妊活や妊娠中に「ビタミン・葉酸・鉄分」をセットで摂取することで、流産・早産・死産のリスクを低下させるという効果が期待できるそうです。
そこで今回は、健康な赤ちゃんを産むために必要とされるビタミン・葉酸・鉄分の働きを詳しく調べました。
- ビタミン・葉酸・鉄分の効能とエビデンス
- それぞれの推奨量や、摂取の上限量
- 含有量の高い食材を使った吸収率が良い食事の料理法
- 過剰摂取や欠乏による影響 など
そうでなくとも、妊活や妊娠中はバランスのよい食事で「赤ちゃんのための栄養素」を摂らないといけません。
確実に必要な栄養を摂取したい場合には、高性能の葉酸サプリでビタミン・鉄分を合わせて摂るのがお手軽でおすすめです!
記事の最後には、実際に私が使用した口コミ&レビューもあるので参考にしてください^^
目次
妊娠にはビタミン・葉酸・鉄分の摂取は必須です
…と言われるのには訳があります。
ビタミン・葉酸・鉄分を合わせて摂ると、以下のような効果があるそうです。
- 流産・早産・死産のリスクを下げる
- 先天異常・奇形のリスクを下げる
- 出生時低体重児のリスクを下げる
- つわり軽減・妊娠合併症の予防
- 貧血による免疫低下の防止
- 母乳の出や質をよくする
- 将来の子どもの問題行動のリスクを下げる
- ママの健康と美容にも役立つ
赤ちゃんへ必要な栄養を送るだけではなく、様々なリスクを低下させ、母子の健康に役立つ妊活・妊娠中の「ビタミン・葉酸・鉄分」セットで摂取する重要性をまとめました。
妊婦がビタミン・葉酸・鉄分を摂取すると死産が防げる?
本レビューでは、女性276,820例および妊娠例278,413例を対象とした40件のランダム化比較試験を選択した。
いずれかのビタミンを補充しても、流産する女性の人数は減少しない。
しかし、マルチビタミン+鉄+葉酸の併用群では、鉄や葉酸の単独群と比較して死産のリスクが低下した。
流産・早産・死産など、絶対に起こってほしくありませんよね。
ビタミンだけではなく、葉酸や鉄分も合わせて補充することで、死産のリスク回避効果が期待できます。
早産についてはこちら。
つわりにはビタミンB6が効く?
妊婦の大多数が避けて通れないつわり。
個人差が大きく、つわりがひどい場合は体重が一気に減ってしまうケースもあります。
そんな時、ビタミンB6と葉酸を摂取すると、つわりの症状が緩和される可能性があるそうです。
産科・婦人科のマミーズクリニックちとせが実施したテストによると、つわりがある患者20名に「ビタミンB6を25mg」と「葉酸0.4mg」を5日間摂取させたところ、吐き気が70%、食欲不振が65%の割合で改善したと報告されている。(中略)
ビタミンB6でつわりを緩和してから、葉酸をはじめとする妊娠中に必要な栄養素を摂取しよう。
- たん白質の代謝に役立つ
- 神経の機能を正常に保つ
- 妊娠中の胎児の成長を助ける
- 肌あれ、口内炎の予防改善効果
ビタミンB6の推奨摂取量は、妊娠中は1.4mg、授乳中は1.5mg 必要になると言われています。
つわりについてはこちら。
ビタミンDで早産のリスクが低下する?
早産のリスクは後遺症の危険と隣り合わせで、低体重児も出生児の成長予後に長期間の悪影響を及ぼします。
健康な赤ちゃんを出産するために、ビタミンDの摂取が推奨されています。
妊娠中のビタミンD補充により(中略)、早産(妊娠37週未満)のリスクが低下し、女性の高血圧リスク低下および出産時低体重児(2500 g未満)リスク低下の可能性が示された。
しかし、ビタミンDとカルシウムを併用すると、早産のリスクが増加すると考えられる。
ビタミンDの吸収と働き
ビタミンDは肝臓と腎臓を経て、体内の機能性たんぱく質の働きを活性化させる働きがあります。
- カルシウムとリンの吸収を促進させる
- 血中カルシウム濃度を一定に保ち、神経伝達や筋肉の収縮を正常に行う
- 正常な骨や歯の形成に役立つ
ビタミンDの推奨摂取量は、妊娠中は7.0㎍ (マイクログラム)、授乳中は8.0㎍です。
ビタミンDについてはこちら。
ビタミン摂取の上限量とは
妊娠に気がつく前からマルチビタミンなどのサプリを服用していた場合、上限を超えていないか心配になりますよね。
しかし、基本的には「定められている用法内」での服薬であれば大量投与にはなっていないと考えていいでしょう。
以下は、それぞれの「耐容上限量 = 日常的に摂取しても過剰症を起こさない 1 日当たりの最大量」になります。
・妊娠中の推奨量 1.4mg
・耐容上限量 60mg
ビタミンD
・妊娠中の推奨量 7.7µg
・耐容上限量 100µg(4000IU)
ビタミンA
・妊娠後期の推奨量 730~780μgRAE
・耐容上限量 2,700μgRAE
ビタミンC
・妊娠中の推奨量 110mg
・耐容上限量 100mg
ビタミンを過剰に摂取したらどうなるのか
ビタミンには「脂溶性のビタミン」と「水溶性のビタミン」があります。
その中で、妊娠中に気を付ける必要があるのは、以下の脂溶性ビタミン(脂肪組織へ蓄積されやすく、欠乏しにくい)になります。
過剰摂取と欠乏で、どちらも催奇形性(口蓋裂、口唇裂、神経管欠損など)を生じる可能性がある
ビタミンD
欠乏で、骨軟化症を生じる可能性がある
ビタミンE
とくに母児に影響はなく、補充の必要もない
水溶性ビタミンはビタミンB群、Cなど。
これらは、過剰に摂取したとしても尿から排泄されるので心配はないでしょう。
妊娠前から妊娠初期に不足すると、脳や神経の奇形を生じる可能性がある
ビタミンB群
欠乏で、妊娠悪阻症の悪化、妊娠高血圧症・妊娠糖尿病などの発症に関わる可能性がある
先天異常についてはこちら。
以下からは、妊娠中のビタミン摂取の具体的な方法になります。
妊娠中にビタミンを上手に摂取する方法
妊娠中にバランスの良い食事の献立を意識するだけでも、多くのビタミンを摂取できると考えられています。
食材に含まれるビタミン量や吸収率の良くなる調理法を調べたので、妊活や妊娠中の食事メニューにお役立てください^^
ビタミンを食事でとる場合
食品から上手にビタミンをとるコツは、献立に最低でも5種類の野菜を用いること、そして、1日300gの野菜を、そのうち100gは緑黄色野菜をとることです。
そうすると、必要なビタミンが摂取できるといわれています。
- 野菜はできるだけ皮ごと食べる
- 繊維に添って切ると栄養を逃しにくい
- 野菜の茎頂と根端(生長点)は栄養が豊富
- 脂溶性ビタミンを多く含む野菜は、油と一緒に食べると栄養吸収率が高まる
- 水溶性ビタミンを多く含む野菜は、生・蒸し焼き・スープにするとゆで汁に栄養が溶け出さない
ビタミンが足りているか心配な方にはこちら。
➡ ビタミン・ミネラル15種類の栄養吸収量がわかる尿検査キット【VitaNote】
食品に含まれるビタミンの一例
ビタミンD
・干しいたけ(大を約2枚)…2.5µg
・ちりめんじゃこ(大さじ約2杯)…5.5µg
・じゃがいも(中約1個)…50mg
・レモン(約1個)…100mg
妊婦の朝食にビタミン摂取がおすすめ!
普段は忙しくて朝食を抜いていたり、飲み物だけという方も多いのでは?
そのため、妊活や妊娠をして食生活を見直すときに一番手っ取り早いのは「朝食の改革」になります。
果物や野菜たっぷりの手作りスムージーや、作り置きスープなどを朝食に加えるだけでも、不足しがちなビタミン類を摂取できて栄養のコントロールがしやすくなりますよ(*‘∀‘)
妊婦の食事についてはこちら。
ビタミンAは妊婦に危険?
ビタミンAを摂りすぎると、胎児が奇形になる…という話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし実は、妊娠初期と中期に注意が必要なだけで、通常時(650~700μgRAE)から、妊娠後期は付加量 +80μgRAE、授乳期には付加量 +450μgRAE が必要になるとされています。
妊娠中、多量のビタミンAが必要とされる。
現在、世界保健機構(WHO)およびその他の国際機関は、ビタミンA欠乏が流行している地域(夜盲症が起こる地域)で妊娠中または授乳中の定期的なビタミンA補充を推奨している。(中略)
ビタミンA欠乏が流行している地域に住む女性やHIV陽性の女性において、出産前のビタミンA補充は母体の貧血を低減するという良好なエビデンスがある。
このように妊娠中も、(過剰摂取に気をつけつつ)ビタミンAの摂取をすることが大切です。
ビタミンAが含まれる食べ物で妊婦が気を付けること
厚生労働省によると、妊娠前3ヵ月~妊娠初期3カ月に、大量のビタミンA(1日3,300μgREA以上)を継続して摂取していた妊婦の出生時の奇形率が増加したと報告しています。
650μgRAE(耐容上限量 2,700μgRAE)
★30~49歳
700μgRAE(耐容上限量 2,700μgRAE)
☆妊娠後期
付加量 +80μgRAE
☆授乳期
付加量 +450μgRAE
逆にいえば、耐容上限量を超えるほど「大量に・毎日・継続して」摂取しなければ問題ないとも言えます。
ビタミンAに触れている記事はこちら。
うなぎに多く含まれる動物性のビタミンA
栄養豊富なうなぎのかば焼き。私も大好きです。
でも妊娠中はレバー類と並んで、タブーと言われています。
何故かというと、うなぎ一尾(100ℊ)で、約1,500μgREのビタミンAが含まれているので、うなぎを「一人前」食べてしまうと妊娠中の推奨量を軽く超えてしまうからです。
しかし連日にわたって食べ過ぎるようなことがなければ、過剰症を起こすとされる上限(2,700μgRAE)までは届きませんよね。
つまり、うなぎを食べた時にビタミンAのサプリを同時に摂取していなければ、重篤な事態にはならないと考えて良いでしょう。
うなぎに含まれる栄養素
うなぎは夏バテ解消の疲労回復の効果で、昔から土用の丑の日に食されてきました。
以下はうなぎに含まれる栄養になります。
ビタミンA
目の働きを良くする
ビタミンB郡
・ビタミンB1…疲労回復効果
・ビタミンB2…口内炎や髪、爪、皮膚などを健康に保つ
ビタミンD
カルシウムと一緒に摂取すると、骨粗しょう症や骨軟化症の予防に効果的(うなぎはカルシウムも豊富)
ビタミンE
細胞の老化を防止する働き(抗酸化作用)
DHA(ドコサヘキサエン酸)
・記憶力や視力の回復効果
・がん、心臓病、高血圧、糖尿病、脳卒中、動脈硬化の予防と改善
・悪玉コレステロールを減らす作用
EPA(エイコサペンタエン酸)
・血液の流れを良くして、血管の病気(脳梗塞や心筋梗塞など)の予防効果
・コレステロールや中性脂肪を減らす働き
うなぎは栄養豊富なだけではなく、低カロリーな魚になります。
妊娠中はうなぎを摂取する時期と摂取量に気をつける必要がありますが、身体とって理想的な健康食品ともいえますね。
妊娠中に必要な葉酸とビタミンの関係
妊娠中の栄養素と言えば葉酸は欠かせません。
葉酸はビタミンB群のひとつで、赤ちゃんの成長にとても大切だと考えられています。
- 赤血球を作る材料となり、血流を上げ、貧血を防ぐ効果がある
- たんぱく質の代謝を助け、身体の生育を促す働きがある
葉酸で胎児の奇形が防げる?
葉酸は、神経管欠損(NTD)の発生や、ほかの先天異常などを減少させる働きがあるとされています。
- 二分脊椎(中裂脊椎)
- 無脳症
- 先天性心血管欠損
- 口唇口蓋裂
- 口蓋裂 など
そのため、国際的にも妊娠3か月前~妊娠12週までの女性に葉酸の補充が推奨されています。
最近では、妊娠全期間や産後まで葉酸を摂取することで、様々な効果が期待できると考えられています。
葉酸についてはこちらの記事でも。
授乳中にも葉酸は必須!
母乳はママの血液がもとになっています。
葉酸は、ビタミンB12と共に赤血球を作る「血液の材料」のため、特に産後しばらく続く授乳期には欠かせない栄養素になります。
- 母乳の中に溶け込み、母乳の質をよくする
- 細胞分裂を活性化させ、赤ちゃんの発育を促す
- 出産でダメージを受けた身体の回復を早める
- 赤血球作りをサポートし、母乳の出をよくする
- 貧血や立ちくらみを予防し、健康維持に役立つ
血流が及ぼす身体への影響についてはこちら。
妊娠中のビタミンB群・葉酸が子供の成長に与える影響
妊娠中に母親が葉酸やビタミンB類を摂取すると、出生した子どもが5歳の時点で多動や情緒の問題、向社会的行動傾向が低いといった問題行動を呈するリスクが低減する可能性があることが、愛媛大学大学院疫学・予防医学講座教授の三宅吉博氏らの検討で分かった。
葉酸やビタミンB類の摂取は、成長した子供にも良い影響があるんですね^^
このように、妊娠中や産後にわたって、赤ちゃんとママのサポートをしてくれるビタミン類や葉酸は、確実に摂取しておきたい栄養素であるということが分かります。
葉酸の効果は男性にもある
ちなみに、葉酸は男性の不妊に対して有効であるという報告もあるそうです。
葉酸には、細胞分裂・増殖をサポートする働きがあることから、男性が葉酸を摂取することで正常な精子を増加させる効果が期待できます。
妊活中から夫婦で摂取すると良いことづくめかもしれませんね^^
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葉酸の吸収と働き
妊娠中は体内の血液量が増えて、血液が薄くなるので「貧血になりやすい」と言われています。
葉酸やビタミンB12が不足して起こる貧血
鉄欠乏性貧血
赤血球中のヘモグロビンの原料となる鉄分が不足して起こる貧血
一般的な貧血は「鉄欠乏性貧血」ですが、妊娠時は葉酸の必要量も増えているので、「巨赤芽球性貧血」のリスクも高くなります。
妊娠中の貧血予防のためも、妊娠中のビタミン・葉酸・鉄分をしっかりとることが大切です。
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葉酸を摂る量の上限はある?
葉酸の推奨摂取量は、妊娠中は480μg、授乳期は340μgになります。
日常的に摂取しても過剰症を起こさない 1日当たりの葉酸上限量は 1000µgです。
サプリなどで補充している場合は、食品からとりすぎないように注意しましょう。
葉酸が足りているか心配な方にはこちら。
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妊娠中に葉酸を上手に摂取する方法
葉酸は野菜、果物、豆類など様々な食品に含まれています。
ただし葉酸を食事でとる場合には、調理の仕方に注意が必要です。
葉酸を食事でとる場合
ビタミンB群の仲間の葉酸は、「水に溶けやすく、熱に弱い」という特徴があります。
そのため、ゆでたりすると半分くらいに減ってしまうので、食材の重量で計算して「葉酸が480μgとれた!」と思っていても、実際には半分くらいしかとれていないことも…。
妊娠したら「緑黄色野菜は普段の倍食べる」くらいの気持ちでもいいでしょう。
比較的とりやすい栄養素ではあるものの、調理法によっては成分の約50%が失われてしまうので、食品から効率よく摂取するためには、葉酸の性質を理解しておくことが肝心です。
また、オレンジジュースやバナナには「葉酸の吸収を阻害する働き」があるそうなので、葉酸を含む食品と一緒に摂取することは避けた方がいいかもしれませんね。
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葉酸がたくさん含まれる食材
豆類
・納豆1パック(50g)60μg
・枝豆(1さや)64μg(100gゆで:260㎍)
緑黄色野菜
・ほうれん草(60g)126μg
・ブロッコリー(100g)250㎍(ゆで:67㎍)
果物、海藻
・アボカド(1個 )168μg
・焼きのり(1枚) 50μg
つわり中でもさっぱり食べれる葉酸の食材
トマトで葉酸
トマトは1個で、葉酸が44μg摂取できます。
トマトにはビタミンC、ビタミンB6、血糖値を下げるリコピンも豊富です。
いちごで葉酸
いちごは100gで葉酸が90μg摂取できます。
いちごには、ビタミンCのほかに、余分な塩分を体外に排出するカリウム、視力回復や眼精疲労改善に役立つアントシアニンも含まれます。
つわりでも食べれた食材の1位は「トマト」なんだそうですよ!
(ちなみに、2位はフライドドポテトだそうな)
つわりについてこちら。
妊娠中に鉄分を摂取しよう
このように、葉酸の不足で赤ちゃんの神経管欠損リスクが上がるだけではなく、「葉酸の低値」に「ビタミン・鉄分の不足」が加わることによって、妊娠中に貧血を生じる可能性があります。
慢性的な貧血になると、常に疲労を感じ、場合によっては失神を起こすことも。
その結果、もし子宮内感染症になった場合、張りが誘発されて流産や早産に繋がりかねません。
そういったリスクを避けるためにも、鉄分も忘れずに摂取することが大切です。
妊婦になったら鉄のサプリで貧血予防!
61件のランダム化比較試験をレビューに組み入れ、そのうち妊婦43,274例を含む44件が分析対象とした。
鉄または鉄+葉酸を補充することで、妊娠中の貧血および鉄欠乏のリスクが低下した。
妊娠中の母体への鉄補充は、新生児アウトカム(出産時体重、早産)を改善することが示された(中略)
妊娠中に貧血を起こすと、赤ちゃんが出生時に低体重になるリスクや、分娩中に合併症が生じるリスクも高くなると言われています。
それ以外にも、鉄不足はシミ・シワ・抜け毛の原因にもなるので、女性にとって避けたいことばかりになりますね。
低体重児についてはこちら。
鉄分の吸収と働き
- 身体の健康に欠かせない必須ミネラル
- 赤血球中の酸素を運ぶヘモグロビンの構成要素
- 酸素を肺から身体のすみずみまで運ぶ
- 体内でのエネルギーの産生に役立つ
- 筋肉が酸欠状態になると、疲れやだるさが現れる
- 二酸化炭素が回収できず、肩にこりや痛みが生じる
- 全身の組織が酸欠状態になると、動悸や息切れを感じる
- 脳が酸欠状態になると、めまいや頭痛などが起こる
このような症状が現れている方は、すでに鉄分不足が生じているかもしれないので、つらい場合は主治医に相談しましょう。
鉄分の推奨量と摂取上限は?
鉄分の摂取推奨量
・妊娠初期 13mg
・妊娠中期~後期 21.5mg
・授乳期間 13mg
鉄分の耐容上限量(日常的に摂取しても過剰症を起こさない量)は、55mgになります。
- ひれ肉(100g)2.8 mg
- カツオ(100g)1.9 mg
- 干しひじき(10g)5.5mg
- 糸引き納豆(4.5パック)7.5mg
動物や魚の赤身(筋肉の部分)から、鉄やタンパク質を効率よく摂取することができます。
また、鉄はビタミンCと一緒に摂ると吸収率が高くなるので、加熱による損失が少ないピーマンやじゃがいもなどと一緒に調理するといいでしょう。
鉄分についてふれている記事はこちら。
妊娠中はビタミン・葉酸・鉄分をサプリで補おう
妊活・妊娠中の食事で「必要な全ての栄養素」を摂取できたら、それが一番理想的です。
でも妊娠前の偏食やダイエット癖が染みついていたり、つわりで食事がとれなかったり、逆に食べ過ぎでカロリーオーバーになってしまったり。。。
良いとわかっていても、なかなかバランスのとれた食事を続けるのは難しいですよね。
- 流産・早産・死産のリスクを下げる
- 先天異常・奇形のリスクを下げる
- 出生時低体重児のリスクを下げる
- つわり軽減・妊娠合併症の予防
- 貧血による免疫低下の防止
- 母乳の出や質をよくする
- 将来の子どもの問題行動のリスクを下げる
- ママの健康と美容にも役立つ
上記のようなメリットからも、妊婦になったら「ビタミン・葉酸・鉄分」は確実に摂取したいところです!
そこでオススメなのは、以下で紹介する葉酸サプリ。
妊活・妊娠中に必要なビタミン・葉酸・鉄分がすべて入っているので、このサプリさえ飲んでいれば安心です。

どちらも飲みやすく、お値段も手ごろで続けやすい優秀なサプリになるので、ぜひ試してみてくださいね^^
妊娠から産後までおすすめ!ビタミン・葉酸・鉄分サプリ
実際に、私が陽性反応の確認が取れてから飲み始めたのが【メルミー葉酸サプリ】 になります。
もともと好き嫌いはありませんが、不健康な生活習慣(1日1~2食で大食漢)であったため、様々な栄養素が配合されていて、妊娠初期から産後まで対応しているというこちらのサプリは、まさに面倒臭がりの私にはぴったりでした。
- 厚生省認可の「栄養機能食品」で無添加&国産なので安心
- 産婦人科医と管理栄養士が監修している
- 妊娠初期~産後の授乳期まで、食事からの摂取では足りない分をまんべんなく補うことが出来る
- 妊娠中に摂取しない方が良い成分を徹底的に排除している
- 定期便コースで40%OFFになる(解約は自由・回数縛りなし)
一言で言うと、妊娠してから出産後までコレひとつで済むのが楽でいい! ということでした(^^;
産後までフォローする葉酸サプリ◎
メルミー葉酸サプリの具体的なメリットは以下の通り。
①妊娠中でも安心な成分のみ「17種類配合」
- 葉酸・鉄・ビタミンB6・ビタミンD
- ビタミンB1・B2・ B12・C・E
- 亜鉛・カルシウム・マグネシウム・銅
- パントテン酸・ナイアシン・n-3系脂肪酸・ビオチン
②ビタミンとミネラルが豊富
- 葉酸の働きをサポートする「ビタミンB12」12.8μg、 「ビタミンB6」1.7mg、「ビタミンC」130mg 配合
- 鉄分は吸収率を高める為に「ヘム鉄 + 非ヘム鉄」のブレンド鉄を使用
③赤ちゃんにも安全
- 他の葉酸サプリと比較して群を抜いて多い「14種類の栄養成分」で厚生労働省の基準をクリア
- 放射能検査などの安全検査も実施済みで、全成分の原産国・最終加工国をすべて開示している
④長期間の服用でも継続しやすい
- 1日4粒の服用で、いつ飲んでもいいし、複数回に分けても一度に飲んでもいい
- 格安な定期便の「縛り」がないので、いつでも休止や解約ができる
管理栄養士が無料で相談に乗ってくれる
妊娠中の食事や栄養について、妊娠中に何を食べたらいいか、何を避けるべきか…
ネットには様々な情報があふれていて、誰しも悩みますよね。
でもメルミー葉酸サプリを始めると、プロの管理栄養士が無料で「お腹の赤ちゃんに良い栄養・悪い栄養」をきめ細かく教えてくれます。
私は電話が苦手なので利用しませんでしたが^^;
やり取りが平気な方には心強いサービスだと思います!
妊活中におすすめ!ビタミン・葉酸・鉄分サプリ
私は不妊治療の末の双子妊娠で、治療期間は半年ほどになります。
妊活を始めるより前は「最低な女性ホルモン&子宮内環境」だったことを自覚していたので、不妊治療を始めると同時に「妊活サプリ」として makana(マカナ) を始めました。
マカナは、妊活専門の管理栄養士が「妊娠しやすい身体」になるように成分配合をした妊活に特化した葉酸サプリになります。
- 厚生省認可の「栄養機能食品」で、無添加&国産なので安心
- 90種類以上の成分を妊活専門の管理栄養士が最適なバランスで配合している
(ビタミン・ミネラル類「29種類」・アミノ酸類「21種類」・ファイトケミカル「23種類」配合) - 妊活に必要な成分をすべて必要量配合している
(日本産マカ・DHA・EPA・GABA・αリポ酸・スピリナ・コエンザイムQ10など) - 不妊クリニックの産婦人科医も推奨している
一言で言うと、これひとつで済むのが楽でいい! ということでした。(判断基準がばれる…)
妊活に特化した葉酸サプリ◎
妊活サプリ「マカナ」の具体的なメリットは以下の通り。
①優秀な葉酸サプリ
厚生労働省推奨のモノグルタミン酸型「葉酸」400μg配合
②優秀なマルチビタミンサプリ
- 妊活に非常に重要な「ビタミンD」「ビタミンE」
- 葉酸の働きをサポートする「ビタミンB12」「ビタミンB6」「ビタミンC」他
③優秀なマルチミネラルサプリ
- 妊活には欠かすことのできない「亜鉛」
- 妊活のための身体作りに重要な「鉄分」「カルシウム」「マグネシウム」他
無料サービスがかなり充実!
不妊カウンセラーの電話相談や、栄養管理士による妊活の食事指導・栄養相談が無料で受けられます。
また「ご夫婦協力コース」というのがあって、そのコースを選んだ対象者にはスマホで精子の動きを確認できるという「男性妊活用メンズルーペ」という観察キットが無料でついてきます。
私は不妊クリニックに通っていたので、上記の利用は無かったのですが、不妊治療を本格的に始める前にも無料で利用できるサービスがあるので、妊活を始めるにはぴったりの葉酸サプリになると思います!
それぞれ使ってみた感想
サプリメントってなんでもそうだと思いますが、飲み始めてすぐに効果が実感できるものではありません。
何故かというと、あくまでも「食品」であり「治療薬」ではないからです。
そのため、まずは自分が選んだサプリを一定期間、継続して服用することが第一になります。
私の場合は、妊活中も妊娠中も「安心できる要素」がひとつもありませんでした。
でも、葉酸・ビタミン・鉄分サプリの利点を理解したうえで、服用を続けていることが一種の「心のよりどころ」になっていた感があります。
そういった点も含めた効果としては、個人的に大変満足しています(*’ω’*)
しかしレッドカードが出るほどではなく、その他の妊娠合併症も起こさず、双子妊娠にもかかわらず早産や低体重児にもなりませんでした。
そうして無事に健康な双子男子を出産できたのは、葉酸サプリも一役買ってるんじゃないかな? と思っています^^
産後もサプリを続けて正解でした
そして出産後は本当に座って食事をする暇もない生活が半年以上続いたので、サプリは母乳の栄養改善にも役立っていたと思います。
最初は私の手際が悪かったり、双子特有で哺乳力が弱いこともあって、母乳育児の苦労は絶えませんでした。
しかし終わってみれば、必要最低限のミルクのみでほぼ完全母乳で双子を育てることが出来たのは、葉酸サプリを続けていたおかげかもしれません。
身体のなかで新しい命を育むこと・生まれたての命を守ることは、文字通り「身を削る」作業になります。
赤ちゃんのためにも、ママのが健康でいることが一番なので、妊活から産後まで「ビタミン・葉酸・鉄分」の摂取をセットで続けることが大切ですね(^^♪
ビタミンが足りているか自宅で簡単にチェックする方法はこちら。
まとめ
- 妊娠中のリスク軽減には、ビタミン・葉酸・鉄分のどれが欠けても駄目
- バランスの良い食事でも補いきれない部分をサプリメントで補強しよう
- 日本の葉酸サプリは優秀です!
というおはなしでした。
これだけのメリットがあるなら続けない理由はありませんね!
ちなみに、妊活や妊娠中になぜ「ビタミン・葉酸・鉄分」の摂取が長期的に必要かというと、体質が改善するまでに一定の期間がかかるというヒトの身体のシステムによります。
汚れた血液や傷ついた細胞ががきれいになるためには、「血液が代謝に要するだけの期間」がかかると考えられているのです。
- 白血球の寿命は、約2~3日
- 血小板の寿命は、約2週間
- 赤血球の寿命は、約120日
つまり、血液の入れ替わりには 約120日 = 3ヶ月間 は要することになります。
迷っている時間は取り戻せないので、妊活を始めたら・妊娠が確定したら「すぐに」葉酸・ビタミン・鉄分サプリを始めることをお勧めいたします!