みなさんは戌の日のお祝いはされましたか?
安産祈願に神社に行く習わしですが、管理入院になってしまった場合、どうすればいいのでしょうか。
私も安定期に入って最初の戌の日にあたる1/17に参拝する気満々だったのですが、その前に自宅安静命令が出てしまったので、泣く泣くキャンセル(´;ω;`)
でもそんな時にも安心なシステムが神社にはあったのです!
目次
戌の日とは何をする行事か
私は おばあちゃんっ子だったので、日本のしきたりや風習が大好きです。
とはいえ、ゆるく生活の一部になっているので、知らないことも多いのですが(^_^;)
戌の日のお祝い
戌の日のお祝いとは、多産でお産の軽い犬にあやかって、安産祈願をする日本独自の習わしです。
「帯祝い」とも言われて、「岩田帯」と呼ばれるさらしの布でできた腹帯を贈られ、神社に参拝する行事になります。
正式なしきたりは諸説地域によって違いますので、両家のご両親に聞いて見るのも良いかもしれませんね(o^^o)
戌の日のお祝いはいつ行くのか
基本的には、妊娠5ヶ月めに入った最初の戌の日にいくとされています。
ただし、もともとは「不安定な時に何かあったら大変なので安定期に入った頃にお祝いしましょう」という古来からの知恵なので、絶対に何時何時までに行かなくてはダメ! というものでもないようです。
戌の日は、十二支で11番目なので12日に一回戌の日が毎月回ってくるので、一カ月に2~3回チャンスがあります!
戌の日のお祝いは誰と行くもの?
昔はお嫁さんの実家が同行するものと言われていたので、実母と一緒に行くというケースが主流だったようです。
ただ現在では、お参りのスタイルにも変化が出てきていて、夫婦二人で行くケースも多いそうです。
仲が良くて気兼ねがないようなら、義理のご両親と行かれてもいいかもしれませんね^^
腹帯(ふくたい)と安産祈願
腹帯のメリット
腹帯の利点は、お腹の冷えやお腹を支えることで妊娠線防止や、お腹の重みからくる腰・骨盤の痛みの軽減できます。
胎児を衝撃から守ったり、胎児の子宮内での位置を安定させ、発育を手助けするとも言われています。
また、腹帯をまくと体のバランスを安定し、さらにお腹に注意がいくようになって、母親としての実感と自覚の芽生えを促す効果もあるそうです。
良い事づくめのようですが、デメリットはないのでしょうか?
腹帯は必要ない?
そもそも医学的根拠はなく、腹帯を巻く習慣は日本にしかありません。
また、日本は他国に比べて妊娠高血圧症候群、いわゆる妊娠中毒症になる妊婦さんが多く、その一因がこの腹帯にあるのではないかとも言われているらしいです Σ( ̄ロ ̄|||)
もちろん誤った使用法をせず、正しく着用すれば前途のようなメリットもありますが、無理に腹帯を巻かなくても元気な赤ちゃんは産まれます。
現代では安産祈願だけして、腹帯はしないという方もいるかもしれませんね(^^;
腹帯のさらしタイプのデメリット
さらしタイプは巻き方のコツがあり、正しいやり方を病院や助産師さんに指導を受ける必要があります。
何故なら巻き方を間違えると、恐ろしいことになりかねないのです。。。
腹帯やガードルでおへその上までしっかり締め付けてしまうと、子宮と背中の間にある大静脈が圧迫され、心臓に血液が戻りづらくなり、浮腫みや下肢静脈瘤が出るようになります。
胎児に血液を送ろうと、心臓のポンプがフル活動すれば血圧も上がり、それによって高血圧になると腎臓に負担がかかり、さらに尿タンパクが出てしまうという魔の連鎖!
また、胎児に送られるべき血流も不足し、胎盤機能不全を起こす可能性も。。。
実際に双子の妊婦の私が購入した腹帯は?
昔ながらの反物のように巻かれた腹帯も素敵だと思いました。
が!
浴衣の着付けでも帯が1番苦手な私には、骨盤はしっかり・お腹は緩くといった「適度な巻き方」など出来そうになかったので、さらしタイプはやめておくことにしました(;’∀’)
お腹の上までがっちりとくるガードルタイプも、多胎妊娠の私にはきつくなってしまいそう。。。
双子は単胎よりも更にお腹が大きくなる事を考え、
- トコちゃんベルトが腹帯になる付属品を追加購入
- ショーツ一体型の物(レビューで支える力が弱く、緩めとなってるのを逆に選択)を購入
これで準備万端です!
もともと持っていたトコちゃんベルトも妊婦帯になります。
妊娠初期にそろえておくと、産後まで長く使えてお得です!
管理入院中でも戌の日のお祝いをしたい!
だがしかし。
まさかウテメリン点滴のまま出かけるわけにもいかないので、絶対安静の管理入院中では、神社に参拝など夢のまた夢です( ノД`)
代理祈祷というシステムを利用しよう
管理入院に突入し、退院のめどが全く立たなかった私。
諦めるしかないのかなーと思っていましたが。。。
なんと神社には代理祈祷というシステムがあったのです!
代理祈祷とは、本人が諸事情で参拝できない場合、ご家族などが代わりに参拝し、祈祷を受けるものになります。
ちゃんと本人に向けて安産祈願もして頂ける上、持ち込みの腹帯もOKな神社もある様子。
郵送で対応している所もあるみたいです(^_^)
主人も仕事が休めそうになかったので、腹帯を母に託し、1/29の戌の日に参拝してきてもらいました。
本人は行ける時が来たら行くことにします!
戌の日の安産祈願を代理祈祷で行った様子
母が行ったのは、地元からそう遠くもない、こじんまりしつつも歴史のある神社。
- 受付時間が10:00〜15:00
- 平日は事前予約(土日は必要なし)
- 腹帯複数持ち込みOK
創設は約400年前だと言うから、ご利益もありそうです(^^)
戌の日の祈祷を受ける際の服装
服装も正装でなければ駄目といった決まりはないですが、神仏に詣でるもの。
あまりカジュアルになり過ぎず、素足やサンダル、露出の多い服装は避けるべきかなと思います。
また、冬場は冷えますので、温かい恰好をしていきましょう。
戌の日の安産祈願の祈祷料はいくらくらい?
5000〜15000円程と言われています。
神社によっては双子だと祈祷料が変わったり、それに伴い授与品の内容が変わる場合も。
また、持ち込みの腹帯の数やデザイン(岩田帯のみ等)規定があったり、購入できる腹帯の種類を選べたりするようです。
神社によって千差万別なのでHPで確認の上、事前に電話で問い合わせるなどしましょう。
戌の日のお祝い当日の流れ
- 手水で清める。
- 祈祷申込所で妊婦の名前・生年月日・住所・電話番号・予定日などを申込書に記入。
- 表書き(初穂料、苗字)をして熨斗袋に入れた祈祷料(5000〜15000円程)を納める。
- 待合室から本殿に呼ばれ、お祓いを受け、祝詞を聞く。(複数人合同の場合もある)
- 祝詞奏上の際は軽く頭を下げ(45度くらい)、最後に姿勢を正して「二拝・一礼・一拝」
- 腹帯やお札、御守りなどを授与品受け取って終了。
自分で使う実用的なものを購入していて、その腹帯をあわせて祈祷したい場合は、 まずは参拝する予定の神社に腹帯の持ち込み対応をしているか確認しましょう。
そして当日の受付の際に、前もって持ち込みをしたい旨を伝えて預けること!
おおよそこんな流れだったそうです。
母が行ったのは平日の昼間で天気も悪かったので、ほぼ貸し切り。
ご利益をふたり占め出来たかもしれません(笑)
まとめ
赤ちゃんが出来て、初めての行事。
本当は一緒に参加したかったですが、可愛いお守りも頂けて、とっても嬉しかったです(^^)
戌の日や帯祝いにこだわる必要はありませんが、体調が安定したらぜひ、大事な人と安産祈願に行ってみて下さい。
良い思い出になると思います!