双子を妊娠したと聞いて、皆さんは何を思いますか?
私は小学生のころに、学年で二組双子ちゃんがいた記憶があります。
男×男と、女×女で、どちらもそっくりだったので、一卵性双生児だったのでしょうね^^
先生でも見分けがつかなかったので、全員別クラスにされていました(笑)
その後の人生では、周囲に双子ちゃんがいたことがなかったので、イメージとして残っているだけで双子はどこか遠い世界の存在。
まさかこうして双子を授かることになるとは思ってもいなかったです(^^;
実際に双子を妊娠して感じた【双子あるある】、本当にあったので報告します!
目次
第1位「双子いいなー」
もちろん気軽な気持ちだと思いますが、
かわいいよね!
私も双子がよかったな~
…まあ世間一般ではこんな感じですよね。
かく言う私もそうでした(´Д`)
双子の妊娠も育児も想像を絶する
双子のイメージって、「見た目も中身もそっくり」「テレパシーが通じる」みたいな、「ちょっと不思議でどこか特別な感じ」が一般的でしょうか。
そんなイメージがあるせいか、「双子欲しいな!」「何するにも一緒に終わって楽そう!」って感想を頂くことがあります。
好意的だと分かるので、もちろん笑顔で受け取るのですが、内心は、
と、声を大にして言いたい時もありました(笑)
妊娠出産のトラブル
母体の物理的負担はもちろん、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)などのリスクも跳ね上がり、早産による低出生体重児の確率も単胎妊娠の比ではありません。
とっても順調に健やかに育ったとしても、妊娠8ヶ月目には臨月並みに。
臨月の妊婦さんは何をするにも苦しいものなのですが、多胎はそこから更に大きく辛くなるのです。
Mサイズだった身体が、ウエスト100cm 超えとか想像できます?
もはやお腹というより、お山ですよ。。。(; ̄ェ ̄)
育児の壮絶さは筆舌に尽くしがたい
そして満身創痍の出産後に分かるのは、妊娠中の方が100倍楽とも思えるほどの、双子乳児育児。
双子育児の2〜3割は産後うつになるとされ、グレーゾーンの内在的うつを含めれば半数はゆうに越えると思います。
双子の育児を通して、誰しも一度は精神的にも肉体的にも、限界まで追い詰められるのではないでしょうか。
家族計画は慎重に
双子が欲しい! と思うのは自由ですが、本当に大丈夫? と聞きたい(⌒-⌒; )
私だったら、単胎の方が安心できて良いけどな(笑)
けども! ね!
狙って必ずしも授かるわけではないとは思いますが、個人的には多胎希望で不妊治療を進めるのはオススメ致しません。。。
第2位「双子って遺伝?」
次に言われるのは、
最近は出産の高齢化で双子が増えてきてるみたいだね!
どっちでも良いじゃん! と思いつつ、実際の不妊治療の内容まで詳しく伝えていない時は、上記のようにふんわりと返していました^_^;
別に聞かれるたびに懇切丁寧に説明する必要はないので、早々と話題を切り替えるのもいいと思います。
双子は高齢でも確率が上がる?
30代後半の高齢になってくると、若い頃よりも卵胞刺激ホルモン(FSH)が上昇し、複数排卵がされるようになるので、多胎の確率は上がるそうです。
また、ホルモン治療で排卵誘発剤の服用があった場合も、副作用として多胎妊娠があります。
もちろん体外受精で、複数の胚を子宮に戻した場合、着床率も上がるので、不妊治療での多胎妊娠の確率は自然妊娠のものより高くなります。
そういった不妊治療の浸透もあり、1974年~1976年の3年間は出産1000件あたり5.8件前後、1987年に6.6件だったものが、その後は急上昇して2003年には11.0件に達しています。
そして現在では、全体の1.8%ほどまで上がっているというデータもあるそうですよΣ(゚Д゚)
自然妊娠では遺伝だけ?
必ずしも遺伝とは限らないようです。
実は多胎妊娠になる明確な要因は解明されておらず、偶発的と言われています。
一卵性は全世界どこでもまったく同じ確率で現れると言われており、人種によって二卵性の確率が変わるそうです。
なんだか不思議ですよね!
近親者に双子が多い理由
- 卵胞刺激ホルモン(FSH)がもともと多い体質
- 成長ホルモン(IGF)がもともと多い体質
どちらも卵子の成長を助ける働きがあるホルモンで、遺伝的にそういった体質を引き継いでいると、双子ができやすいと言えます。
同じように、背が高い人(成長ホルモンが高い)は双子率が高くなるそうです^ ^
第3位「双子だから2倍!」
これも多いですね~
うん、母体まで「2倍」になったら、ふつうに怒られちゃうよーーー\(^o^)/
妊娠中の体重管理も難しい
昨今の妊娠時の体重管理は、なかなか厳しいところが多いようですね。
私のところはそこまで厳しくはありませんが、やはり太り過ぎは健康上よくありませんから気をつける必要があります。
私の場合は元が大食漢で、入院中にもかかわらず間食している身なので、説得力に欠けますが(笑)
基本的には単胎と同じように気をつける
妊娠中の急激な体重増加は、母体にも胎児にも負担をかけてしまいます。
特に初期は赤ちゃん分のカロリーを多く摂る必要もないので、「双子だから2倍食べてもいい」というのを真に受けては危険です(^^;;
ちなみに私は、普段はたくさん食べても体重が急激に増加することはないタイプでしたが、妊娠中は体質が変わるのか、総じて太りやすかったですね。
便秘や浮腫みが人生最高にひどかったりで、出産間近の頃は体重計に乗るのが恐ろしかったです!
食事で気をつけること
食べ過ぎも困りますが、食べられない方が怖いですね。
胃の圧迫による気持ちの悪さは、分食にして少量ずつカロリーをとるようにすると和らぐようです。
他には、
- 塩分を摂りすぎない(妊娠高血圧症候群の危険)
- 鉄分をしっかり摂る(鉄欠乏性貧血や胎児発育不全のリスク)
- 水分を制限しない(血栓症になる可能性)
など注意するようにしましょう。
出産準備品は多かった
全て2個ずつ買ったわけではありませんが、大部分は2倍の量になりましたε-(´∀`; )
大物系のお買い物も倍になるので、
- 電動ゆりかご
- ベビーベット
- チャイルドシート
- チャイルドチェアー
- バウンサー etc
もし購入を検討する場合は、お部屋の広さと予算と相談が必要になりますね(つД`)ノ
特におむつやおしりふきなどの消耗品は、多めに買っておかないとあっという間になくなります。
ネットでまとめ買いがおすすめです。
おしりふきは色々なメーカーを試しましたが、値段と品質の良さのバランスが一番よかったのは、赤ちゃん本舗のおしりふき。
毎回箱買いしております(*´∇`*)
まとめ
どんなものでも、少し珍しくて可愛いものは、皆さん大好きだと思います。
ただ双子に関して言えば、一皮むけば休まることを知らない戦場のようなものなので、「可愛いから私も欲しいぞ!」的なノリで本気の双子妊活すると、痛い目に合うかもしれません(笑)
とはいえ、授かってしまえば、どんなに大変でも「愛おしいから許せちゃう」ものです。
世の多胎妊娠のママさん、一緒に頑張りましょうね^^