皆さんは定期的に婦人科に通っていますか?
病院が好きな方はいないと思いますが、特に婦人科系の受診って勇気がいりますよね(^_^;)
私は昔から生理不順で、28日周期で毎月ぴったり、なんてきたことがないです。
時々不安になって、血液検査を受けたりしていましたが、大きな異常もなく特に困ってないしと、言い訳しながら継続的に受診はしたことはありません。
しかし結婚するとなると、自分だけの話では無くなりますし。。。
いわゆるブライダルチェックというやつです。
じっさいにはどのような検査項目があるのでしょうか?
目次
ブライダルチェックでわかること
ブライダルチェックは、2つの意味があります。
- 自身が健康であるかどうか、 婦人科系臓器など、健診の目的。
- 妊娠に直接影響のある病気がないか、確認する目的。
結婚の前にブライダルチェックを受ける時期
受ける時期は、結婚する予定がある場合、その3カ月~半年前に受診することが多いようです。
早すぎても遅すぎても時機を逃してしまいそうですね(^^;
ブライダルチェックの検査内容や費用は病院によって違います
ここに挙げたもの以外の検査も選べるところもありますし、必ずしもすべて受けなくてはいけないものではありません。
基本的な検査がパックになっていて、オプションで追加料金を支払って、検査項目を増やしていく病院もあるようです。
選んだ病院や検査項目の種類・数によって費用は変わりますが、1万5千円~5万円のところが多そうです。
詳しくは各病院のHPを参考にして、電話で問い合わせてみてくださいね^^
ブライダルチェックの項目① 子宮筋腫
30才前後だと10人にひとり、30代は5人にひとり、40才になると3人にひとりの確率です。
子宮筋腫は珍しくない腫瘍です。
悪性の腫瘍ではありませんが、貧血や痛みなど様々な症状の原因となります。
小さな筋腫であれば、症状もひどくない場合が多く、妊娠への影響もそれほどないでしょう。
しかし、大きくなってしまうと私生活にも影響が出て、早産や難産を引き起こすこともあります。
ブライダルチェックの項目② 子宮内膜症
10人にひとりが子宮内膜症といわれています。
不妊症では20-30%にみられ、進行すると癒着が見られ、不妊の原因のひとつと考えられています 。
本来は体外へ月経出血として血液とともに排出される子宮内膜が、子宮腔の表面ではなく、骨盤の腹膜や、卵巣などの中に入り込んでしまうこと。
月経痛が強く、性交痛を訴える場合もあります。
ブライダルチェックの項目③ 卵巣腫瘍
卵巣に発生する腫瘍には、良性と悪性、その中間的な境界悪性というものがあります。
卵巣に腫瘍ができたからといって、卵巣がんとは限りません。
はじめはほとんど自覚症状がありませんが、大きくなると腹痛の原因になります。
妊娠してから見つかることもあり、 妊娠中は治療が難しいといわれています。
ブライダルチェック④ 貧血
女性は貧血になることが多いです。
妊娠すると胎児に鉄分をとられて、さらに貧血になる可能性があります。
ブライダルチェックの項目④ 糖尿病
糖尿病は若い女性ではめったにないものです。
ですが、もし糖尿病と知らずに妊娠すると、 胎児に奇形ができる確率が上がります。
ブライダルチェックの項目⑤ 風疹抗体価
妊娠初期に風疹になると、胎児に影響がでるかもしれません。
風疹にかかったことがあれば、再感染の危険はなく、風疹抗体価は風疹にかかったことがあるかを調べる検査になります。
ブライダルチェックの項目⑥ 肝・腎機能検査
肝臓や腎臓は妊娠により大きな負担がかかります。
今まで一度もしたことがない人は受けてみましょう。
不妊検査でも受ける項目
ブライダルチェックで受ける場合がある検査の中で、不妊検査でも受ける項目もあります。
実際の不妊検査の様子はこちらから!
➡ 不妊治療の初診時の明細書を公開!不妊検査の持ち物や内容は?
不妊検査でも受ける項目① 子宮頸がん
30才の女性がもっとも発症しやすく、 千人にひとりの疾患です。
子宮頸がんの発生には、その90%以上にヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papillomavirus)の感染が認められます。
HPVは、性交渉で感染することが知られているウイルスで、感染自体は珍しくありません。
多くの場合、症状のないうちにHPVが排除されますが、まれにそのまま感染状態が続くと、一部に子宮頸がんが発生すると考えられています。
もし進行した状態でみつかれば、 子宮を残すことができず、 妊娠をあきらめなくてはいけないこともあります。
不妊検査でも受ける項目➁ クラミジア
クラミジアは、日本で最も感染者が多い性病です。
女性の約80%、男性は約50%が感染後に潜伏期間を過ぎても無症状なため、知らない内にパートナーに移してしまったり、発見が遅れてしまうことが多いです。
男女ともに感染してから数年経って発覚するケースも多く、「心当たりがない!」と原因がわからず驚くこともあります。
特に女性は、症状が分かりづらいうえに、放置すると不妊症や婦人科系の病気のリスクを高めるので気を付けましょう。
不妊検査でも受ける項目③ 甲状腺機能異常
甲状腺の機能異常は女性に多く、 30才前後の若い女性にも多くみられます。
生理の異常や、橋本病では流産の原因になります。
不妊検査でも受ける項目④ CA125
子宮内膜症があると増える物質です。
もともと卵巣がんの診断のために見つけられた検査ですが、 症状のない場合は数値が出ず、進行した子宮内膜症などで上昇します。
不妊検査でも受ける項目⑤ ホルモン検査
ホルモンの基礎値を調べます。
生理不順で受診したことがあると、受けたことがある方も多いと思います。
不妊検査でも受ける項目⑥ AMH
卵巣にどれだけ元気な卵子が残っているかを調べます。
数値が表すのはあくまでも卵子の在庫の目安で、その卵の質がいいか、順調に育つかは、年齢によって異なります。
不妊検査でも受ける項目⑦ 排卵の確認
排卵しているかどうかを調べます。
卵子が育っているかを、超音波で確認し、採血により黄体ホルモンが上昇していれば、 かなりの確率で排卵していると言えるでしょう。
ブライダルチェックは助成金があるものと自費のものに分かれる
基本的には自主的に検査を受けるので、自費になります。
ただし、 風疹抗体検査と子宮頸がん検査については、市からの助成があると思います。
受けられる時期などは場所によって違うので、お住いの地区の市役所に問い合わせてみてください。
ブライダルチェックを私が受けたキッカケ
年明け頃に、 2014年度の市の無料健診の通知が届きました。
乳がんと子宮頸がんの検査で、その期限が秋くらいまで。
ちょうどいい機会だと一念発起した私は、ついでに基礎体温もつけて、総合して診てもらおうと決意!
ブライダルチェックの前に基礎体温をつけ始めた
昔に買ってほとんど使わずに眠っていた基礎体温計を引っ張り出して、初めてキチンと自分の体温を計ってみました。
布団から出ては正確でないという事で、毎朝の寝起きに3分間、ベットの中で計るわけですが。。。
まぁ二度寝しますよねー!
おかげで遅刻しそうになる事も(^^;
当然記録をつけていかなければならないので、無料で登録したパソコンサイトに入力。
自動的にグラフになってくれて、印刷もできるし便利なんですが、体温計を見ながらチマチマ入力していくのが、まあダルイこと!
途中で面倒くさくなったりもしたけど、主人との将来の為です。
今は10秒で計れたり、アプリと連携しているのもあるので、長く続けるのなら断然そっちの方がいい気がします(;^ω^)
私が実際に受けたブライダルチェックの検査内容
ブライダルチェックを受けた時期
基礎体温をつけ始めた半年後。
2014年の夏の終わりに、近所の内科・産婦人科に予約しました。
(※ちなみに実際に結婚したのは2014年の冬になります。)
抗体検査
- トキソプラズマ
- おたふくかぜ
- 水痘
- 麻疹(はしか)
- 風疹
それぞれの抗体があるかどうかの検査です。
ホルモン検査
- LH
黄体形成ホルモン - FSH
卵胞刺激ホルモン - PRL
乳腺刺激ホルモン - E2
卵胞ホルモン
など、様々なホルモンの値を検査します。
その他
- 乳がん検査
- 子宮頸がん検査
- 血液一般検査
- 基礎体温指導
ブライダルチェックの気になる検査結果は?
結果は、すべてシロ!
ホルモン値は若干低い部分もあるものの、平常値内です。
基礎体温表はガタガタなので論外な訳ですが(´-∀-`;)
先生には、現在生理が止まっていないなら、漢方や低用量ピルなどで整えていくほかないでしょう、と言われるにとどまりました。
妊娠は出来そう?
一番心配だった、将来的に妊娠できるのか? という質問も、
「特にこれと言って異常は見られないけど、妊娠は複合的なものだから。
うちは産婦人科だから、今は治療の薬も色々あるけど、これ以上詳しくは専門の不妊治療の病院に行かないとね〜」
とアッサリ突き放されてしまいました(~_~;)
大病がなくホッとしたものの、肝心の生理不順の原因や妊娠問題は謎のまま。
でもこの時点で問題ないとの診断に、まぁそんなもんか〜と、そこまで深く考えませんでした。
ただ頭の片隅に「不妊治療の専門病院」というワードだけは残りましたね。
まとめ
ブライダルチェックと不妊検査の違いですが、どちらも妊娠にかかわる部分を調べるので、共通の検査もあります。
ただし、ブライダルチェックはより総合的に、女性の健康を診断して、不妊検査はより専門的に、妊娠に直接関係するものを調べるといった違いがありそうです。
当然ですが、ブライダルチェックは結婚前に行うもの。
不妊検査は自然妊娠が叶わなかったとき、不妊症を疑うときに行うものです。
似ているようで目的が違う検査になりますし、 受ける時期が違えば検査結果も変わってきますので、ぜひ子供をもちたいと考えている方はチェックしてみてください‼