分割する前の受精卵を持っている女の子の写真です。

新鮮胚移植を選ばなかった私は、一度全ての受精卵を凍結胚にすることになりました。

採卵後は人工的な受精を行い、胚培養をした結果、卵子のグレードが決定します。

そこで受精卵の成長過程と、受精卵のグレードがどう評価されるのか、どのグレードの胚盤胞が凍結・移植されるのか、妊娠しやすい受精卵や胚の質についてまとめました。


またそれをふまえて、採卵後の私のグレード判定結果がどうなったのかも合わせて報告いたします。

胚盤胞のグレードと出産率の関係が知りたい方におすすめの記事になります!

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受精卵の成長過程

採卵日の翌日、7/9の11:00〜14:00に、胚培養士から結果報告の電話が掛かってくることになっていましたが、当然のように仕事。

ソワソワしつつも、通常通り外回りをしていると、タイミング悪く電車の中で電話が!
駅に着く直前だったのと、聞いているだけで良かったので、思わず出てしまいます。


名前確認の後、結果報告をつらつらとされたのですが、ホームに降りた電車の音で良く分からず(^◇^;)

2pn だの、1pnだの、謎の数値を言われて「???」でしたが、結論として採卵できた15個中、 2個が受精できず、1個が経過観察、12個は正常受精できた、という事でした 。

正常な受精卵と異常な受精卵の違い

体外受精では、採卵した卵子と、採精された精子をシャーレのなかで一緒にして受精をさせます(媒精)。


正常な受精卵と異常な受精卵の違いは、前核の数で確認します。

精子と卵子の核に由来するもので、受精後数時間で現れるものです。


正常受精となるのは「2PN」で前核が2個あるもの。
1PN」「0PN」(前核が1個か0個)は経過観察で正常分裂すれば良し。


異常受精

「3PN」は前核が3個あり、異常があるものとして培養中止になります。

その他、未熟卵・変形卵も培養中止です。


正常な受精卵の条件が書かれている表の写真です。

受精卵の分割と成長スピード

受精卵は細胞分裂を繰り返して 1️⃣初期分割胚 → 2️⃣桑実胚 → 3️⃣胚盤胞 と成長します。
「胚盤胞」の段階まで成長してようやく、子宮内膜に着床できるようになります。


  • 0day  採卵した当日
  • 1day  受精卵を確認
  • 2day  4分割
  • 3day  8分割
  • 4day  細胞同士が融合(コンパクション)、桑の実のような「桑実胚」になる
  • 5day 「胚盤胞」となり、内細胞塊(胎児のもと)と栄養膜(胎盤のもと)ができる


どの段階の受精卵を移植に使うのか

  1. 初期胚を移植に使う 

    初期分割胚の状態で子宮に戻す方法。
    子宮に戻した後に胚盤胞まで成長できずに着床に至らないということもある。


  2. 胚盤胞を移植に使う

    体外で、子宮内膜に着床できる「胚盤胞」の状態まで培養した後で子宮に戻す方法。
    初期胚移植よりも良質な胚を見極められるので、妊娠成功率が高い。

ではなぜ全ての胚を胎盤胞まで成長させないかというと、万が一、全ての胚が最終段階まで行かなかった場合の予防策です。

体外受精には当然ですが、胚がないと妊娠できず、胚は体外では成長しません。
そのため、初期胚も可能性のひとつとして使用する場合があるのです。

受精卵のグレード(質)の評価とは

受精卵のグレード① 初期胚の成長の過程

初期胚のグレードは、5段階で表示されます。
破片が少ないほど質の良い胚とされ、各細胞が均等であるもの、フラグメンテーション(F)が少ないものがグレードが高いとされます。


  • グレード1
    最良。割球が均等でフラグメンテーションがない。

  • グレード2
    割球が均等。わずかにフラグメンテーションがあるもの。

  • グレード3
    割球が不均等。少量のフラグメンテーションがある。

  • グレード4
    割球が均等または不均等。かなりのフラグメンテーションがあるもの。

  • グレード5
    割球がほとんど見られない。フラグメンテーションで埋め尽くされている。


フラグメンテーションとは
フラグメンテーションとは細胞の破片のことを指します。
一部の細胞が不規則に分裂して、細胞の断片が混じることで形状の崩れが生じたものです。

一般的に胚の中のこれの占める割合が高いと着床率・胎児への発生能力が低いとされるので、初期胚で凍結保存する場合はグレード1で均等に分裂しているものを残します。

Fは成長が進むと変化する場合もあるので、経過観察が重要になります。
胚のグレードが書かれている表の写真です。

受精卵のグレード② 胚盤胞の成長の過程

5~6日めからは、胚盤胞腔の広がりと孵化(ハッチング)で成長段階を1〜6段階で評価し、数字が大きいほど発育しているとされ、グレード6は着床寸前の状態となります。


  • グレード1
    初期胚盤胞。胚盤胞腔が胚容積の半分未満。

  • グレード2
    胚盤胞。胚盤胞腔が胚容積の半分以上。

  • グレード3
    完全胚盤胞。胚盤胞腔が完全に胚を満たす状態。

  • グレード4
    拡張胚盤胞。胚盤胞腔容積がさらに拡張、透明帯が薄くなり始める。

  • グレード5
    孵化中胚盤胞。栄養外胚葉が透明帯の外に脱出し孵化しつつある。

  • グレード6
    孵化後胚盤胞。胚が完全に透明帯から脱出し、孵化が完了したもの。


グレード3以上は、
内細胞塊(赤ちゃんになる細胞)と栄養外胚葉(胎盤になる細胞)の2点を、A〜D以下の4段階で評価されます。(Aが良好の胚、D以下は不良として凍結せず)

この胚盤胞の成長段階の数字と、内細胞塊と栄養外胚葉の評価の3点を組み合わせたもので、胚のグレードを表します。


内細胞塊(ICM)

A:細胞同士が密に接し、細胞数が多い
B:細胞同士の密着が粗で、細胞数が少ない
C:細胞数が非常に少ない


栄養外胚葉(TE)

A:細胞数が多く互いに接着した上皮を形成している
B:細胞数が少なく、結合が粗な上皮を形成している
C:数が少ない、大きな細胞が上皮を形成している


より妊娠しやすい受精卵とは

受精卵のグレード表記の見方

たとえば「4CB」の場合、


4 ➡ 胚盤胞腔の成長はグレード4の拡張胚盤胞
C ➡ 内細胞塊は細胞数が非常に少ない
B ➡ 栄養外胚葉膜は細胞数が少なく、結合が粗な上皮を形成している


ということになります。

 

妊娠率の高い受精卵とは

4ABと4BAはどちらが妊娠率が高いか、一見分かりませんよね。

内細胞塊と栄養外胚葉のどちらが重要かというと、栄養外胚葉が良質な方が妊娠率が良いと考えられています。
つまり末尾が「A」に近い方がよく、4BAの方が妊娠率が高い可能性があることになります。


どのグレード以上の胚盤胞を凍結保存するか

ですが、基本的にグレード3以上、その中でも3BB以上の良好胚盤胞は凍結保存の対象になります。
良好胚がなかった場合には、3CCでも移植するケースがあるそうです。


同じようなグレードの胚が複数ある場合には、より「見た目が美しいもの」そして卵子の「成長過程」の両方を見て総合的に判断することになります。



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今回の採卵結果

前回の採卵の様子はこちら。



それでは日を追って順番に見ていきます。


受精卵の成長過程① DAY2(7/10) 

  • グレード1が8個
  • グレード2が4個
  • 経過観察の1個は分割が進まず離脱。 


初期胚の計12個を継続。



受精卵の成長過程② DAY3(7/11)

初期胚の12個のうち、グレード1が9個、グレード2が3個に変化。

  • 4分割が2個
  • 5分割が1個
  • 6分割が2個
  • 7分割が3個
  • 8分割が3個
  • 9分割が1個


👉この中で、グレード1でさらに8分割の初期胚を2個凍結します。  


〜4日めは日曜日で経過観察がお休み〜 

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受精卵の成長過程③ DAY5(7/13)

 桑実胚まで進んだのは、初期胚(2個)を抜いた残りの10個中、7個。 

桑実胚まで進むと、morula と表記されます。


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受精卵の成長過程④ DAY6(7/14)

7個中、最後の拡張胚盤胞(グレード4)まで進んだのは5個。 
さらに内細胞塊と栄養外胚葉が両方ともDグレード以上のものは、3個のみ。 


👉結果、4BB・4BC・4CC の3個と、初期胚の8分割のグレード1が2個で、計5個の凍結になりました。


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採卵の結果について

受精卵のうち良好な胚盤胞に到達できる割合は30〜40%にとどまるそうなので、採卵数15個から5個(初期胚の凍結を除いた10個のうちだと3個)の凍結は平均的なのかな?


最初の受精卵が少ない場合には、胚盤胞が一つもできずに、予定された移植がキャンセルになることがあるそうです。

Aグレードがなかったのは残念ですが、とりあえず何回かチャレンジできる分だけ確保できたので、ホッとしましたε-(´∀`; )



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グレードの高い受精卵

ちなみにこのグレードというのは、あくまで「受精卵の見た目判断」で、実際の出産率とイコールであるわけでは無いそうです。


もちろんいいに越したことは無いかと思いますが、良ければ100%、悪ければ0%の着床率というわけでもありません。

タイミングや年齢、子宮内膜の状態によって変わるものなので、実際には「受精卵の生命力」に大きく左右されます。



胚盤胞にならずに離脱するのも、初期流産があるのも、染色体の異常によるものです。
母体のせいではなくて、あくまでもその受精卵の持って生まれた巡り合わせと言えます。



グレードの低いBやCでも、無事に妊娠出産された方も多くいます。
そもそも自然妊娠した場合は、グレードなんてわからないわけですしね(^_^)

 

グレードが低くても、無事に妊娠した私が続けていたこと

Aグレードの良質な受精卵ではなく、4BB・4BC・4CCだった私。
それでも二回めの着床で妊娠し、半年間の妊活で出産しています。

双子男子は元気すぎるぐらい元気に育って困っているほど^^


そんな私が唯一、取り入れていたのは、こちらのお手軽なサプリのみ!


妊活に必要な栄養に対応しているサプリメント

葉酸亜鉛は細胞分裂の手助けをする働きがあるので、妊活には必須成分。

仕事に妊活にと忙しくて、なかなか生活習慣の改善まで手が回らないといった方は、手始めにサプリメントから妊活に取り入れるといいかもしれません。


特に妊娠に必要な栄養素についてはこちらにまとめてあります。


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まとめ

  • 受精卵は、初期分割胚 → 桑実胚 → 胚盤胞と成長していく
  • 受精卵のグレードは、胚盤胞の成長段階・内細胞塊(赤ちゃんになる細胞)・栄養外胚葉(胎盤になる細胞)の3点を組み合わせて表せる
  • グレードがいい・見た目のいい受精卵が妊娠しやすいとされているが、実際の出産率と100%イコールではない


というおはなしでした。


元気な受精卵を作るには、卵巣を良好に保つこと。
着床しやすい子宮内膜とは、血流が良く、暖かくて厚い状態であること。

採卵数が少なかったり、年齢のリスクをカバーするには、「血行促進とホルモン分泌の活性化」で上記を整えていく必要があります


それには、まず生活習慣食習慣を見直すのが1番だそうです。

規則正しい生活で自律神経やホルモンバランスを整え、冷えや女性ホルモンにいい健康的な食事、適度な運動という地道な努力が王道みたいですね。



以下の記事ではここの点について、もっと深く掘り下げてあるので参考にしてください!

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