月経不順だった場合の不妊治療の内容や費用、検査の流れを詳しく説明します。
クラミッド錠とホルモン注射の様子や、副作用、効能などをまとめました。
目次
不妊治療2回めのお会計
2回めの通院です。
まずは初診時の検査結果を聞きました。
そして追加の検査と、内服薬を処方されました。
保険診療(3割負担)で、合計2740円です。
今回は自費の検査がなかったので、高額にはなりませんでした(;^ω^)
月経不順だった私の治療
基礎体温表が全く意味をなしていなかった私は、初診時でホルモンそのものを直接補充して、生理を誘発させる目的として、E・P ホルモンデボーという筋肉注射を打っていました。
E・P ホルモンデボー筋注とは(ホルモン注射)
ホルモン注射の主な効果と作用
女性(黄体・卵胞)ホルモン剤で、月経異常(無月経など)・子宮の不正出血等を治療する薬。
不足している女性ホルモンを補充し、ホルモンバランスを整える働きがあります。
強制的に生理をこさせるもので、通常は1週間~10日で生理が来ます。
早いと3日、遅いと2週間かかる方も中にはいるそうです。
ホルモン注射の副作用
人により色々とありますが、私は頭痛や眩暈を感じることがありました。
過敏症、発疹、肝機能異常、黄疸、乳房痛、乳房緊満感、ナトリウム貯留、体液貯留、浮腫、体重増加、悪心嘔吐、下痢、頭痛、眩暈、眠気、倦怠感、抑うつ、多形性紅斑、出血性発疹、アレルギー性皮疹、肝斑、痒疹、硬結、発赤、疼痛 etc
ホルモン注射の用法・用量
1週間に1回1mLを筋肉内注射。(症状により増減する)
ホルモン注射は筋肉注射で痛い!
筋肉注射を打つ場所は、腕かお尻かで選べるのですが、私は毎回腕にしていました。
やったことある方は分かると思いますが、筋肉注射ってめっちゃ痛いです(´;ω;`)
- 排卵誘発の注射(5回)
- 排卵を促すための注射(1回)
- 黄体補充の注射(5回)
ワンクールで最大これくらいの注射を打ちます。
1 と 3 に関しては個人差があるので、ホルモン値が安定している方は、一回で済む場合も。
打った瞬間から薬剤が入りきるまでの間、息を殺して我慢。
数時間ジンジンと痛んだり、あざになって残る時もあったりで、これを毎週のように交互の腕に打つようになるという。。。
けっこうなストレスでございます(ノД`)・゜・。
不妊治療の初診時から行っていた検査
LH/FSH/PRL/E2測定
脳下垂体から分泌される、各種ホルモンを測定します。
- 卵胞刺激ホルモン(FSH)
- 黄体化ホルモン(LH)
- プロラクチン(PRL)
- エストロゲン(E2)
これは卵巣の機能を調べるための血液検査になります。
TRHテスト
TRHテストは、PRL(プロラクチン)の反応を見ます。
月経が不順である場合、その原因がどこにあるのかを明らかにする必要があります。
TRHテストはTRHという注射を行い、注射前、注射後30分、60分に採血をし、それぞれホルモンを測定することにより、排卵に関わるどの部分の異常によって、月経異常が起きているのかを調べる検査です。
地味に時間がかかって、大変なテスト。
2回めの診察時も行いました。
不妊治療 初診時の検査の結果
生理はあったものの、 ずっと月経不順だった私。
案の定、黄体ホルモンの値がやや低かったので、クラミッド錠を5日分処方されました。
クラミッド錠とは
黄体ホルモンが低いという事は、ある程度のエストロゲン(卵胞ホルモン)分泌がみられ、子宮内膜が育っている状態。
この場合にはプロゲステロン(黄体ホルモン)製剤を投与すれば消退出血(月経に似た出血)が起こります。
クラミッドを飲むことで、性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン)の分泌を増やし、排卵を促すのです。
クラミッド錠のメリット
- クロミッド周期では2~4個の排卵が見られ、排卵数が増える傾向がある(1個の時も多い)
- 卵子の質が改善
- 卵子の成熟度を調整できる(性交渉のタイミングが取りやすい)
- 黄体機能が良くなり、黄体ホルモンの分泌が改善
- 月経不順や無排卵が改善
クラミッド錠のデメリット
- 副作用(頭痛、吐き気、倦怠感、イライラ感、目のかすみ、ほてり等)
- 子宮頸管粘液が減少多胎妊娠の可能性(5~10%が多胎)
- 子宮内膜が薄くなる(着床障害・月経量が減少)
- 卵巣過刺激症候群(OHSS)
- 遺残卵胞(遺残卵胞が確認された場合には、その周期の治療ができない)
- 排卵の前後で排卵痛がみられる
- 不正出血・排卵出血
- 月経時に膜状~袋状の内膜が出る(膜様月経)
- 黄体化非破裂卵胞(hCGを注射しても排卵しない)
- 排卵後の卵胞(黄体)が妊娠に伴って大きく腫れる( 黄体嚢胞ができやすい)
デメリットのほうが多く感じられますが、必ずしもすべての症状が出るわけではなく、可能性が高まるということです。
長期間の服用は、上記のような欠点も含め、医師との相談が必須なお薬になります。
クラミッド錠を飲めば、妊娠率は上がる?
生理を人工的に起こすものになりますが、妊娠にいたる確率は自然妊娠のそれと変わらないので、この薬を飲んだからといって妊娠率自体が上昇するわけではありません。
クラミッド錠の排卵成功率
十分な性腺刺激ホルモンにより卵胞が大きく育ち、生理のみられる無排卵周期症の場合で、排卵の成功率は70~80%以上。
第1度無月経でも60~70%くらい有効です。
無月経とは
無月経とは、これまであった月経が3か月以上ないものを指し、大きく第1度と第2度に分類されます。
無月経の原因として、不規則な生活・心身の疲労・ストレスなどがあげられます。
このような無月経の多くは第1度であり、黄体ホルモンの投与のみで元の周期を回復することも多いそうです。
第1度
第1度は、卵胞ホルモンの分泌は確保されていますが、黄体ホルモンの分泌が減少しているもの。
黄体ホルモンを投与すると月経に似た出血があります(消退出血)。
第2度
第2度では、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両方とも分泌が減少していて、両方のホルモンを投与して始めて出血が起こります。
月経不順を改善するサプリ
不妊治療を本格的にスタートする前に、月経不順を治せていたら理想的ですよね。
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製法特許取得の国産発酵黒生姜に、金時生姜も加え、快適な毎日をサポートしてくれます。
くまのこサプリの特徴
まずはパッケージが可愛いので、持ち運びたくなりますね^^
主成分のチェストベリーは、何千年も前から主に女性の月経症状(生理痛)の緩和のためや母乳分泌促進のために使われてきました。
今日でも依然として、民間療法・伝統療法として使われています。
以下の効能はくまのこサプリ公式HPより抜粋です。
ホルモンバランスを整える
チェストベリーは、月経前症候群(PMS)の改善や無月経、月経周期の乱れの改善、不妊の改善、にきびの改善、更年期障害などの効果・効能があるといわれているハーブです。
むくみの改善
発酵黒生姜を発酵・熟成させ、ショウガオールを高含有させたもので、生姜よりも強いぽかぽか効果で身体を温めて、むくみ解消!
冷え性改善
生姜の4倍のジンゲロールが含有している金時生姜で 、血の巡りを良くし冷えを改善。
有機素材のマルチビタミン
化学合成品ではない有機素材のマルチビタミンを配合。
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6が多く含まれています。
抗酸化抑制
抗酸化作用にあるハーブ(カモミール、ブドウ、ドクダミ、サンザシ)を配合。
お値段も継続しやすくなっているので、ぜひ試してみてくださいね(^^♪
まとめ
いつでも出来る検査から始めたとはいえ、検査結果に応じて追加の検査や治療もあります。
私のように、まずはホルモンバランスを整えた方が良い場合もあったりするので、どうしても実際に採卵するまである程度、時間を要します。
全てにおいて、スピード感が肝になる不妊治療。
こういった検査の多さや時間がかかることで、その間も年齢による卵子の衰えも進んでいくと考えると、早めの受診が良いと言われるのも頷くけますね(ー ー;)