)
- 前周期から排卵抑制(アゴニスト薬剤)を行い、卵子を成熟させる
- 投薬期間が長いので、ロング法と呼ばれている
ロング法のメリット
- 下垂体抑制が強いため、採卵日の調節が容易
- 注射量を調整することでOHSSの回避(とくにPCO)ができる
卵胞が卵巣の中にたくさんでき、ある程度の大きさになるものの、排卵がおこりにくくなる病態。
ロング法のデメリット
- 前周期の高温期に中期からアゴニストを使用する為、前周期に避妊が必要。
ショート法(アゴニスト法)
- 採卵予定周期からフレアアップ効果を利用し、短期間で卵胞を成長させる。
- 投薬期間が短いので、ショート法と呼ばれる
ショート法のメリット
- 年齢因子による卵巣予備能や卵子の質が低下した状態でも結果が出しやすい
ショート法のデメリット
- 卵子の質のばらつきが出る
- 結果が予測し辛い
アンタゴニスト法
- 採卵予定周期から誘発剤を使用
- 成熟する前にアンタゴニスト注射で一時的に排卵を抑制することで、採卵コントロールをするもの
- 月経6日目から使用を開始し、期間は短い
アンタゴニスト法のメリット
- 一時的で長引かない
- 成熟前に排卵してしまうことを抑制できる
アンタゴニスト法のデメリット
- アゴニストに比べると、抑制力に個人差がある
- 採卵前に排卵のリスクもある
- 注射費用が高価
また、小さな卵胞の発育をあまり待つことができず、結果的に卵子が多数回収できないことがある。
アゴニストとアンタゴニストの違い
アンタゴニストが使われだしたのは10年ほど前。現在の製剤が開発されるまでは、副作用が強くてほとんど使われませんでした。
製剤が出始めの頃は、アゴニストよりアンタゴニストの方が採卵した卵子の質がよいと言う報告もあったそうですが、現在は変わりはないと言われています。
世界的に多く使われている方法は?
世界のスタンダードとなっているのは、アゴニスト法のロング法で、妊娠の成功率はショート法よりロング法の方が少し良い、という結果になっているものが多いです。
ただし生児出生率に関していうと、どちらもあまり変わらないそうです。
体外受精ロング法のスケジュール
無事ハネムーンから帰国し、一カ月ほどお休みしていた不妊治療も再開。
体外受精のロング法のスケジュールと、実際にロング法が始まった時の流れをまとめました。
- 前周期の高温中期から点鼻薬で卵巣の働きを抑える(~20日間)
- 排卵誘発のため、筋肉注射を連続でする(~10日間)
- 卵を成熟させる注射を打つ(1回)
- 採卵の手術(翌々日)と採精 【day0】
- 胚移植 【day2/3/4】
- 採血で着床判定 【day11】
- 妊娠判定 【day14】
採卵の周期の前から点鼻薬を利用します。
①と②に関しては、薬の量や回数は人それぞれ違うようです。
私の場合は月経不順だったので、ピルも併用して飲みました。
①ピルで生理を強制的に起こさせる
使用するのは、プラノバール錠 (20円×10回)
- 女性ホルモンの卵胞ホルモンと黄体ホルモンの配合薬(ピルの一種)
- 女性ホルモンの不足やバランスが崩れた事で起こる様々な症状を改善
- 一定期間服用し子宮内膜を充実・維持させ、その後服用を中止し、生理(出血)を起こさせる
- 1日1錠を7~10日間連続服用した後、休薬して2~3日で生理がくる
合わせて点鼻薬でホルモンのコントロールを行います。
私は6/9 から①を飲み始めて、6/19に飲み終わり、3日後には生理がきました。
②卵巣の働きを抑える
使用するのは、ナファレリール点鼻液(10,800円)
- 下垂体性腺系機能抑制作用があり、鼻腔内に噴霧後1~2週間で性ホルモンの分泌を抑え始める
- 以降、使用を継続することで性ホルモンの分泌を抑え、卵巣機能を抑える
- 1回あたり片側の鼻腔内に1噴霧(ナファレリンとして200μg)を1日2回
- 生理が始まった日、または次の日から使用
自然排卵を抑制するための点鼻薬を続けていき、次に排卵誘発の注射を連続で打ちます。
この点鼻薬は、花粉症やアレルギー性鼻炎の方なら見たことあるであろう、ふつーの噴霧タイプの点鼻薬です。
効き目をよくする為に、鼻をかんでから使用すると良いそうな。
強いお薬なので、多く打ったり、忘れたからといって2回連続で打ったりしてはいけないらしいです。
③ 排卵を誘発させる
使用するのは、hMG注射(3,740円×10回)
- 月経2~3日目より卵巣刺激のための排卵誘発のhMG注射を開始
- ホルモン採血や超音波検査をして、卵胞の発育を見ながら約7~10日間注射
- 卵胞の発育状態で採卵日が決定したら、点鼻薬、排卵誘発の注射を中止しhCG注射をして卵を最終的に成熟させる
hCGの注射をした34~36時間後(翌々日)に採卵の手術になります。
④~⑤ 黄体ホルモンの補充期間
採卵の手術から妊娠判定の日まで、黄体ホルモンを補充します。
⑥~⑦ 妊娠判定
採卵から2週間後に妊娠判定になります。
採卵前までの流れで感じたこと
6月は全部で6回の診察がありました。
それ以外に連続のhMG注射もあるので、ロング法だと通院回数が多くなるって本当ですね(^^;
通院回数が多くて薬剤の投薬期間が長いのは、正直いって身体的・精神的にもかなりきつかったですが、なんとか時間をひねくり出して必死に病院に通っていました。。。
でも「結果とスピード重視」の性格なので、管理しやすく、結果に期待できるロング法は私に合っていたかもしれません(;´∀`)
体外受精ロング法で感じた副作用
①や②で使用する薬剤のせいか、ワンクールの間じゅう「倦怠感」「腹痛」を感じることが多かったです。
- お腹が張る
- 吐き気がする
- 急に体重が増加した
- 尿量が少なくなる
その他には、上記のような副作用が出ることがあるそうです。
副作用に関しては個人差が大きいので、気になる症状や重い副作用を感じたら、かかりつけ医に相談してみましょう。
連日の筋肉注射にスケジュールがパツパツ
生理2日めの6/24〜7/2まで7回、hMG注射をしました。(注射の回数は人それぞれ違う)
病院がお休み以外の日は毎日になります。。。(~_~;)
私は仕事をしながらだったので、いつも時間に追われて走っていた気がします。
救いだったのが、診察ではなかったので、比較的待ち時間が短めだったことでしょうか。
希望すれば自己注射も選べるので、仕事の融通が利かない場合や、病院が遠い場合はそうした方が無難ですね。。。
体外受精ロング法の診察時の服装
注射が始まってからですが、肩もしくはお尻に注射するので、全部を脱がなくても注射箇所をサッと出せる服がいいと思います。
襟ぐりの大きな服や、スカートなど。
私もゆったり目の服を着て、肩だけを出して注射してもらうようにしていました。
検査の服装についてはこちら。
ロング法の筋肉注射の注意点
肩の場合、左右交互に毎日打つのですが、刺激性の高い薬で青脈注射はできないので、より持続性の高い筋肉注射になります。
注射を打たれるだけでも痛いのに、良くもんで下さいね〜 と笑顔で言われます(^^;
注射をした部分をしっかりと揉みほぐすことによって、毛細血管への吸収を早め、薬剤を早く全身に行き渡らせることができるらしいです。。。
しっかりと効果を出すためにも、頑張ってもみましょう!
ロング法の1回目の費用
全体では10回めの診察です。 オール自費で、12,920円 。
ロング法の2~6回目の費用
全体で11~16回目の費用です。(5回連続同じ領収書)
つまり、一回の注射と診察で、5,100円 × 5回 = 25,500円 ですね。
(続きで7月に入っても2回同じ注射があって、合計7回やりました)
体外受精に進むべき?不妊レベルがわかる6つのチェック法
妊娠できないのはなぜか、どこが悪いか、何が原因か、多くの方はそういうことを気にします。
しかし、不妊症に関しては、検査の結果は正常だったり、仮に何か見つかっても、本当の原因までは特定できないことがほとんどです。
何かしらの原因があって、そのプロセスで障害が起きているのですが、今の医学ではまだ全部解明させていないのです。
不妊症に関しては、「原因より結果」ということですね。
そこで自身の不妊症状がどの程度なのか、どこをみて次の治療法を診断されるのかをまとめました。
不妊治療の計画を考える時の参考になればと思います。
体外受精の治療を受ける基準
①年齢
一般的に若い方はたくさん取れ、高齢になると取れにくくなる。
②AMH値
AMH値の卵巣年齢を参考に、卵巣刺激剤の量を決める事もある。
③FSH値及び、E2値
生理3日目のFSH値が12以上の場合や、E2値が80以上の場合は妊娠率の低下が考えられる。
FSHとは
FSH(卵胞刺激ホルモン)とは、脳下垂体で分泌され、卵巣において卵胞の発育を促進するもの。
基準値よりも低いと下垂体機能低下症が、基準値よりも高いと卵巣性無月経が疑われる。
E2とは
E2(エラストラジオール)エストロゲンの一種で、卵胞ホルモンともいう。
生殖器を発育させたり、子宮内膜を肥厚させる。
E2が基準値よりも低いと、卵巣機能が低下していることを意味する。
④生理周期
生理周期が長いとたくさん取れる方が多く、生理周期が短いと取れない方が多い。
⑤胞状卵胞
年齢が上がるにつれて少なくなり、これが多い人はたくさん採卵出来る事が予測できる。
胞状卵胞とは
胞状卵胞とは生理中に卵巣内に見える大きさが3~6㎜程度の小さい卵胞のこと。
35歳なら、大体6~12個くらい。
42歳以上だと、2~6個くらいと言われている。
⑥過去の誘発結果
過去の刺激量、誘発方法などを参考に、より最適で確実な量を診断する。
いつステップアップするかの決断が重要
客観的に自身の不妊レベルがどの程度か把握すると、治療スピードをどうするか考える時に「ステップアップまでのタイムリミット」を決めやすくなると思います。
上記のような場合は、若くても生理が来ていても無排卵症など、何らかのホルモン障害がある場合もあります。
ステップアップ治療というのは、(中略)一般的に5~6周期でステップアップし、2年以内に結果を出すことが望ましいとされています。
(中略)体外受精で卵子をとってきて精子をふりかけると、受精障害が分かります。卵が元気かどうかもある程度判断できます。
顕微授精では受精障害もクリアできます。
ピックアップ障害も受精障害も、原因は依然不明ですが、(中略)原因はわからなくても障害はクリアできるようになったわけです。
このように、不妊治療を始めてからの最初の2年が勝負ともいわれています。
原因探求を考えるよりも、ステップアップまでの道のりを大まかに設定しておくことが、治療のベストタイミングを逃さずにいけると思います^^
治療のステップアップについてはこちら。
まとめ
- ロング法は前周期から薬漬け
- 採卵前は注射漬け
- 体外受精は排卵誘発、採卵、胚移植と続き、女性の負担がかなり大きい
- 高刺激法だと、注射の量と凍結卵が多くなるため、採卵までのワンクールの費用は高くなる
というおはなしでした。
結果として先生のお勧めのロング法になったのですが、より詳しく知ってからもこの判断で良かったんじゃないかな〜と思います。
これを乗り切ればついに採卵!
ただただ、それだけを考えて頑張った排卵誘発(ロング法)の日々でした。