少しさかのぼって、3月の後半。
今回は衝撃の診断がありました。


クラミジアってかゆくなったり臭くなったりするアレ?
それくらいの知識しかない私は、当然のように無自覚で症状も無かったので、寝耳に水。
しかし、陽性なのなら服薬するしかなく。。。
釈然としないまま、帰宅したのでした。
目次
不妊治療5回めの費用
5回め。保険診療で2,870円。

黄体ホルモンを診るための尿検査も行っています。
クラミジア検査は、3回めの受診時に行っていたものの結果が出たのですが、今まで性感染症とは無縁で意識したこともありませんでした。
クラミジアとはどんな病気なのでしょうか?
クラミジアとは
クラミジアはクラミジアトラコマティスという細菌が原因で感染します。
この細菌は粘膜同士の接触、精液や膣分泌液を通して感染していきます。
行為そのものが無くても、口の粘膜や唾液でも感染するため、尿検査で陰性でも咽頭検査で陽性になる場合も。
クラミジアが感染する原因
クラミジアの感染は、保菌者との粘膜部分(性器、肛門、喉など)の接触が原因で起こります。
- セックス
- オーラルセックス
- アナルセックス
- ディープキス
一部の条件が組み合わされば他の感染経路も考えられますが、主な感染経路となるのは、いわゆる性行為になります。
クラミジアの感染のリスク
クラミジア感染症はとくに若い女性に多く見られます。
女性の方が性器の構造上感染しやすいのです。
しかしクラミジアの感染がおきるのは性器同士だけではありません。
- 性器から喉
- 喉から性器
- 喉から喉 etc
仮に女性がフェラチオを行うと、
- 男性の性器から女性の喉
- 女性の喉から男性の性器
という2通りの感染経路のパターンが存在します。
つまり男女どちらに原因がある場合でも、何かしらの性行為を持った時点で感染のリスクは発生すると言えます。
クラミジアの無症候性感染とは
クラミジアが拡がってしまう原因は「無症候性感染」にあると考えられています。
原因菌となる細菌やウイルスに感染したにも関わらず、何の臨床症状も発症していない状態のこと
つまり、クラミジアに感染しているのに、本人が全く気が付かない状態のことを言います。
全員に症状が出るわけではない
クラミジアは感染したら必ず症状がでるわけではありません。
感染時の菌の数が多い場合には発症しますが、症状がない状態で感染することが多い感染症です。
感染菌が少ない場合は感染に気が付かないため、無症候性感染として保菌者になります。
しかし症状はなくても、保菌者となったものは、
- 症状はなくても感染力はある
- 無自覚のまま何年間も菌を保持し続ける
という特徴があるために、クラミジア感染症の被害は広がってしまうのです。
感染経路の特定が困難
感染経路に心当たりが無い場合、「過去に性交をした相手」が「無症候性感染をしていたこと」が考えられます。
当然ながら、数週間以内に性的な関係を持った相手が何人か存在する場合には、感染経路や時期の特定は困難です。
そしてたとえ特定のパートナーとしか性交していなくても、お互いに元カレや元カノ(風俗含む)がいるかぎり、無自覚のまま性感染症にかかっている可能性があります。
お互い自覚も身に覚えもなくて、感染が判明してびっくりすることも多いそうです。
クラミジアの潜伏期間
なぜ長期にわたって感染してしまうかというと、クラミジアの長い潜伏期間に理由があります。
通常、クラミジアの潜伏期間は男女ともに1~3週間と言われています。
心当たりのある行為をした後、その期間中に何かしらの症状が出た場合は、高い確率でクラミジアに感染していることが考えられます。
クラミジアの潜伏期間は「最短で症状が出た場合の期間」だった
しかしこれは初期症状がキチンと(?)出た場合の話。
1~3週間という潜伏期間は、あくまで感染から発症までに「最低限かかる時間」に過ぎません。
大半が無症候性感染で初期症状がなく気づかない事が多く、実際どのくらい長期間潜伏し続けるのか、いまだにはっきりと解明はされていないようです。
潜伏期間を過ぎても症状が現れずに、かなり時間が経ってから発症に至ることもあります。
無自覚のまま撃退している場合も
本人は気づいていないけど、例えば風邪などをひいた時に病院で処方された抗生剤を服用して、知らない間にクラミジアも撃退していたということも多いそう。
今回、私の処方された【クラリス錠200】も他の器官の疾患でも出される抗生物質になります。
このような場合、抗原反応は陰性(現在の活動性は低い)でも、抗体反応は陽性(既往歴あり)となることがあるらしいです。
長期間の潜伏の後に発症する可能性もある
医療業界では「長期潜伏する可能性は十分にあり得る」というのが常識のようです。
感染があってもすぐには症状がでないことがほとんどで、数年経ってから、腹痛・性器出血・水様性帯下などの症状がでることもあるそうです。
クラミジアは自然に症状が改善しても、適当な抗菌薬を投与しないと長期に渡り持続感染することが多いため、適切に診断して治療することが重要と言われています。
新しいパートナーができたら性感染検査をしよう
男性の50%以上、女性の80%以上は感染しても自覚症状が出ない、というデータもあるそうです。
つまり、無自覚のまま数年前からずっと菌を保有していたとしても、何の不思議もないという事にΣ(゚д゚lll)
最近の性感染症は、クラミジアに限らず自覚症状がないものが多く、他の性感染症も含めて知らないうちにうつされたり、うつしたりしています。
新しいパートナーができたら、まずお互いに感染症のチェック!
そして正しい予防方法を学んで、お互いの信頼関係を築くことが大切です。
治療はパートナーと一緒にする
現在のパートナーと出会う前のお相手にうつされて、ずっと気が付かないまま。。。
そう思って、過去の関係まで遡って考えると心配になりますよね💦
万が一どちらかが保菌者だった場合、現在のパートナーにうつしている可能性が高くなります。
クラミジアの感染確率は1回あたり30%と言われているので、片一方だけが感染したまま何年も経過することは考えにくいからです。
だからクラミジアの感染が発覚した場合は、パートナーと一緒に投薬、同時に治療をする必要があります。
夫婦で確認と治療をスタート
いずれにしてもクラミジアは感染時期を特定するのが極めて難しく、パートナーと互いにピンポン感染してしまっていたら、「いつ・どこで・誰から」と追及するのはあまり意味のないことかも知れません。
私も主人も浮気するタイプではないので、過去のどこかで感染してしまっていたのかなぁと思います。
が、主人には一応確認のため、ハグしながら出し抜けに質問。


一瞬の間があきましたが、逆に逡巡した分あやしい嘘はなさそう(笑)


人間、予期しない質問に対するとっさの行動は嘘をつけないものです。
シンプルな質問に長々と説明(言い訳)をしてきたり、身体がこわばったり、目線が右に泳ぐ時は何か隠してるかもしれませんよー!
何はともあれ、「お互い身に覚えがない」という事を確認して、仲良く服薬治療です (;^_^A
まとめ
- クラミジアの潜伏期間は果てしない
- 原因追求よりも、早期の投薬治療!
- パートナーと一緒にやろうね
といったお話でした。
性感染症については、なぜか自分は大丈夫だろうと思いがち。
しかしパートナーの元カノの元カレの元カノが、不誠実なチャラ男と付き合っていて、尻軽ちゃんと二股をかけられていたかもしれないのです。
(ややこしい)
男女の関係を持つようになったら、定期的にチェックするべき検査なんだと思いました。