本日は管理入院をしている病院で両親学級がありました。
妊娠中期以降に1回だけ受講するといった両親学級も多く、各自治体や産婦人科などで行われます。
この病院ではマタニティクラス(MC)と呼ばれ、中期と後期に一回ずつあります。
土曜日に行われるので、原則は夫婦での参加ですが、ママだけできている方もいらっしゃいました。
母親学級との違いやそれぞれの目的、実際にどのような流れで行われたのか、両親学級の内容はどんなものだったのか、詳しくレポートします。
目次
母親学級と両親学級の違いと目的
母親学級の目的
母親学級では、助産師や栄養士から妊娠・出産・産後について説明してもらえる場です。
妊娠時期に合わせて複数回行われることが多いようです。
- 出産に関する疑問・不安・悩み
- 妊娠中の食事
- 陣痛が起こった時の対処法
- 分娩時の呼吸法
- 授乳の仕方
- 赤ちゃんのお世話全般
- ママ同士の情報交換
- ママ友作りの場 など
母親学級はママになるための準備として、同じ時期に出産する妊婦さんが参加するものになります。
私が参加した母親学級
私も入院になる前の妊娠12w頃に、市が主催の無料の母親学級に参加した事がありました。
普段は、病院外の自宅出産を希望した時に、自宅に派遣されお産を介助する仕事をしているという助産師さんが講師を務めていました。
その時の母親学級の内容は、
- お産の仕組みと流れ
- 胎盤の役割
- 分娩時に使う筋肉の鍛え方
- 前陣痛が始まるまでの流れ(乗り切る為にオニギリがお勧めとか)
- 出産中の胎児の様子を人形を使って詳しく説明
主に出産時に様子についての超具体的なお話が中心でした。
ぶっちゃけ妊娠中や出産前のお話も聞けるものだと思っていたところ、いきなりの出産本番前後のお話で、いまいちついていけなかった思い出があります(^^;;
しかもこの一回めで入院してしまったので、母親学級に参加することは二度となかったのでした。。。
両親学級の目的
母親学級がママ中心だとすれば、両親学級はパパが妊娠・出産・育児について知り、ママの身体の変化について学ぶ場になります。
- 妊娠中の過ごし方
- 栄養バランスや味付け
- 妊娠中にできるペアストレッチ
- 妊婦ジャケットをパパが着用して妊婦の疑似体験
- 新生児と同じ重さの人形を使った沐浴体験
- 赤ちゃんの抱き方やおむつ替え方 など
座学だけでなく、体験学習も行われます。
グループワークなどもあって、同じ立場のパパ同士の会話も貴重ですね。
夫婦揃って出産や育児の大変さを疑似体験をすることができ、実際の経験者の話などを通じてパパの自覚が芽生える効果も。
妊娠中のママの気持ちを一般的な意見から聞くことによって、ママの不安やストレスが多くの妊婦さんが共通して持っている悩みで、1日1日が大変なんだということを理解してもらえるチャンスでもあります。
ぜひ、夫婦で参加したいプログラムですね^^
実際の両親学級の様子
私が参加した病院主催の両親学級の講師は、病院専属の助産師さんでした。
この病院では希望をすれば、助産外来と言って、補助券1枚(実費だと4000円)で助産師さんが腹部エコーなどの妊婦健診と保健指導を併せて行ってくれるシステムがあります。
通常の妊婦健診だけでなく、ママにより寄り添った診察で、助産師さんから個別のアドバイスがもらえます。
マイナートラブル・お産の準備・おっぱいについてなど、普段の健診ではゆっくり聞かない細かいところまでフォローしてくれます。
対象期間は、妊娠16w~36wまで。
初期の経過が良好で、合併症(糖尿病、高血圧、心疾患など)がなく、妊娠経過の順調な方のみ対象。
単胎のみで、双子や三つ子の場合はハイリスク出産にあたるので対象外になります。
そこで妊娠中の相談から、出産まで立ち会っている助産師さんが主催されているようです。
若干の東北訛りが可愛いおばちゃん助産師さんでした。
両親学級の内容① ペアワーク
参加者は私たちを含めて、夫婦3組と奥様のみが参加1組でした。
今後の両親学級についてと、今日の簡単な流れの説明の後、2組に分かれて20〜30分くらいフリートーク。
私たちとペアになったのは、同じ21wのご夫婦で、奥様がおっとりしつつ、きちんとお話も出来る方で、旦那さまは聞き上手で優しそうな方でした(^-^)
話した内容としては、
- バースプランについて
- マイナートラブル
- 現在の身体の不調
- 現在〜出産後までの不安ごと
- ベビーグッツについて
- 名付け問題 など
思いつくことを取り留めもなく話す感じ。
その後、話題に上った事柄を共有。
助産師がその話題について、疑問や質問に答えたり、詳しく解説を付けていく形式で発表していきました。
両親学級の内容② 妊婦体験
いったん休憩を挟み、その間に旦那さまたちは、妊婦さんと同じ重さ(9kg)のベストを付けて、妊婦体験をしました。
- 重い
- 動きずらい
- 肩が凝りそう
などなど、旦那さまの声に、奥様は深く頷くばかり。
主人は屈むのは辛そうかな〜と言いながら、ピョンピョン跳ねたり、前屈して楽しんでいました(;´∀`)
しかし管理入院中に双子ママの臨月のお腹を日常的に見てるせいか、9kgのお腹が小さく感じます。
双子の臨月時の見た目だけでいえば、軽くこの2.5倍は確実にあるよ。。。
両親学級の内容③ 妊婦の身体の変化について学ぶ
次に妊婦の身体の内蔵パーツを正しい位置に当てはめるゲーム。
まずは体の絵が描かれた白い紙が配られ、そこに内臓の場所を書き込んでいきます。
次にホワイトボードを使って発表。
その際に、ママたちが現在感じている身体の部位ごとの不調も書き込みます。
- 腰が痛い
- 便秘
- 頭痛
- お腹が張る
- 倦怠感
- 胃が重い
- ガスがたまる など
実際にパーツを組み合わせていくことで、胎児がお腹にいるために、内臓の位置が変わっていく様子がわかります。
答え合わせの時に、子宮が大きくなることで他の内臓が圧迫され、上記のような妊婦特有の不調が起こる仕組みの説明がありました。
これにはパパさんたちも納得。
ママの不調はただの精神的なものではなく、赤ちゃんを受け入れ育てていくために、自らの体のつくりまで変えてしまうせいで起こるものだと分かって、ママが不調のせいで苛々ピリピリする気持ちも汲んでくれるようになるのではないでしょうか(笑)
両親学級の内容④ 教材に使われた本は「産むブック」
間あいだに、教材本に指定されている「産むブック」という本の朗読もありました。
「産むブック」は、平坦な優しい言葉で妊娠・出産についての書かれている本。
妊娠中の身体の変化についてや、ママの不安な気持ちについて、パパにも伝わるようになっています。
読むとポジティブシンキングになれるから、落ち込んだ時は読んでみてくださいね〜と助産師さんに勧められましたよ!
明るく楽しいマタニティライフにするためにも、妊娠中に夫婦で一度は目を通すといいかもしれません(*’▽’)
妊娠中に落ち込んだ時に読みたい本「産むブック」
最後にこの病院で出産するにあたっての、理念や方針、設備などの説明とDVDを見て終了です。
全行程で1時間45分くらいでした。
両親学級に参加しての感想
正直、長期入院で体力が底辺になっていたので、途中何回か頭痛と疲労感で意識が遠のきそうになりましたが、無料配布されたミネラルウオーターを気つけ剤に最後まで耐えた感じです(^_^;)
両親学級の目的は達成できた!
- 胎児の成長や妊娠してからの身体の変化・不調などをパパに知ってもらうこと。
- 自分の奥さまだけでなく、妊婦さんは皆つらくて不安な気持ちを持っていること。
- 妊娠・出産について同じ立場のパパ同士の交流を通じて、旦那さまに肌に感じてもらう機会を作ること。
こういった目的は達成できたのではないかと思います。
体調は優れませんでしたが、主人と一緒に参加できてよかったです^ ^
もし両親学級に誘った時に参加を渋ったり、参加しても消極的だったり、妊娠出産について学ぶ場を嫌がるパートナーだと、この先やっていけるかしら?と不安になります。
主人も含め、今日のメンバーの旦那さまたちは皆様いい感じで、奥さまに寄り添っている様子が素敵だなぁと思いました。
「手伝おうか?」という他人事ではなく。(そもそも自分の子供の世話を「手伝う」って、その発想が変です)
助産師さんに直接質問してみた
助産師さん直伝「張り」のチェック方法
助産師さんが直接触診しながら、張りのチェック方法について教えてくれました。
- 張ってる? と思った時に、自分の子宮部分を手の先ではなく、手の腹で何か所か押してみる。
- その時に弾性(力で押したときの変形が力を除くと元に戻る性質 )があれば、それは子宮収縮ではなく、腸の動きや便秘・ガスが溜まってるのが原因のお腹の張りである事が多い。
- 手の先で押すと、どうしても固く感じてしまう。
- 手の腹で押してもカチカチで戻らないくらいであれば、子宮収縮の張りと言えるので、すぐに横になって休むと良い。
なるほど〜
なんだか実践的な見分け方で、すごく腑に落ちました。
思えば妊婦性の便秘に気を取られすぎて、すっかり忘れていましたが、私は呑気症・空気嚥下症の気があるため、無類のガス溜め込み気質。
それにより胃に空気が大量に入り込み、お腹が張ったり、げっぷやおならが異常に排出され、時に不快感や痛みが出る。
ただし空気なので、おならが臭くないのが特徴。
その割に最近、特にマクドナルド手術の後くらいから、あまりおならが出ていません。
普段なら腸に空気がたまってる感じがすれば、マッサージや腸を捻るような体操などをして腸を動かして出していました。
この立った時に硬くパンッパンになるけど、弾性のある太鼓腹は、腸に溜まりまくった「呑気症・空気嚥下症による空気」「便秘によるガス」が原因の可能性が高そうです。
張りではないとわかって一安心だったけど、これはこれで問題になりそうだ。。。
ひとつ解決して、新たな課題があぁぁ(ノД`)・゜・。
管理入院生活25日めの様子
午前中に退院の準備
午前の体温(36.8℃)、血圧、心音、NSTも異常なし。
相変わらず、さざなみのような弱い揺れはあるそうですが、 分かりやすく山になるような張りはない模様です。
朝に会計の事務の方が見えられ、日曜退院は会計ができないと言われたので、今日中に明細を出してもらえないか依頼。
昼ごはんの前にシャワーに入って、午後の両親学級に備えて準備。
ついでに現時点でもう使わない荷物をまとめていたら、お昼ご飯の時間には息も絶え絶えです(−_−;)
立ったり座ったり上半身だけの動きなのに、グロッキー状態で、思わずベットに横になってしまいました。
午後は両親学級とお見舞い
両親学級の後、部屋に戻ると母もお見舞いに来てくれたので、しばらく横になりながら談笑。
主人が先に帰ると、倦怠感と眠気が一気にきます。
だがしかし。
ここで寝ると、この後のごはんとシャワーの予約時間が!
頑張って乗り切って、グッタリしているとあっという間にNSTの時間に。
夜の体温(36℃)、心音、血圧、異常なし。
NSTをつけてすぐ、お腹がキュルルっと若干の痛みと、固く動いた感じがしたので、ついに張りが来たのかも⁈
と思いましたが、結果を聞くと張りは0カウントでした(^^;;
私の大腸は、主張が強すぎる問題児のようです。。。
まとめ
- 母親学級と両親学級は、ママが主体の場か、パパの理解・体験を深める場かで、目的の違いがある
- 実際に参加してみて、同じ妊娠週数の夫婦同士のコミュニケーションの場としても機能していてよかった
- 助産師さんの意見は体験が伴っていることもあり、時に医師よりも実践的でわかりやすいこともある
というおはなしでした。
今回は参加人数が少なかったので、個人的な相談ができてよかったです。
市の主催の母親学級は大人数だったので、とてもそんな雰囲気ではありませんでした。
妊娠中の素朴な疑問や不安は、助産師さんに相談してみると私のように解決することもあるかもしれません。
妊婦健診も4週間も空いて不安!って時は、助産外来を利用してきめ細やかな診察を体験してみるのもいいと思います(^▽^)/
しかし今日は朝から晩まで疲れました。。。
妊娠前の100分の1すら動いてないというのに(~_~;)
今日無理したぶん明日の頸管長も心配だし、これから先に自宅へ帰ってからの生活も不安になってしまった1日でした。